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ロードバイクタイヤの寿命や交換時期について、実際の使用状況からチェックをしてみよう。ロードバイクでロングライドを走るとタイヤの寿命はかなり早く訪れる。
ロードバイクは、普通に走っても相当なスピードが出ます。バイクとライダーの体重、その他の荷重を、あの細いタイヤがすべて受け持っています。
ロードバイクタイヤの寿命は知らぬ間に来ていることがある。走る前後は必ずチェックをしましょう。
こんなことを知りたい方におすすめ
- ロードバイクのタイヤ寿命はどのくらいなのか
- 走る前のタイヤチェックの方法
- タイヤのトラブルにはどのようなものがあるのか
- 異物が刺さった状態やサイドカットの実際
- クリンチャータイヤの寿命となる距離とは
この記事の目次
ロードバイクタイヤ寿命の5つの目安
ロードバイクのタイヤ寿命はどのくらいでくるのだろう。使い方や天候による差はかなり出ると思うが一般的に以下のような場合に交換の目安になると考える。
- 走行距離が5000km程度になった頃
- 1シーズンを通して使用した頃
- パンクやサイドカットなどタイヤが損傷した頃
- フロントタイヤよりもリアタイヤが先に寿命が来る
- ツーリングなどで雨天走行がかなり増えた場合
タイヤの寿命:走行距離が5000kmに達した
クリンチャータイヤの寿命は一般的に走行距離で3,000-5,000kmと言われています。
走行距離に幅があるのは、天候や気候、いろいろな条件でタイヤの寿命は変わってきます。
- 悪路走行
- 雨天走行
- 夏季・気温が高い日の走行
- 空気圧が低い
このような天候、条件や温度で走ると、通常よりもタイヤの寿命は短くなります。また耐久性の高いエンデュランス系のタイヤよりもハイグリップ・軽量のレーシングよりタイヤのほうが寿命は短くなる。
また経年劣化により1年もするとタイヤの寿命は迎えると思っていいと考えます。
前述のようにパンクや異物貫通、サイドカットなどでもタイヤの寿命は大幅に短くなります。
タイヤの寿命:1シーズン・1年間使用した
ロードバイクのタイヤはゴムでできている。ゴムは使用条件にもよるが摩耗に加え経年劣化によりひび割れなどで寿命を迎える。
高圧をかけるロードバイクのタイヤなので、摩耗もそうだが経年劣化というのは大きい。サイドウォールなどにヒビが出てきたら、そろそろ交換と思えるし、それが大体1年経過するころかもしれない。
あまり走らないなどであればロードバイクをきちんと室内保管をして太陽光に当てないや外気の影響を加えない、エアをある程度抜くなどタイヤに負荷をかけない状態であればもう少し持つだろうし、私はこの方法で大体2年は使っている。
タイヤの寿命:パンクやサイドカット
ロードバイクは公道を走るため、どうしてもパンクなどのタイヤトラブルは避けて通れない。
ロードバイクのタイヤは細く、また高圧がかかっているので路面からの影響をかなり受ける。パンクも針金などの細いものでのパンクならタイヤトレッドの傷の影響は少ない。
しかし目に見えるような穴やサイドカットなどは、交換と思っていいかもしれない。トレッドに大穴が空いてしまうとパンク修理をしてその部分にパッチを張ったとしても、高圧で膨らんでしまう可能性があるし、その部分にかなりの負荷がかかる。最悪その部分がバーストしてしまうかもしれない。
タイヤの寿命:リアタイヤが先に減る
ロードバイクに限らず、タイヤは基本的に駆動輪が先に減っていきます。ロードバイクの場合はリアタイヤが減っていきます。また2輪車はリアに荷重がかかっていますので、その影響でリアの摩耗が大きいでしょう。
2000km走ったくらいで、新品チューブ入れ替えもふくめフロントとリアタイヤの入れ替えは、タイヤ寿命を少し伸ばすことが可能です。ただフロントタイヤとリアタイアの減り方は少々違うので、減ったリアタイヤをフロントに使うとハンドリングが少々違和感が出るかもしれません。
私は少々長距離を走りますので、この方法でタイヤ寿命を伸ばしています。
タイヤの寿命:雨天走行が多い
タイヤはゴムでできているので、水に弱いです。なのでツーリングやロングライドで雨天走行が多いとタイヤの劣化は早まります。
後述しますが、雨天走行を1000kmくらい走るとタイヤ寿命はかなり短くなると考えられるでしょう。
走行前のタイヤ寿命チェック
ロードバイク走行前に目視でタイヤをチェックしましょう。
ロードバイクタイヤの磨耗チェック
