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鉄下駄ホイールの特徴、さらにはそのメリットをチェックしてみたいと思う。また鉄下駄ホイールを実際に軽量のミッドレンジモデルホイールに変えるとどうなるのか?重量なども合わせて確認をしてみる。
たぶんロードバイク初心者さんがロードバイクを購入して一番初めに着手するのがホイール交換ではないかと思います。というわけで鉄下駄ホイールをシマノアルテグラのホイールに変えてみた。
世間やショップではやれデュラだカンパだフルクラムだマビックだ・・・といいます。
しかし、日本の誇るシマノの廉価なミッドレンジのホイールはかなりいいですよ!
その重量差などチェックしてみてましたので、ぜひ参考にしてみてほしいと思う。
鉄下駄ホイールとは?
鉄下駄とは読んで字の通り鉄でできた下駄です。マジで重いです。普通にある鉄下駄で片方が1kg以上。2kg以上ある鉄下駄もあります。
これがロードバイクの鉄下駄というと重たいホイールのことを指します。そこそこの価格帯で売っているロードバイク完成車などについている、無名ブランドや有名ブランドでも廉価版のホイールのことを指します。
具体的には前後ホイールペアで2kg以上になると立派な鉄下駄ホイールとなるでしょう。
よく使われているホイールでシマノの最低価格帯ホイールとして名高いWH-R501というホイールがあります。前後ホイールペアで約2kgです。
出典:アマゾン
- コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル
- シマノホイールの技術と信頼性を気軽に体感できます。
- クリンチャータイヤ対応。スポークタイプ:ラウンド。サイズ:700C。カラー:ブラック。
- 対応カセットスプロケット:シマノ8/9/10スピード
WH-R501は10速までとなっているので11速の廉価ホイールはWH-RS100という安いホイールがあります。
出典:アマゾン
このあたりの価格帯で、ペアで約2kgあれば鉄下駄ホイールと言ってもいいでしょう。
鉄下駄ホイールのメリットは?
ロードバイクは軽さが命と言っても過言ではありません。ロードバイクを構成する重量比でホイールに占める割合はかなりあります。
約8kgのロードバイクであればそのうちの約1.5kg前後はホイールが占めているでしょう。鉄下駄認定ホイールだと2kgですからその差は前後で約500gとなります。
パーツ重量とパーツ価格はよく比例するといいますが、それは廉価版での話であって、トップモデルパーツなればあまり比例はしません。
それでも鉄下駄ホイール1、2万円程度2kgのホイールから5万円くらいのミッドレンジホイールに買い換えれば上記の1.5kg程度の重量になりコスパは抜群ではないでしょうか。
そんな重たい、足かせでしか無い鉄下駄ホイールですが、メリットはあるのでしょうか。実は鉄下駄ホイールにもメリットはあると考えます。そんな重箱の隅を突っついてみましょう。
日常のロードバイクトレーニングに最高のパートナー
鉄下駄ホイールはいつもの河川敷サイクリングコースでの最高のトレーニングパートナーと言っていいでしょう。
鉄下駄ホイールですからレーシングタイヤではなく、これまた廉価でパンクに強くトレッド、サイドウォールとも厚めのタイヤがベストマッチ。これでトータル800gは重くなるでしょう。
鉄下駄やマスコットバットなど本ちゃんで使うアイテムに重しをしてトレーニングや準備をする。さらにはそれによる本番のパフォーマンスアップは誰しもやること。
ぜひ、余っている鉄下駄ホイールをいつも乗っているバイクに履かせて鉄下駄トレーニングをしてみてはどうだろう。
平地ストレート主体のコースにうってつけ
鉄下駄ホイールは重たいですが、それを感じるのは漕ぎ出しやヒルクライムにおいて強く脚にくるでしょう。
しかし、鉄下駄ホイールも走り出してしまえば、実は慣性という強力な後ろ盾があります。この慣性を使うと平坦なコースやストレートが多いコースには有利になることも。
ペダリングを止めても、軽いホイールよりも慣性が効いて、伸びがあります。
フラットコースで一度鉄下駄ホイールを試してはどうでしょう。
頑丈ホイールはキャンプ旅や輪行に最高
鉄下駄ホイールはリムはもちろん、スポークなども丈夫にできていることが多い。
もし遠征や輪行サイクリングなどをする場合、軽量ホイールを使うよりもこのような鉄下駄ホイールが安心安全である。
多少の荒い扱いではびくともしない鉄下駄ホイールは非常に助かる。
このところロードバイクでもバイクパッキングをしてキャンプツーリングなども流行っている。荷物で重量が重くなった場合なども鉄下駄ホイールは重宝するだろう。
このようなシチュエーションでは鉄下駄ホイールを見直しても良いと考える。
曇天・雨天のサイクリング
鉄下駄ホイールであれば曇天スタートでサイクリング出先で雨に降られてもいいのではないだろうか。
実は雨の中でキャリパーブレーキをかけると、思った以上にリムが減る。そのようなことを軽量で高価なホイールだととても躊躇する。
そこで、天気があまり良くない日はラフに扱える鉄下駄ホイールを準備しておくのは良いと思う。
3本ローラー・ローラー台専用
鉄下駄ホイールの最後は3本ローラーやローラー台専用ホイールだ。
外で走るには躊躇するようなタイヤでも室内走りであれば最後まで使い切れる。また固定ローラーであれば専用のタイヤを履かせるのもいいだろう。
