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ロードバイクの魅力を掘り下げてみたいと思う。ロードバイクはご存知のように自転車の一種です。以前は「ロードレーサー」と呼ばれていましたが、現在ではロードバイクという呼び方が一般的のようです。
舗装路を走ることを前提に設計をされた自転車、あらゆる自転車の中で「速く走る」ということを目的になっている車種です。
外観は細いタイヤとドロップハンドルが装備されていて、走るという目的以外のマッドガードやライト類などは潔く、最初からついていません。
ロードバイクには大きな、そして強烈な魅力がある。同じ自転車なのにシティサイクルやママチャリと違い、本当に走ることだけに特化した、いわゆるムダを削ぎ落とした、その車体は見るものを引きつける。
まったくロードバイクに興味も知識もない人が見ても、ママチャリとロードバイクどちらが速く走ることができるか・・・一目瞭然だろう。
圧倒するような高いサドル位置、走行抵抗の少なそうな細いタイヤ、スピードの出そうな大口径のチェーンリング、どこを持っていいかわからないドロップハンドル、どう使っていいかわからない多段変速、またぐのが大変そうなフレーム・・・
そのたたずまいは、まさに自転車一見さんお断りという雰囲気をかもしだしている。
そんなロードバイク、一度乗り始めてしまえば、強烈なインパクトとものすごい魅力にあふれている。そしてその虜に取りつかれ抜け出せないもの続出。ロードバイクの魅力を見ていこう。
この記事の目次
ロードバイクとは
ロードバイクとは、一般的な1-2万円前後で購入して誰もが乗れるような自転車やママチャリなどとは違い、高速で走ることを目的とした方や長距離を走ることを目標としている方向けに作られている自転車のことをいう。
出典:アマゾン
このように荷物を積んだり、近場をのんびり安定して運転できるママチャリとは作りも構造も重量も全く違う。
出典:ChainReactionCycles
- De Rosa Idol Disc R8070 (Ultegra) Road Bike 2019:\549,999円
- Material: Carbon Fibre Blend (T1000 (70%) and T800 (30%))
- Shifters: Shimano Ultegra Di2 8070
- Derailleurs: Shimano Ultegra Di2 8070
- Brakes: Shimano Ultegra Hydraulic Disc
- Chainset: Shimano Ultegra 36-52T
- Cassette: Shimano 11-30T
- Wheels: Fulcrum Racing 400
- Tyres: Continental Grand Sport Race 25c
上のママチャリと下のデローザアイドル、この2つの乗り物が同じジャンルの自転車とは思えないほど違う。素人が見ても下のデローザのほうが速いと即答するよね。
もともとタイムを計ったり長距離のレースで使用されることを目的として作られているためそのボディはとても軽い素材で出来ています。
ママチャリのフレームはスチール。ロードバイクは基本的にカーボン、アルミ、チタンなど。稀にツーリングよりのバイクだとクロモリなども使われる。
実際に漕いでみるとその軽さが余計にわかるだろう。というか、一目瞭然といっても間違いない。
そしてなんといってもロードバイクのその価格は驚異的だ。2019年デローザアイドルR8070はコンポーネントをシマノ・アルテグラDi2(電動)シフトとなっていて、そのお値段55万円。
かたやママチャリの方は1万円ちょいと50倍以上の差があります。
その性能は値段以上のものになるのでロードバイクの良さに気付いたのならば一般的な自転車に戻ることは難しいです。サイクリングやポタリング、レースや通勤時など用途はさまざまですし、一度購入すればそれはもしかしたら一生ものになるかもしれません。
ロードバイクの歴史
ロードバイクは1900年代にレース用として作られたのがはじまりで、そこから少しずつ改良されていき、最終的にはツールドフランスと呼ばれる世界的に有名なロードレースの大会にまで使用許可が降りるようになりました。
ロードバイクを知らない人でも、一度はスポーツニュースなどで聞いたことがある「ツール・ド・フランス」。
ロードバイクはツール・ド・フランスによって進化してきた。その歴史はとんでもなく古く、1903年にフランスを1周するツールドフランスが開催。イタリア人のモーリス・ガランが6区間2,428kmを93時間33分で走り優勝している。
そして今ではマウンテンバイクのような軽量化や新素材の開発も進んでいき、信頼性や操作性も大きくなり、現在では競技に参加することを目標としていない一般の方でも手軽に購入できるようになりました。
ロードバイクの性能
ロードバイクは一般的な自転車よりもまず軽さがはるかに違います。
