ロードバイクデビュー

クロスバイク?ロードバイク?クロスをすすめない5つの理由

クロスバイク

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ロードバイクを購入しようと思っているビギナーさん、初心者さんがよく口にする言葉で・・・「ロードバイクとクロスバイクどっちがいいですかねー」というやつ。

そもそも使用用途や価格帯など全く違う2つをならべてどちらがいいかといわれても困る。さらにロードバイクとクロスバイクのどちらかで悩むものなのか・・良く分からないが、実際に多いようだ。

そこでどちらがいいかといわれれば、「ロードバイク!」と言ってしまうオレが・・・クロスバイクはやめておけ!という理由を並べてみる。

この手のコトを書くと、噛みついてくる人がいるので最初に言っておくが、最低でも100マイル(160km)を走りたい・・・という前提で書いている。

(ロードバイクに比べ)クロスバイクは重い

クロスバイク

当然だがロードバイクに比べ、クロスバイクは重い。あたりまえだ。値段帯が違うし使うパーツも全く違う。

ロードバイクでは購入法により海外通販などを使えば、10万程度で普通のアルミ10速ロードバイクが手に入れられる。

それに比べ、廉価パーツでかためたクロスバイクの重量は余裕で10㎏を超えているだろう。

普通に12kgくらい。軽いといわれているジャイアント(GIANT)ESCAPE R3あたりで約10㎏。

その差、数キロというなかれ。持って見るとその差歴然。その重量を走っている時、ずっと背負うわけだから。登りになるとさらに効いてくる。

値段差が倍以上あるのは当然。何から何まで違うのだから。

しかし、この重量差は後でボディブローのように効いてくる。

ということはどう言うことかというと・・・

(ロードバイクに比べ)クロスバイクは遅い

クロスバイク

そう、ロードバイクに比べクロスバイクは(同じ脚力であれば)遅いということだ。

同じ人が同じ出力で同じ距離走れば、当たり前だが、ロードバイクのほうが楽に速く走ることできる。当たり前。

10kmや20㎞程度なら、まー、そんな感じないだろうが、100kmを超えると効いてくる。

休憩後、その重量物に乗りたくないかも。特に仲間がいて、そいつが軽いカーボンロードなんか乗っていたら、さらに差が浮き彫りになる。

履いているタイヤもヤバい。

大体廉価なクロスバイクが履いているタイヤは28Cとか32Cとかのちょっと太めの重量級タイヤだ。

ロード、クロスの重量差は2-3㎏程度かもしれないが、その重量差は・・かなりホイールタイヤ系の加担がある。

ちなみにそこそこのクロスバイクにはMAXXISの700x28Cあたりが取り付けてあるだろうか(前述のESCAPE R3はコレ)。このタイヤの重量が約300gとなっている。かなり軽い部類で、大体がこれよりも重いと思って間違いなし。

120psiのエア圧はいる。しかし、ロード用のタイヤに比べれば、その差は歴然。コイツでも1本100g重い。それに廉価な鉄下駄ホイールと合わせて、ホイール回りだけで500g-1kgの差はあるだろうか。

ホイールという走るうえで、軽いほうが良いとされているパーツでこの差があれば、人間がエンジンなら・・・遅いということがわかるだろう。

先に言っておくぞ。これ乗って100km超えると修行、苦行だぞ。20㎞程度なら好きな方にしろ。

(ロードバイクに比べ)クロスバイクは遠くへ行けない

というわけで、結論的にクロスバイクは遠くへ行けない。

50㎞以内が守備範囲なら好きなモノにしろ。あえてロードバイクにする必要もない。金がないならそっこークロスだ。予算が5万でロードバイクは無理。

しかし、自転車が好きで、だんだん速く走れるようになれば、当然もっと遠くへ行きたくなる。同じ出力なら遠くへ速く行けるロードバイクがいいことは間違いない。

そして決定的なのがそのハンドルバーの形状だ。フラットバーではキビシイのだよ。

ホント50㎞程度であれば、フラットで何とかなるが、それ以上になるときついよ。大体握る場所が1ヵ所でフォームも一定はキツイ。

ドロップバーにはやはり理由があるのだ。

あとね、峠とかをダウンヒルすると、けっこう後悔します。クロスバイクはブレーキがあまりにもプアすぎて、こわいです・・・ダウンヒルは。100km超えると、多少の上り下りは出てくるからね。低い姿勢を取れないフラットバーが恐怖に拍車かけます。

またフラットバーによるアップライトなポジションは、かなり早い段階においてケツが痛くなることも覚えておこう。

(ロードバイクに比べ)クロスバイクはカスタマイズが無理

ホイール交換するヤツいないだろう。クロスバイクじゃ。なぜならホイールのほうが高くつく。クロスバイクは吊るしのまま乗るのがよい。悪いことは言わない。

カスタマイズやろうにも・・・そもそもパーツがあまりないという現状もある。

カスタマイズする場所があるとすれば、サドルとブレーキシューだろうか。あとペダル(ビンディングペダル)