ローラー台であれば鉄下駄ホイールのほうが慣性が効いて多少楽もできるし、不満はない。
今買える鉄下駄ホイール
現在買うことができる鉄下駄ホイールはどのくらいあるのだろう。いくつかピックアップをしてみた。
シマノ(SHIMANO) ホイール WH-R501
出典:アマゾン
- コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル
- シマノホイールの技術と信頼性を気軽に体感できます。
- クリンチャータイヤ対応。スポークタイプ:ラウンド。サイズ:700C。カラー:ブラック。
- 対応カセットスプロケット:シマノ8/9/10スピード
シマノWH-RS100
出典:アマゾン
- コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル
- シマノホイールの技術と信頼性を気軽に体感できます。
- クリンチャータイヤ対応。スポークタイプ:ラウンド。サイズ:700C。カラー:ブラック。
- 対応カセットスプロケット:シマノ10/11スピード
カンパニョーロ KHAMSIN カムシンC17
出典:アマゾン
ロードバイクで使える鉄下駄ホイールは以上3点を紹介させてもらった。
続いて鉄下駄ホイールをミッドレンジホイールに履き替えると、どのくらい変わるのかをチェックしてみよう。
鉄下駄・アルテグラホイールスペックチェック
ウチの長女が週末に榛名山ヒルクライムにチャレンジをします。
そこで、鉄下駄ホイールをアルテグラホイールに交換することにしました。
各スペック | 交換前:鉄下駄 | 交換後:アルテグラ |
---|---|---|
ホイール | シマノWH-R500 | シマノアルテグラWH-6700 |
カセット | CS-4600 12-28T | CS-5700 11-28T |
タイヤ | Vittoria ZAFFIRO 700×23c | コンチネンタルGP4000S 700×23c |
このようなホイールスペックです。R-500はチネリエクスペリエンスについていたホイール。アルテグラは嫁さんが使っていたホイール。
シマノWH-6800スペック
- 対応カセットスプロケット:10/11スピード
- 11T 対応:YES
- スポーク数フロント:16
- スポーク数リア:20
- 平均重量 (QR含まず)フロント:700g
- 平均重量 (QR含まず)リア:940g
WH-6800はなくなり現状だとRS-500あたりが対象になる。
やっぱり少しでも良い機材は使いたいわけです。
ロードバイク初心者が、ある程度走れるようになってくると、いの一番に着手をしたいのが、このホイール交換。
しかし、ホイールもピンからキリまでとてもたくさんのホイールがあります。
そして、このチネリエクスペリエンスにも、シマノの誇る最廉価ロード用完組ホイールWH-R500が組み込まれているわけです。
シマノWH-R501スペック
- 対応カセットスプロケット:8/9/10スピード
- 11T 対応:YES
- スポーク数フロント:20
- スポーク数リア:24
- 平均重量 (QR含まず)フロント:822g
- 平均重量 (QR含まず)リア:1078g
練習なら全く問題ない良いホイールです。こんなホイールが前後で1万ちょいで買えるなんてシマノすごい!
ウチではローラー台練習用、河川のサイクリングコース練習用にいつもストックをしてあります。ただ11速は組めないので新型の105やアルテ、デュラにはダメです。
フロントホイール実測
さて、それでは交換前に重量の実測チェックです。
実際に各ホイール使っているクイックやタイヤ、チューブを組み込んだ状態での実測ですので、より現実的な重量チェックになると思います。
WH-R500フロントホイール実測
まずはシマノWH-R500のフロントホイールは1,440gでした。
WH-6700フロントホイール実測
WH-R500リアホイール実測
クイック、カセット、チューブ、タイヤの全込みで2,040gでした。
回す必要がある回転系で2㎏を超えているので、さすがに重いです。
WH-6700リアホイール実測
アルテグラWH-6700ホイールのほうは1,580gです。
その差460g!これはかなり大きい差ではないでしょうか。
まとめ:ホイール交換考察
組み込んでいるタイヤやカセットなど統一性はありませんが、実際に使用をしているものを、実際に計測をした結果です。
まー、もちろん突っ込みどころ満載の比較ですが、現実現場では、このようなデコボコ、ばらばらの状態ということはよくあるかと思います。
また、組み込まれているパーツも突拍子もないものが組まれているわけではなく、一般的な105系、Tiagra系のパーツです。
そのような普通に選択されたパーツをしっかり計測してみると、意外なほど重量差がありました。
フロントの重量差360g、リアの重量差460g、トータルで820gの軽量化ができたわけです。
この差は、本当に大きく、超初心者のウチの長女が乗っても・・・・「全く違う、ペダル漕ぎ出しからその差を実感できた!」・・・というくらい感じることができるのです。
ホイール交換は、その差が実感できやすい、そしてわかりやすいグレードアップです。
そのグレードアップにシマノWH-6800あたりのホイールでも、かけるコストに対して非常にパフォーマンスが優れていると感じます。まぁ鉄下駄ホイールも使う場所やシチュエーションによっては悪くないと思いますよん。