通常でママチャリの重量の約半分。普通に10kgを切り9-7kgくらいの車両重量となっている。6kg台のロードバイクなどもある・・が安くはない。マジか。
しかもただ単に軽いだけではなくより速く長時間疲れることなく走れるよう空気の抵抗や振動の吸収性などを計算しつくされて作られています。
そしてなんといっても路面の抵抗や障害物などを避けやすくするためにタイヤが細い作りになっているため、走行している際にも重い感覚が全くなく軽やかに漕ぐことができます。
さらにその細いタイヤは空気圧を高く設定されているため、一般的な自転車よりもタイヤがパンクすることを防げます。
ドロップハンドルは、ハンドルの持つ場所によって走行している方の姿勢が変えられるという利点があり、風の強い時や自分の体調、路面環境によっても持つ場所を変えることによって順次対応できるのです。
エンジンなどに比べ、人間の非常に少ないエネルギーやパワーを限界まで引き出し、抵抗を極限まで削り取っているロードバイクは、今でも日々進化している。
カセットなんて、もう12速だよ。
MTBやクロスバイクとの違い
普通の人がスポーツ系の自転車として、すぐに思い浮かぶのが「MTB(マウンテンバイク)」や「クロスバイク」ではないでしょうか。
ママチャリではないスポーツバイクとなると、この2車種がすぐに思い浮かび、近くのホームセンターや町の自転車屋さんでも展示されているので、一番 身近なスポーツバイクと思われます。
ただ、ホームセンターなので扱っている車種は「ルック車」とよばれ形はソレっぽいですが、コストダウン大量生産により 競技には少々使いにくいものとなっています。
出典:ChainReactionCycles
MTBの方は太いフレームに太いタイヤ。ダートや未舗装路を走るために設計をされたバイクです。車種によってはフロントやリアにサスペンションも装備されています。
クロスバイクは軽快なフレームに少々太めの舗装路用タイヤが装備されています。フラットバーのハンドルが一般的で、普通の人にもとても乗りやすい車種です。
この2車種に比べ、ロードバイクは最初から舗装路オンリーという前提で、いかに速く走れるかということを念頭に作られています。
タイヤは手の親指くらい(一般的に23c-25c)の細いタイヤ、挑戦的なドロップハンドル、跨ぐことができるのかと思うくらいの高いシートポジション、どうやって変速をしたらいいかわからないようなブレーキシフト部、雨が降ると悲惨な状況になるであろうマッドガード(泥除け)無し、ライトやベルなどの安全 装備も無し、バイク新車購入時にはペダルも無し・・・と、「速く走る」という目的以外のモノは完璧に潔く取り払われています。
自転車界のF1と言われるのもわかるかと思います。
ロードバイクはその外観からも・・・かなり、心してかからないといけないシロモノであることは間違いありません。
ロードバイクの魅力はレース・イベント参加でさらに倍増
ロードバイクを使って走行することの魅力はやはりその速さです。一般的な自転車ではなかなか感じることのできないまさに風を切るような感覚で走行することができます。
かろやかなペダルを漕いで疾走感を味わいながら走行できることでとても爽快な気分にもなれます
また、その速さを活かし、自転車なのに100kmはもちろん、200kmくらいなら日のあるうちに帰ってこられるからびっくりだ。
何か趣味としてスポーツをやる場合・・・スキーやスノーボードならばスキー場まで足を運ばなければなりませんし、水泳ならばプールまで行かなければいけませんし、球技ならば球場やグラウンドまで行かなければなりません。
さらに野球、サッカー、テニスとなると一人でプレーするのはけっこうむずかしい。それがロードバイクならば、一人でもOK。バイクを持ち出して家を出てすぐにその場から始めることができます。
道路があれば、すべてロードバイクのフィールドになるわけだ。
事前に取り組む予定を組まなくとも暇な時間を有効活用して思い立った当日でも始められるのでとてもおすすめです。
さらにロードバイクを走行することに慣れてきたのならば自分の今現在の実力を発揮するためにもロードレースの大会やヒルクライムイベントに出てみることはマジでおすすめ。
特にヒルクライムは、その走行スピードの速さを考えると、ロードバイク初心者でも十分楽しむことができる。ゴール後のダウンヒルは、ゆっくり下って帰ることができる。
普段走行している際には味わえない緊張感やスリルを感じながら同じ目標を持った方たちと同じコースを走ってレースやヒルクライムすることでなかなか味わうことのできないライバルとしての一体感を味わうことができるのです。
大会に出たということだけでも忘れることのできない一生ものの経験になりますし、実際にゴールできたのならばその達成感や充実感は他の何にでも味わえないかけがえのないものとなるのは間違いなし。今年の記録を破るべく来年も出たくなることうけあいです。
今までの人生の中で何かしらの大会などに出場した経験がない方でも、ロードバイクならば年齢問わずに挑戦することが可能!
