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グラベルキング26C)を履いて真夏の北海道を1200kmほど走ってみたので、その実走レポート、タイヤのヘリ具合などをお伝えしたい。
いつもロードバイクのタイヤとして使っているパナレーサー タイヤ RACE D EVO3から、今回はグラベルキングという同じくパナレーサーのタイヤを使ってみた。
パナレーサーのRACEシリーズのインプレッションや記事はけっこう見かけるのだが、このグラベルキングに関するものはあまり見かけない。
名前からするにグラベルロード(砂利道)を念頭に置いた性能になっているはずだ。
ということはオレが一番恐れる「パンク」「サイドカット」などには強いことはわかる。
そしてなんといってもこのタイヤのアピールポイントは「安い」ということだ。RACE D EVO3が4-5000円のレンジにあるのに対しグラベルキングは26Cで3,000円くらいであった(購入時)。この差は大きい!
この記事の目次
パナレーサー タイヤ グラベルキング 700×26Cの概要と交換
グラベルキングはこのよう形で発送されてくる。いつものロードバイクに前後同じ700×26Cを装着する。
購入はアマゾン。午前中早い時間に発注したのでその日に手にはいる。
グラベルキング 700×26Cの重量
スケールでタイヤ重量を測定したところ234gであった。カタログ重量が240gなので、すばらしいであろう。ちなみに2本とも234gであった。
昨今のロードバイクタイヤで23Cが200g前後ということを考えれば、26Cの乗り心地や耐パンク性能、グラベル性能を手に入れられることを考えれば240gというタイヤ重量は十分受け入れられると思う。
タイヤ幅実測
手持ちスケールでタイヤ幅は68㎜であった。
さわった感じサイドを含め、非常に耐パンク性能を感じさせるものである。
こういうタイヤを使ってしまうと・・・ミシュランPRO系のタイヤはこわくなりそうだ。(w
使用チューブはコンチ700×20-25Cで組み付け
今回使うチューブはコンチネンタルチューブ Race28 700×20-25Cだ。定番。
タイヤは26Cでチューブは25Cまでだが、まぁ誤差範囲だろう。1mm変わってバーストすることはありえないはず。
ということで人柱します。
フルクラムクアトロに組み込む
いつも使っているホイール、フルクラムクアトロにグラベルキング 700×26Cを組み込んでみた。
実際の組み付けではタイヤレバーの必要はなかった。きちんとビートをリムに落として最後のところはエイやといれればタイヤレーバーの必要なく組み付けが可能だった。
組み込みでタイヤレバーが必要ないので、外す場合も大丈夫であろう。
エア既定値を入れてタイヤ幅実測
グラベルキング 700×26Cにエアを既定値上限(7.4bar、105PSI)に対して7bar入れる。
この状態でタイヤ幅を測ってみた。
グラベルキング 700×26Cの幅
実測26.5mmであった。
またこれが新品状態のグラベルキング 700×26Cトレッド面だ。
サメ肌がしっかりあり、いつもつるっとしているロードバイクタイヤに見慣れているものにとっては・・・なんか抵抗がありそうな感じになる。
パナレーサーRACE D EVO3の幅
パナレーサーRACE D EVO3 700×25Cの幅を実測してみると25.5㎜であった。
グラベルキング 700×26Cをはいて北海道を1200km走ってみた
2016年7月に行われた北海道1200kmというブルべにこのタイヤを使って走ってみました。
札幌市内を走るって見ると、前述のサメ肌の抵抗は全く感じることなくこぎだしもスムーズだ。もちろん23Cのカッチカッチ高圧タイヤに比べればもさっと感はあるが、通常のサイクリングやブルべなど出は全く問題にならないであろう。
特にロングライドであれば、様々なロードコンディションに遭遇する可能性があり、パンクをはじめとするタイヤトラブルを考えれば、その信頼性は非常に有利だ。
北海道であれば、上記画像のように冬場に路面凍結などで道がひび割れている場所がたくさんある・・・というか郊外ではこんな道ばかりだ。
道が割れているところ、くぼみなどは無数に出てきたが、このような路面状況に対して気持ちが本当に楽であった。初日半日も走ると路肩でパンク修理をしている方が何人も出てきたことを考えると、この1200kmをパンク無しで走り切ったことは非常に評価できるぞ。
乗り味は非常に素直だ。こぎだしこそもったり感があるが、走りだしてしまえば、その感じは全くない。
タイヤ形状が丸いので、コーナーなどでもとても素直にバンキングできる。雨のダウンヒルでも全く不安はなかった。
RACE D EVO3よりも太めで、また耐パンク性があると思うと、どのようなコンディションも安心して走ることができるのは非常に気持ちが楽であった。
折り返しの納沙布岬の碑周辺はこのような小砂利のダートであった。普通の23Cでは間違いなく押して歩く場面でもグラベルキングであれば、普通に走ることができた。
パンクの心配もほとんどなかった。すごいぞグラベルキング!
1200km走行後の減り具合
さて、実際にグラベルキングで1200km走った後、どのくらいタイヤが減ったかを見てみよう。
リアタイヤの減り具合
1200km走った状態のリアタイヤだ。
センターサメ肌がぎりぎり残っているような状態となっている。
フロントタイヤの減り具合
リアに対して、こちらがフロントタイヤの状態。
北海道というルートなので、信号が少ない、また峠道もコーナーが少ないため、全体的にブレーキをかけることは関東よりも圧倒的に少ない。そのためちょうどセンターのひげがなくなりサメ肌が少しなくなった程度だった。
リアの減り具合を考えるとリアの倍はもちそうだ。
パナレーサーRACE D EVO3の減り具合
参考までにパナレーサーRACE D EVO3で1,500kmほど走った減り具合だ。
一番深い傷
今回1200kmを走って負った、一番深い傷がこちら。
思いっきりサイドをカットしている。トレッドの一部も剥離してなくなっているような状態だ。
この切れ方だとミシュランPRO系のサイドが薄めのタイヤだった場合、サイドカットになっていた可能性が非常に高いと思われる。
しかし、グラベルキングは、表層の傷だけで全く問題ない状態であった。
まとめ
ロードバイクタイヤの中でもグラベルキングは強い、走りが軽い、安いと我々ロングディスタンスライダーにとっては、第一候補ともいえるタイヤであろう。
↓さて、次の月に「グラベルキング28C」を使って北海道を600km走ってみた実走レポートも以下にアップしてあるので、ぜひ合わせてみていただければと思う。
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【グラベルキング28C】で北海道を600km走った実走レポート
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ちなみに今回のグラベルキング26cのチューブだが、25Cのコンチネンタルチューブを装着して走ったが、全く問題なく走り切った。
とにかく耐パンク性が非常に高いということは距離を走るライダーにとっては本当に安心ができる。この性能は、ビギナーさんの走りにも非常に有利ではないだろうか。
また当然ではあるが、体重の重いライダーに取ってもおすすめできるであろう。
悪い路面の振動吸収も穏やかで、ライダーの疲労軽減にもかなりよかった。値段安いこともあり、当分このタイヤを使うことになるであろう。