まずはタイヤの寿命の一番わかりやすい指標である磨耗やトレッドの状態をチェックしましょう。
ホイールをゆっくりと1周させ目視します。自分の目でわかる一番簡単なチェックです。
このコンチネンタルGP系、ウルトラ等のタイヤであれば、タイヤトレッドに摩耗チェックのディンプルがありスリップサインとして機能しています。ディンプルの状態を確認すれば減り具合が非常にわかりやすいタイヤとなっている。
タイヤに異物が刺さっていないかチェック
このようにタイヤに異物が刺さっていてもトレッド下のブレーカーで止まっていてパンクを免れる時もあります。しかし、この状態で走っていると、何らかの拍子でブレーカーを突き抜ければパンクにつながります。
スタートする前には必ずタイヤチェックすることをおすすめします。
ロードバイク走行中のタイヤトラブル
ロードバイクは通常の道を走ることがほとんどです。そして、道の端を走ることでやはり荒れていたり、異物が落ちていたりと様々なトラブルも起こります。
タイヤの側面をヒット
側面をヒットしてタイヤショルダーが裂けそうな状態です。
タイヤサイドのコードが切れていますが、中まで達してはいない状態ですので、何とか自走できました。もう少し深いと交換する必要が出てきます。
異物が刺さってパンク
鉄のかけらがささってタイヤのトレッド、カーカス、ブレーカーなどを突き抜けチューブまで達したためパンク。
ここまでトレッドが裂け貫通をしていたので念のため、内側からパンク修理のパッチを当てました。
浅いタイヤサイドカット
大き目の石を踏んでしまい浅いサイドカットです。
表面のカットで、完全にショルダーが裂けたわけではないので、これも何とか走行することができました。これ以上大きくなると高圧のチューブが裂け目からハミだしチューブがバーストします。
タイヤショルダーが完全に切れたサイドカット
ここまでタイヤサイドが切れてしまうと完全にアウトです。
タイヤ交換か、もしくはタイヤブートで処理をしないとタイヤ、もしくはタイヤチューブが破裂をします。
パンク修理セットと一緒にタイヤブートを持っていることはとても安心です。またオレは寿命になったタイヤを5cmほどの長さに切り、ビートも合わせて切り落としてタイヤブート代わりにしてツール缶に入れておきます。
タイヤブートの代わりに使わなくなったロードバイクのタイヤを5cmくらいに切ります。その際ビートも切り落としておきましょう。これで簡易タイヤブートができます。
また、もし何もない場合、1,000円札などの紙幣を代用することができますので、覚えておくとよいでしょう。
トレッドがめくれたタイヤの状態
このタイヤは3,100㎞走った状態のタイヤです。タイヤはミシュランPRO3です。
トレッドの減りは、通常程度でしたので、あと1000㎞くらいは行けそうでした。しかし、このタイヤは約3,000㎞中1,000㎞を雨中走行しました。
そのためトレッド部が相当痛み、浮いてきてしまった状態です。
ゴム類は水に弱いことが挙げられます。
通常の使い方なら、このようなことは起こりません。しかし、1,000㎞くらい雨中走行をするとかなりタイヤにダメージがくるという実例です。
もし雨の中を相当距離走った場合にはタイヤチェックはしっかりと行いましょう。
タイヤ新品時のトラブル
タイヤは新品といっても安心できません。
私はタイヤ交換の際でも、必ずチェックをします。
これは新品ですが初期不良のタイヤです。ビード部が生産時の不良によりビードワイヤーが露出してしまっています。
走行後のタイヤチェック
走り終わった後にタイヤをウェスで拭いてチェックをしましょう。
また異物が刺さっていたり、トレッドが痛んでいることなどを確認しておきます。
この走行前後のチェックはそんなに時間はかかりませんので、ぜひ行いましょう。
まとめ
ロードバイクタイヤの寿命は通常3,000-5,000kmほどと言われている。しかし、それは普通の道を普通に走っていた時の走行寿命だろう。
ロングライドなどで、荷物やグッズをたくさんバイクに乗せたり、悪天候の中を長距離走ったり、悪路を走ったり、異物が刺さったり、医師などにタイヤをヒットさせたりすれば、タイヤの寿命は短くなる。
ロードバイクはかなりのスピードが出る。峠のダウンヒルなどは、本当に速度が出るので、ロードバイクタイヤはきちんとケアをして寿命には気を使うとよいと考える。
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