まずは一度だけでも出場することをおすすめします。
ロードバイクの8つの魅力
ロードバイクの魅力について、深堀をして見よう。ロードバイクに限らずタイヤが付いている車両モノは、かなりの割合で「レース」という競技があることが多いです。
それは純粋に速さを競うもので、また歴史的にも技術的にもレースや競技によって、それら車両、そして機材や技術は進化をしてきました。
自転車というくくりの中で、その役割をロードバイクが行ってきたことは、誰の目にも明らかです。
速さを競う中で育ってきたロードバイク。速さの他にもたくさんの魅力がある。もちろん初心者でもそれを楽しむことはできるのだ。そんなロードバイクの魅力を見ていこう。
ロードバイクはとにかく軽い
ロードバイクは軽量という名のもとに、不必要な物は一切取り外された車体に、これまた抵抗というものを極限まで削ぎ落とした細いタイヤを装備しています。
人間の非常に少ないリソースをできるだけ、走るということに注力をした結果、このような形になったことはわかりやすいです。
車両重量も10kgを大きく下回るものも多く、普通に7kg-9kgあたりの重量が中心となるでしょう。
ロードバイクを初めて乗ると、その漕ぎ出しの軽さにびっくりするはずです。特にママチャリというカテゴリの自転車しか乗ったことない方は異次元の乗り物と思えるでしょう。
ペダルを一踏みするだけで、スーッと走り出す、その抵抗感のなさはマジでびっくりするに違いない。
その軽量ということを武器につけることで、ロードバイクは楽しむことができるのだ。
ロードバイクはたくさんのギアが付いている
ロードバイクの武器といえば、その軽量が一番に挙げられますが、さらに言えばたくさんのギアが付いていること。
普通、車のギアが4速とか5速とか、スポーツカーで6速くらい。ママチャリもそのくらい。クロスバイクで2×8速=16速くらい。
それに対して現在のロードバイクはフロント2速×リアカセット11速=トータル22速というのがスタンダードになっている。
そんなにたくさんのギアを使うの?・・・使います。ロードバイクは峠へ行けば1桁のスピードから、峠のダウンヒルを走ると普通に車について行けるスピードまで出るのです。
人間の足という動力を最大限に引き出すため、このような多段ギアが採用をされているので。このギア構成があることで、ロードバイクはとんでもない獲得標高の峠や、えらい遠い距離までとても自転車とは思えないスピードで走ることができるのです。
ロードバイクは速く、遠くへ行ける
ロードバイクは平坦な道であれば、時速30km/hというスピードを維持することは、さほど大変なことではありません。そして走り続ければ、50km、100kmと、どんどんと遠くへ行くことができます。
平均速度25km/hで走れれば2時間後には50kmという距離を走破できます。また、この距離はさほどむずかしい距離ではありません。
近所にある河川敷のサイクリングコースを午前中に走りに行けば、お昼には50km程度の距離をこなして家に帰ってくることなど朝飯前でしょう。
自分の足でロードバイクを走らせ、遠くに行けるということは、また速く走るということは、本当に楽しいものです。
ロードバイクは電車に乗せることができる
ロードバイクに限らず、自転車は輪行という方法で電車に乗せることができる。
鉄道を使うと、ロードバイクの守備範囲はいきなり広くなる。同じ100kmを走るのでも往復で帰るのではなく100km走り、帰りは鉄道で帰ってくるということができる。
ロードバイクは走ることに必要なものしかついていないので、輪行するのも本当に簡単。なれれば10分位で鉄道に乗る準備完了だ。
