ディスクブレーキのお話し。 だいぶ前のブログのつづきです。
なぜ、ディスクブレーキの方がVブレーキよりも制動力が高いのか? です。
シマノ DEORE M-590 Vブレーキレバー&ブレーキアーチ
ブレーキが良く効く! とは、摩擦力(ブレーキパッドなどの違い)を抜きにすると、少ない手のチカラで、いかに大きな挟むチカラを発生させるか。 ということです。
上写真Vブレーキの構造をカンタンにいうと、ケーブルをレバーで引っ張って、挟むチカラを発生させます。
Vブレーキの場合、手のチカラの増幅は テコの原理 を応用したものです。
これに対しディスクブレーキのチカラの増幅は パスカルの原理 を応用したものです。
テコとパスカル。 理科で習ったような・・・ 習わなかったような・・・
ディスクブレーキのレバーは別名 マスターシリンダー とも言います。細いピストンでフルードを押し出す、注射器のようなモノです。
シマノ DEORE XT M-775 ブレーキレバー
このレバーからホースを使い、ブレーキローターを挟むキャリパーまでブレーキフルード(シマノの場合はミネラルオイル)で満たされていて、面積の広いキャリパーのピストンを押し出し挟むチカラを増幅します。
この挟むチカラは強烈で、Vブレーキであれば イテテテテッ くらいですが、ディスクブレーキのピストンで指を挟むと、病院送りでしょう。ゼッタイにやらないでください。
テコの原理からいくと、Vブレーキレバーを ウーーーーン と長くすればチカラの増幅ができますが、ハンドルスペースや、長くなったレバーのひき量・たわみなどで、ディスクよりも先に限界がきます。
つまり、限られたスペースでチカラの増幅が出来るのは、パスカルの原理を応用したハイドローリックディスクブレーキシステム(油圧)に軍配があがります。
じゃあメカニカルディスクは?と思った方は鋭い!
メカニカルディスクは、だいたいどの製品もVブレーキと共通のレバーを使用するので、挟むチカラの増幅だけでいうと、Vブレーキと同程度です。


シマノ DEORE XT ディスクブレーキ トレンドのラジアルマスターシリンダー構造のレバーと、ワンピースモノブロックのキャリパー。オールマイティーなMTBシーンに対応する中級モデルです。
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湘南台店 小野