ライド・走行レポート

ロードバイクで1,000km走る:お尻の痛みを回避する方法(番外編)

2015年3月1日

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お尻の痛みを回避する方法を更に考えてみましょう。私は2013年よりブルベに挑戦をしています。

最低距離が200kmというブルベを始めた当初は、いつもお尻の痛みと戦っていました。

たくさんのブルベを走っていく中で、だんだんと尻の痛みを回避する方法やコントロールする経験ができてきました。

100kmを超え、その先を目指すあなたの参考になればうれしいです。

手を犠牲にしてケツを守る

2013年のロンドンエジンバラロンドン1,400kmを走っていた3日目・・・一緒に走っていた日本のライダーの方が発した言葉です。

「手を犠牲にしてケツを守る」

ようは、下ハンドルを持って、完全前荷重で走り続けるということです。

荷重の分散、そして前荷重がお尻の痛みを軽減するという実例です。

革サドルの導入

革サドル

長距離を走るヨーロッパの人たちは、かなりの数で革サドルを使っている方が多いです。

その性質より、自身のお尻の形に合ってくる。また適度な柔らかさやしなやかさでお尻をダメージから守ってくれます。

私も以下、2つの革サドルを常備していて、走る距離によりサドルを変更しています。

BROOKS ブルックスサドル

ブルックス

スタンダードなブルックスサドルの皮質はかなり硬いです。

なので、慣れるまで少々時間がかかります。

私は、このブルックスサドルを使う場合、室内のローラ台、国内の600kmまでのブルベの使用と決めています。

1,000km、1,200kmなどを走る場合は、この下にあるサドルを使っています。

サドル:Selle Anatomica セラ・アナトミカ タイタニコ

ブルベやロングライドを走っているライダーから、かなりの評価を得ている「セラ・アナトミカ タイタニコ」。

Selle Anatomica
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私も2013年のロンドンエジンバラロンドン1400kmエントリーより導入をしました。

以後、1,000km以上のブルベやアタック日本縦断2,700kmなどの複数のブルベを長期間走る場合にこのサドルを使います。

いつもこのサドルを使えばいいのでは?・・・という声も聞こえてきそうですが、このサドルは伸びやすいのです。

使ってみるとわかりますが、初めてこのサドルを使ったその日には、もう中古のように自分のお尻の形に合ってきます。

そのくらい革質が柔らかいのです。

なので、常用していると、あっという間に革が伸びきり、フレーム前部にある革調整ボルトネジを使いきってしまうのです。

以上の理由により、このサドルは超長距離を走るときにのみ使うことにしています。

ちなみにこのサドルを使い始め、アタック日本縦断やオーストラリアの1,200kmを走りましたが、お尻だけは全く大丈夫になりました。ロングライドでは手放せないアイテムです。

結局は1:脚が残っているか

ある程度の長距離になると、ケツを守るのは手ではありません。脚です。

脚がきちんと残っているかが肝になります。

このところのロングライドでは、お尻をケアするよりも脚に気を使います。

脚がしっかりと動けば、必要に応じてダンシングによりお尻から荷重を抜けます。しっかりとペダルを回せれば、お尻の負担が減ります。

休憩ではオレンジジュース

オレンジジュース

何かのテレビで見たのですが、高校野球のサポートをしている栄養士さんの言葉でした。

「とにかくオレンジ、オレンジジュースを摂取させた」

ようは、疲労回復にオレンジ系はいいということです。

コンビニなどで手軽に手に入るオレンジジュース。コレ以来、私の休憩時飲料はオレンジジュースが定番です。

アミノバイタル:アミノ酸系

ロングライドする時には、アミノ酸系のアミノバイタルを常備しています。

疲れた時はアミノ酸系。マジ必須。

とにかく手軽に取れるということが一番です。手軽ではないと、絶対に摂取できませんから。

アミノバイタル
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疲労回復サプリメント:BCAA系

ロングライドの場合、大体ボトル2本持っていきます。私は1,000km超えの場合、いつもキャメルバッグを背負います。

ボトルの1本にこのBCAA系を投入します。

ただ、必ず真水は1本持ちます。キャメルの場合はキャメルに真水。

オレンジジュースとアミノ酸とBCAAを導入することにより、かなり全身の疲れ、特に脚が残るようになりました。

結局は2:毎日の地道な練習

これを言ってしまったら、終わりなんですが、結局は毎日の地道な練習につきます。間違いないです。

週に一回、日曜日に100km走るよりも、毎日ローラー台で20km走っている方が、尻の痛み回避を含め絶対に効果があります。

2013年より、毎年1回は海外遠征をして1,000kmオーバーを走りますが、日頃のトレーニングは、毎日ローラ台20kmだけです。

  • サイズ:使用時(収納時)/幅540mm、長さ1310mm(520mm)、高さ520mm(180mm)
  • 本体重量:6.5kg(ステップ、ガード含む)
  • 適合ホイール:24インチから700c(ホイールベース950mm-1090mm)
  • 乗降用ステップ、前輪ガード標準装備

2013年年末にこのローラ台を購入してから、外へ走りには行かなくなりました。

とにかくローラー台はいいです。レーパンだけ履けばトレーニングできます。調子が悪ければすぐに終了できます。

雨が降ろうが、雪が降ろうが関係ありません。天候に左右されず毎日トレーニングできます。

結局、尻の痛みも、結論を言ってしまえば毎日の地道なトレーニングで、ある程度の解決はできたりします。(まぁ、それ言っちゃオシマイなんですけどね)

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