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「佐渡ロングライド」Aコース210kmの完走のためのポイントを見ていこう。ロードバイクロングライドで、以前(2017年)佐渡ロングライドにエントリーをして無事に夫婦で完走をした。
距離も210kmはブルベに比べれば、なにげにやさしい距離ではあるが、まーまー手強い。
一番高い標高のところでも200m程度なので、気は楽だ。のんびり走っても5時スタートなら17時には余裕で戻ってこられた。
帰りは小木港20時のやつなので16時には戻ってきたいかな。スタート・ゴールの佐和田から小木港までは31km、1時間程度だろう。
さて、今回の佐渡ロングライドはウチの嫁さんも走る。久しぶりのロングライドとなるので、ビギナー目線で感想をするためのコツを少々考察しよう。
毎回の完走率は9割を超えているとのことだが、消費税程度はリタイアDNFしていると思うので、気を引き締めていきたい。
この記事の目次
佐渡ロングライドをエントリーする
毎年佐渡ロングライドは5月中旬。エントリー締切は3月中旬くらいになっている。エントリー法について記述をしておく(2017年のもの)。
まずAコース(210km、1、2、3)のエントリーは、過去5年以内の佐渡ロングライドA、B、Cコースまたは100km以上の大会完走実績が必要となります。また2020年より佐渡の山岳路を縦断する超難関コース「Sコース」が新設された。
佐渡ロングライドは5月中旬あたりで毎年やるようなので、それまでに100km以上のイベントにエントリーをする必要がある。
まだ春先とあり、100km以上のロングライドは少ないかもしれない。もしこれを読んで来年エントリーを考えている方は、ぜひ今年中に100km以上のイベントにエントリーをして完走をしておくと良いだろう。
サーキット系の4時間耐久ソロとかで100km以上走破は認めてくれるのだろうか・・・?
2016年のエントリーソールドアウト状況
2016年の佐渡ロングライドエントリーは2月1日からスタートをしていた。その後のソールドアウト状況は以下のようになっている。
- 2月7日:A1コースが定員に達する
- 2月25日:A2コース定員に達する
- 3月16日:Cコース(100km)定員に達する
- 3月24日:全コース定員に達する
以上のことより210kmのA1、A2を考えている方は、できるだけ早めにエントリーすると良いだろう。
宿泊ツツアー、バスツアー、佐渡汽船の申込み
これらのツアー予約、フェリーの予約も2月になり順次申込みが始まる。
特に佐渡汽船はスタート前日土曜日の便、ゴール後の遅い便や次の日の午前中の便はかなり早く埋まるものと思われる。
2017年の佐渡汽船申込みは2月5日より開始された。
ちなみに申込みはFAXか郵送となっていて、ちょっとギョッとした・・・
輪行をできるようにしておく
佐渡に住んでいる人が佐渡ロングライドにエントリーしているかは分からないが、けっこう近いという新潟に住んでいる方でも輪行は必須になる。フェリー乗るからね。
オレみたいにオール車で現地へ行く以外は多少なりとも輪行のお世話になるだろう。
ぜひとも、ロードバイクの輪行ができるようにしておこう。
これができるようになると、ロードバイクの行動範囲が飛躍的に広がる。またホイールを外したりするので、多少のメカ知識も必要になるわけだ。
パンク修理が出来るようにしておく
なにも佐渡ロングライドに限ったことではない。ロードバイクで公道を走る以上、パンク修理が出来ることは必須だ。
パンクはもちろんだが、タイヤカットは即リタイアになる。タイヤブートも絶対持っておくことおすすめする。
ウチの嫁さんみたいに、全て誰かがサポートするのでなければ、絶対にパンク修理の技術、またそれに必要なアイテムはきちんと装備している必要がある。
ちなみにウチの嫁さんはタイヤにエアを入れたこともない。
佐渡ロングライド210kmを完走するために
オレみたいに基本が1200kmの人間は、200km程度は8時間も乗っていれば、じきゴールじゃね・・・という感じです。ちなみに海外だと200km走る場合途中のコントロールは、多くて2ヶ所くらいです。
で、それでは参考にならないので、ウチの嫁さん目線で行きます。
約200kmの距離を制限時間12時間で走るためにはどうすればいいかを考えていきましょう。
50kmをノンストップで走れるようにする
佐渡ロングライドの区間距離で一番長いのは「両津BS(弁当ステーション)」から「多田AS(エイドステーション)」間の約40kmとなっています。