ロードバイクは飛行機に乗せることができる
ロードバイクはさらに飛行機に乗せることもできる。コレはスゴイ。同じ2輪のオートバイでは絶対に真似のできない芸当だ。
オレがロードバイクにハマった理由も、この飛行機輪行ができることだ。
関東にいても午後には北海道はもちろん、九州でも四国でも行くことができる。ロードバイクの機動力に飛行機でひとっ飛びすれば、普通では考えられないようなツーリングをすることもできる。
ロードバイクで海外を走ることもできる
ロードバイクは飛行機に乗せることができるということは、ロードバイクで海外を走ることができるのです。これまでいろいろな海外を走ってきました。
これはヨーロッパ最高標高をほこるイズラン峠。
ロードバイクで走れば1日に数百キロ進むこともでき、海外のツーリングはかなり身近なものと考えます。自分の足で、こんなに速く、そして遠くへ行くことができるなんて、本当にびっくりすることうけあいですぜ。
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ツール・ド・フランス「イズラン峠」ロードバイクで走ってきた
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ロードバイクは何歳でも楽しめる
ロードバイクは年齢が何歳になっても楽しむことができます。
実はオレのロードバイクの友達は、かなりオレより年齢が上の方が多い。60歳台はもちろん70歳台の人もいて、一緒に海外のイベントを走ります。
ロードバイクはその軽さより、体にかかる負担は他のスポーツより間違いなく少ないです。それでなければ、あんな距離はしれませんって。
ロードバイクの車両重量の軽さと、体への負担の少なさでいつまでも、何歳でも走ることができます。
ロードバイクでいろいろなイベントに出られる
ロードバイクには様々なイベントがあります。オレが走っているロングライドイベントはもちろん「レース」「エンデューロ」「ヒルクライム」「ツーリング」「ロングライド」・・・色々なカテゴリの楽しみ方がある。
速く、そして楽しいロードバイクでこれからも色々なイベントにトライをしてみたいと思っています。
まとめ
ロードバイクにはさまざまな魅力がある。やはり、そのバイクのスタイル。そしてわずかしかない人間のパワーを使って、とんでもないスピード、そして距離を走ってしまう。
素人のオレでも1日に300kmを13時間台で走り切ることができる。人力だよ?
8kgくらいしかない乗り物が人間の力だけで、こんなにもスケールの大きいスピードや距離を叩き出せるなんて、ロードバイクはマジですごい。
たとえば、オレの走ったことがあるもので、こんな速さ、そして距離があります。(2012-2020年)
- 鈴鹿耐久6時間:180km
- FISCO100km:2時間55分
- 海外ブルベ:1400km(116時間)
- 九州1周:1500km(1週間)
- 最長ロングラン:2100km(鹿児島→青森 9日間)
- タスマニア一周
- 北イタリアアルプス一周
2021年は岡山1200kmとか北海道1300kmのロングライドイベント(RM1200)を走る予定です。
そうです、ロードバイクは速さ命です。その速さを使いとんでもない距離をとんでもない時間で走りぬけることができます。そしてそれがロードバイクの魅力そのものなのです。
自分の足と意思だけで速く、そして遠くまでいけるロードバイク!もう、ホント病みつきです。
もし、ちょっとでも興味があるなら、ぜひ近くのショップに見に行こう。そしてそのバイク自体を持ってみてほしい。軽いバイクは片手でも軽々と持つことができること驚愕すること間違いなしだ。