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ロードバイクで使われるタイヤとしては最大太さとも言える32cタイヤについてチェックしてみます。32cは、ロードバイクなど自転車用のタイヤ幅として実に3mmもの太さのタイヤを言います。
この非常に太いタイヤもロードバイク用タイヤとしてラインナップされることが珍しくなくなってきました。
そこで今回、32cのロードバイクタイヤの特徴やおすすめのモデルをピックアップし紹介します。
この記事の目次
ロードバイクに32cは太いか?
ロードバイクに32cは太いといえます。なぜなら現在ロードバイクの主流は25Cないし28Cといった幅のものに比べて明らかに太いからです。
ただし、決してロードバイクには不向きなタイヤとは言えません。
実際に現在販売されているロードバイクの一部は、最初から32cのタイヤを搭載しているケースも見られるようになったからです。
走る場所やその使い方、距離などにより32cのメリットを享受出来ることも考えられます。
もちろん太いタイヤなので注意点も多くあります。ここでは、そういった注意点、加えて特徴についても紹介します。
32cには幅広リムが必要
幅広の32cに対応したリムが必要です。
32cはこれまでのロードバイク用タイヤに比べて幅が広いのが特徴です。
しかし、古いホイールに用いられている輪の部分、いわゆるリムの部分は細く作られており、タイヤがそもそも入りません。
そのため、もし32cのタイヤを検討している場合は、幅広のリムかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
軽い32cタイヤも出てきている
太くなるとタイヤも重くなる傾向がありますが、最近では軽量化が図られたタイヤも出てきています。
以前から32cのロードバイク用タイヤはありましたが、いずれも未舗装路などを意識し耐久性に注力したタイヤでした。
しかし、最近は走行性能を意識し、軽量化された32cタイヤも多く登場しています。
そのため、32cであってももっさりとした印象を与えない走行性能のタイヤも増えてきています。
キャリパーブレーキでは32cは入らない
キャリパーブレーキの形状によって32cタイヤが入りません。
現在主流のディスクブレーキタイプのロードバイクは、フレームの形さえ合えば、太いタイヤも入るでしょう。もし利用する場合はフロントフォーク内に収まるか、またシートチューブに鑑賞をしないかチェックが必要です。
特にエアロ系フレームの場合シートチューブがリアタイヤに近いものもあるので注意が必要です。
しかし、リムを挟むキャリパーブレーキの場合、もともと32cまでフォローされていません。
そのため、従来のキャリパーブレーキタイプでは、32cは入らないと認識しておきましょう。
32cタイヤのメリット・デメリット
32cタイヤはメリットとデメリットがあります。
ここでは、それらについて解説します。
32cタイヤのメリット
32cタイヤのメリットは、乗り心地が良いこと、走破性が高いことです。
タイヤが太く、空気もたくさん入るため、クッション性が高く乗り心地が良いのが特徴です。
それによって快適に通勤やロングライドができるメリットがあります。
また、タイヤが太い分未舗装路など、通常のロードバイクが苦手な道も走りやすいのもメリットです。
グラベルが交じるような地方の峠道やロングライドなどでは32cという太さのメリットが生きてきます。
最近注目のグラベルロードの場合は、32cタイヤのメリットを存分に発揮できるでしょう。
32cタイヤのデメリット
32cタイヤのデメリットは、走行性能がやや落ちることです。
快適な反面、重量が重くなりがちで軽量タイヤでも走行性能がやや落ちます。
そのため、一般的なロードバイクの魅力である走行感のキレが若干感じにくいかもしれません。ちょっとダルめな乗り味が好みでないときびしいかもしれません。
また太いタイヤを履くことによりロードバイクのシェイプされたフォルムがイマイチになってしまうことも否めません。
ロードバイク用32cタイヤのおすすめ5選
最後におすすめしたいロードバイク用の32cタイヤを5つ紹介していきましょう。
パナレーサー クリンチャー タイヤ [700×32C] リブモ
出典:アマゾン
- 車種: クロスバイク / シクロクロス
- 用途: ツーリング / ロングライド / 街乗り / 通勤
- ビード: フォールディング
- コンパウンド: マイルクランチャー
パナレーサー(Panaracer) のリブモは耐久性に優れ、通勤や通学、ロングライドにおすすめのタイヤです。
プロライトシールドとマイルクランチャーコンパウンドによって耐久性だけでなく軽量さも追及しています。
また、太めのナイロンコードによってタイヤを補強し、連日の使用にも適しているのが特徴です。
ブリヂストン アンカー(BS ANCHOR) DISTANZA タフ
出典:アマゾン
- 重量:425g
- ホイールサイズ:700C
- センター部:軽い走りのスリックパターン
ブリヂストン(BRIDGESTONE) アンカー(BS ANCHOR) DISTANZA タフ(ディスタンザ タフ)は、街乗りから通勤までの用途をカバーするタイヤです。
パンクやサイドカット(タイヤ側面の破損)を予防するパンクプロテクターをビードからビードまでの広範囲に覆っているのが特徴です。
重量のわりに回転が良く、乗り心地がソフトな印象を与えます。
Continental(コンチネンタル) Gator Skin(ゲータースキン)
出典:アマゾン
- シリカコンパウンド使用/ポリXブレーカー内蔵/デュラスキン使用」 推奨空気圧(PSI):85-102(32C)
- 重量目安(カタログ値):700×32C:350g
- 180TPI/3レイヤー
Continental(コンチネンタル) Gator Skin(ゲータースキン)も耐パンク性能の高いタイヤです。
ポリアミド繊維を網状に接合するデュラスキンという技術でタイヤへのダメージを軽減する仕組みを備えています。
また、車のタイヤを製造するメーカーだけあり、ポリウレタン素材を使用した車用の耐パンクシートをつけているのも魅力です。
パナレーサー [700×32C] グラベルキング プラス
出典:アマゾン
- 用途: グラベルツーリング ロングライド シクロクロス
- 重さ: 330g
- ビード: フォールディング
- コンパウンド: ZSGナチュラル
パナレーサー(Panaracer) グラベルキング プラスは、耐パンク性能を高めているだけでなく、超軽量極細コードのAX-αコードにより軽量化も実現しているタイヤです。
さらにタイヤの模様を工夫することで未舗装路の走破も得意な仕様に仕上げられています。
チューブレスコンパーチブルなので、対応のホイールを用意すればチューブなしのチューブレスとしても利用できるのがポイントです。
コンチネンタル グランプリ5000
出典:アマゾン
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000は、ロードバイク用のタイヤとして軽量さと走行性能で定評があります。
もともと細いタイヤ23~28Cなどを中心にラインナップされていますが、32cにも対応したモデルを出しています。
まとめ
32cタイヤは、乗り心地が良く快適なタイヤの太さであり、最近のロードバイクでも採用が増えてきています。
ただし、ディスクブレーキのモデルでないと装着できないことや走行性能が若干落ちるなどのデメリットに注意しましょう。