公道を走るならライトとベルは付けよう。

(ロードバイクに比べ)クロスバイクは売れない・安い

えっとですね、けっこう後ろ向きな理由なんですが、ロードバイクにしてもクロスバイクにしても乗る人は乗ります。

で、乗らない人は乗りません。1年乗らなかったら、この先も乗る可能性はありません。

本とか、健康器具なら場所も取らないので、心の痛みも少ないですが、バイクは存在感があります。存在を消したくても、けっこう大変です。

そこでヤフオクなどで売ることになりますが、クロスバイクは二束三文の場合が多いです。

逆にちょっとしたロードバイクであれば、年式が新しく走行が少ない場合、5割程度、ウマく行けば7割くらいでさばけます。(経験談

ビギナージャンルのロードバイクでもみんなが知っているメジャーブランド(ビアンキとかデローザとかトレックとか)ならあっさりといい値段で処分できます。これは大きい。

大物に手を出す場合、出口(逃げ道)をチェックしておくことは、大人として大切なコトだ。

クロスバイク残る道は?

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クロスバイクをけなしているわけではない。

そもそも、守備範囲も値段帯も違うバイクを比べて、どちらにしようと言っているのがワケわからん。ロータスエリーゼとプリウスどっちがイイかな・・・みたいかもしれん。(エリーゼはオレがほしいヤツ)

ちなみにママチャリとクロスバイクならわかる。守備範囲がかなりかぶる。

逆にママチャリはバカにできない。きちんと選ぶとマジ速い。クロスも食える。スーパーママチャリGPで2桁台に入ったチームを引っ張ったオレが保証する。

さて、そうなるとクロスバイクはどうなるのかというと、以下になる。

ロードバイク乗るための練習

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ロードバイクのドロップハンドルやビンディング、たくさんある多段変速に細めのタイヤ、そしてそれらを駆使して走る巡航スピードに慣れるためにクロスバイクを挟むのは理にかなっている。

ロードバイクほどではないが、ある程度の多段変速とママチャリよりは細いタイヤなどでスピードは速い。

しかし、アップライトなボジションとフラットハンドルにママチャリ握りできるブレーキやグリップシフターがハードルを下げてくれるだろう。

ロードバイクを乗るため前提の練習としてクロスバイクは悪くないと考える。

通勤・ツーキニスト

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いの一番に浮かぶのがこれだ。通勤、ツーキニスト。行動範囲は往復で25km程度が助かる。

片道12㎞であれば、クロスでも30分でクリアできる可能性が残る距離と時間だ。であれば、利用するに値する。

この程度の時間なら、負荷をかけても何とかなる時間で、信号待ちで呼吸を整えることができるだろう。また太めのタイヤがパンクを心配せず、大きめな泥除けがあれば、水たまりも真ん中を駆け抜けることができる。

1時間ならケツが痛む前に到着。アップライトなポジションは視界も広く安全。あと、通勤途上で合うロードバイク連中と・・・競う必要がない。オレはクロスだからと・・・

この使用用途であれば、ロードバイクではない。クロスがいい。デリバリー用途にもよいだろう。

行く先々で駐輪する可能性がある

駐輪という言葉が出てきた時点で、ロードバイクはやめておけ。盗難リスクは高まる。都内、都会ならなおさら。

クロスバイクにスタンドつけて利用するといい。そもそもクロスはそういう使い方だろ。

クロスなら盗難のリスクはロードバイクよりも低くなるだろう。ボロければ誰も手を出さない。駐輪するときはサイコンやライトのほうが危ないので、それは外そう。

パンクリスクの高い道が多い

荒れた路面、砂利系の路面、でこぼこ路面・・・このような路面が走るところに多い場合、クロスはかなりいい。

MTB程ではないけど、ロードバイクでは躊躇するような路面環境。

路面が荒れていると、フラットバーの操作性とアップライトなポジションはかなり有利です。

手が小さい・握力がない

手が小さい、握力がない方は、ロードバイクのブレーキレバーは大変です。ホント。

Di2にすればシフトは解決しますが、ブレーキングは手の大きさ、握力がそこそこ必要です。

そんな時、クロスのフラットバーについているブレーキレバーとシフターは本当に楽です。

まとめ

ロードバイクをはじめたい、乗りたいと思う人が、初心者とばかりにクッション的にクロスバイクに手を出すと・・ほぼ後悔する。練習と割り切っているなら別だが。

ママチャリよりも軽く遠くへ行きたいというニーズにクロスバイクは合致するけど、ロードバイクの代替にはならない。そもそも守備範囲が違う。

脚があればクロスだろうがママだろうが走れる。しかし、ことはそう簡単ではないよ。

もしクロスバイクかロードバイクかで迷っているなら、先々100km以上を(ダメージ少なく楽しく)走りたいか?・・・と、問いかけてみてほしい。

↓それでもクロスバイクを考えている方は、ぜひこちらもご覧ください。

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