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先日ディスクブレーキロードバイクを海外通販で買っちゃったんだが、そのバイクでさっそく週末走ってみたわけです。
普通シェイクダウンというと、いつもの練習コースとか、お気に入りの山道とか行くのだけど、オレの場合はいきなり24時間360kmイベントで走ってみた。
ディスクブレーキ搭載ロードバイクの感じとか感想とかをちょっとつづってみる。
この記事の目次
Vitus Bikes Zenium VRのディスクブレーキ
Vitus Bikes Zenium VRに搭載されているディスクブレーキはTRP(ティーアールピー) 製のSPYREという機械式、メカニカルディスクブレーキだ。
ワイヤー式のディスクブレーキなのでブレーキ、シフトレーバーもワイヤーも通常のキャリパーブレーキと同じです。
ディスクブレーキ車なのでフロントはスルーアクスル式になっています。
めっちゃ剛性がありそうなフロント部だ。普通のクイック式に比べ、絶対に外れることはないだろうという、その安心感はかなりある。
当然横方向などのねじれ剛性にも強いはず。シャフトの径も太いことにより強さはもちろんベアリング径も大きいはず。
ホイールの重量
タイヤ交換をしたので、フロントホイールの重量を測ってみた。
ホイールとディスクプレート込み(シャフト無し)でフロントホイール重量は960gだ。かなり重いと思う。
アルテグラのフロントホイールが700gくらいだから単純に200-300g程度重くなる。
TRP(ティーアールピー) 製のSPYREディスクブレーキの構造
通常機械式ディスクだとシングルピストンが多い。しかしSPYREはワイヤー式だがデュアルピストンだ。これはすばらしい!
ワイヤーはシルバーU字型のアルミ製アームを引く。この構造で両方のピストンを動かしている。
なかなか理に適った構造となっていると思う。ワイヤーの調整も非常に行いやすい。
パッドは標準のパッドが導入されている。TRP独自のセミメタリックパッド。
6穴式のディスクローター。フロントは160㎜、リアは140㎜となっている。
TRP(ティーアールピー) 製のSPYREディスクブレーキ搭載ロードバイクで走ってみた
ディスクローターやパッドの慣らしもないまま、いきなり360kmの長旅にかり出された、ウチのVitus君。
走りだして、はじめはそのブレーキの利きの甘さにちょっと疑問だった。ルート的に序盤は甲州街道を富士五湖へ向かう道だったので、ディスクの慣らしをした。
国道20号の大垂水峠がホントにちょうどいい慣らし場所だった。勾配も緩やかなので、ここでパッドとローターの慣らしをした。
ローターとパッドの慣らし後
大垂水で慣らしが終わった(かもしれない)TRP SPYREディスクブレーキは、マジでかなりきくようになった。
ブレーキがしっかりときくと、下りのコーナーが本当に楽。
そして、リアブレーキが本当にいい。コントロールがしやすい。
キャリパーブレーキと違い、ガツンときく感じではない。機械式のタッチというものか。
新車なのでワイヤー初期伸びがあり、かなり引き代ができた。
絶対的な制動力は、キャリパー式のほうが良いと思う。
機械式のディスクブレーキとしてはまぁまぁ。及第点。
シマノアイステック RT86 Ice-Techのフロントディスクプレートを発注済みなので、こちらに交換をしてみたら、再度レポートしてみたい。
ただ、油圧式の場合であれば、かなりきくはず。オレは油圧式ディスクのMTBも所持していて、峠の下りで一気に車速が落ちたことは感動したから。
バイクを立てかけるときに気を使う
バイクを立てかけるときには非常に気を使う。
なので立てかけるときは、必ず壁側にディスクプレート側をむけるようにしている。これならバイクが倒れても、ディスクローター側が上になる。
輪行するときも非常に気を使う
輪行袋に入れる場合、ディスクローターは外側をむく。
なぜならフレームに干渉をするからだ。なので、むき出しローターが外に向いて薄い布一枚状態の輪行は、本当に気を使う。
車内置き場所も非常に気を使う。絶対に倒れないように手すりなどにひもで縛り付けておく。
まとめ
このような感じでディスクブレーキ搭載ロードバイクの初走りをした。思っていた以上に快適なブレーキだった。
たぶん、このディスクブレーキの本領を発揮するのは雨の日ではないかと思う。
ドライコンディションなら、その構造の簡単さや、壊れる可能性が非常に少ないキャリパーブレーキのほうが信頼性があるから。
またアルテグラブレーキ搭載のロードバイクを乗っているオレとしては、絶対的な制動力は間違いなくアルテキャリパーのほうがきく。
まだまだ走行距離360km程度なので、今後乗りこんて行くにつれ、その性能の優劣がわかると思う。