最低でもこの距離をノンストップで走れるようになっている必要があります。
なので、少々色を付けて50kmをノンストップで走りきれるようになっておきましょう。
もちろんその間休んでも問題ないのですが、補給所以外で休むとけっこうな時間が必要になります。またリズムも作ることが出来ません。
以上より、50kmをきちんと走りきれるようになりましょう。
それが出来るようになれば、あとはその50kmを4回繰り返せば200kmです。どうでしょう?簡単ですよね・・・
ある程度の時間自転車に乗っていることに慣れる
ロードバイクは楽しいが、210kmはけっこう長時間のライドとなる。平均速度30km/hで巡航しても7時間かかる。
うちの嫁さんあたりで10時間程度だろうか。同じことを10時間もやっていると飽きてくる場合があり、さらに疲れなどで集中力がなくなる。
なので、このような長距離イベントに出る場合は、ある程度の時間自転車に乗っていることに慣れる必要がある。
具体的には最低でも100kmを難なく走りきる体力と持久力、精神力が必要になるだろう。
それには経験が物を言うことは間違い無し。50km走れるようになったら、ぜひ100kmをきちんと走りきれるように練習をしておこう。
ローラー台を取り入れる
週末に100km走るより、毎日1時間走るほうが力がつく。オレも毎日コツコツ30km走る。
外乗りの感覚そのままトレーニングできるローラー台はやはりオススメ。
平日はローラー台。休日は実走をやれば、バッチリ。
ローラー台はいいよ。ただ走行音がちょっとうるさいのがアカンな。
疲れる・体中が痛くなる
1日中自転車に乗っていると疲れる。さらに体のいろいろな部分が痛くなる。
前述の100kmをきちんと走りきると、体のどこかが痛くなるだろう。その部分をきちんと知っておき、ケアできるように準備することは必要になる。
筋肉痛などであれば、気休めのエアサロンパスなどを持参するのも良いだろう。足がつるのであれば必要なサプリや漢方などを試しておくのはあり。
足以外にも登りなどで結構使う上半身は腕や肩、腹筋なども痛くなるかもしれない。ストレッチなどを事前チェックしておくことは役に立つかもしれない。
尻が痛くなる・サドルの交換
100kmあたりを超えると、今まで経験しなかったところが痛みだす。筆頭が尻だろう。
そして、サドル選びというものの大切さを知り、サドル難民となっていくのだ。
自分に合うサドルは、人の話や口コミはあてにならない。実際に使ってみないとわからないから。
それでも実際に体型が同じような、体重が同じような方のアイテムは参考になるだろう。
雨のライドも経験しておく
佐渡のロングライドだからといって、いつも晴れということはない。2017年はオレが行くので雨予想だ。
通常ロードバイクトレーニングや練習の場合、雨の日は乗らないはずだ。なので、あんがいと雨ライドの経験が少ない方も多いだろう。
雨の日は想像以上に視界が悪くなる。さらにあまり着たことがないレインウェアなど着ようものなら足は回らないし、汗で体温がこもるしといいことはない。
また、雨は想像以上にバイクに負担がかかる。パンクもしやすくなる。
前にライダーが走っていると、リアタイヤから巻き上げる路面の水を避けるのはけっこう大変だよ。
さらにサングラスも注意だ。いつもの晴れ用サングラスを着けるとかなり視界が悪くなる場合もある。オレはいつもイエローサングラスを常用している。
ぜひまだ雨のライドを経験したこと無い場合、ちょっとでもいいので雨中を走ってみよう。
登りをこなす・峠を登る・ヒルクライム
佐渡の海岸線はまっ平らなところはあまりないと考えたほうが良さそうだ。特にこのような島は海岸線に出て、一山越えて、ダウンヒルして、また海岸線・・・こんなことを最初から最後までこなすような感じだろう。
要はアップダウンの連続。
210kmの高低図をみても、ノコギリ状になっていることがよく分かる。
標高が高いところでも約200m程度。距離にして1-2kmくらいの登りだと思うので、そのくらいの登りをこなせるようにはしておこう。
大きなピークは5つある。それも後半最後の方に3つあるので、この3つのピークをやっつける足は残しておこう。
Maxで11%の坂があるようなので、近くの峠へ行って山登りの練習をこなしておくことはやっておく必要がある。
実はダウンヒルも大切
さらに峠を登ればダウンヒルをこなす必要もある。登りばかりに目が行って案外このダウンヒルをうまくこなせない方も多いのでは?
せっかく位置エネルギーを稼いだのに、それをブレーキで熱エネルギーにしてはもったいない。
ダウンヒルをある程度のペースでこなすのは全体のタイムを上げていくにはとても大切。
同じ1kmという距離を時速20km/hと時速30km/hではタイムが1分も違う。
ブレーキまわりのチェックも大切だが、ビギナーモデルにはブレーキ本体自体に問題もあることも。
良いブレーキは同じブレーキ入力でもしっかりスピードを落とすことができ、またコントロールもしやすい。
ぜひこれを機会にブレーキまわりのチェック、アップグレードも視野に入れよう。
集団の走行に慣れておく
1000台以上のエントリーがあれば、単独走行のほうが少なくなるだろう。
また、ロードバイクは先頭で走るよりも、誰かの後ろについたほうがほんとうに楽に走ることが出来る。
なので、チームやグループに所属している人は、ぜひ集団走行に慣れておこう。誰かの後ろに安全につくことができれば、体力温存にもつながり、余裕を持って210kmを走ることが出来るだろう。
ちなみにオレは全行程嫁さんを引く。前に付くのも面倒なので・・・たぶんほとんど誰の後ろにもつかない単独走行予定。
補給食をきちんと持つ
佐渡ロングライドは7つのAS(エイドステーション)、SS(サービスステーション)、BS(弁当ステーション)がある。
一番長い区間距離でも40kmということなので、これらのステーションで補給ができれば、基本的には補給食を持つ必要がない。
しかし、各ステーションは非常に混む。間違いなく混む。補給食をいただくにも多少の待ち時間が必要になるだろう。
もしカットオフギリギリに場合、この行列に並ぶのは時間がもったいない場合もあり、また時間がなくなると焦る。
なので、必ず補給食を持つようにしよう。
いつもロングライドでは、アミノバイタルゼリーとようかん煉は必需品。
ロングライド初挑戦ならブルベを完走しておくといい
もし、その年になってから佐渡ロングライドエントリーを考えているなら、ベターな方法は「ブルベ」に出て完走することだ。
いきなりロードバイクを買って、すぐに佐渡ロングライドはかなり厳しいだろう。そもそもエントリーできるだけのイベント完走ができていないし、200km以上走るだけの走力も経験も必要だ。
ロードバイクを乗りはじめて、ある程度年月が経っているのであれば、ブルベにエントリーするのは良い方法と思う。
ご存知の通りブルベの1番短い距離は200kmだ。それもノーサポートとなっている。ブルベの装備をしてくれば、佐渡ロングライドは全く問題ない。
さらに言えば、ノーサポートでブルベは走るため、佐渡ロングライドのサポートが本当に楽でうれしいことも実感できる。
ブルベの200kmを10時間程度で完走をしておけば、佐渡ロングライドの完走はそう難しくないだろう。オススメだ。
ちなみにブルベは多少イベント的にキビしいことが多く・・・2017年は正月よりやっていた。興味がある方はAJ JAPANのサイトなどを見てみると良いだろう。
1月の極寒や雪のちらつく日、200kmノーサポートで完走をしておけば、佐渡ロングライドはルンルンサイクリングだろう。
まとめ
言うまでもないが、きちんと出走するロードバイクを整備して、体調を整え、睡眠をしっかり取って当日はのぞみたいものだ。
実はこの良い状態でスタートラインにたつということが、けっこう大変と思うしとても大切なこと。
くれぐれも前日飲みすぎないようにしよう。(←オマエな