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ディスクブレーキロードバイクの輪行方法、その実際をレポートしてみたいと思う。
今までキャリバーブレーキロードバイクであれば、いつものようにオーストリッチのエンド工具と輪行袋を使えば、いつもように輪行ができる。
しかし、ディスクブレーキになったことにより、いろいろとケアしなくてはいけないこと、考えなくてはいけないことが出てくる。
そして実際に埼玉ロードバイクの定番、白石峠→定峰峠→小川町駅を経由して、輪行をしてみた。
新しいカーボンディスクロードバイクをはじめて輪行してみたが、タイオガのエンド工具が、予想以上に良い製品で、楽々とディスクブレーキロードバイクを輪行できた。
ディスクロードバイクの輪行をするためのアイテムやグッズ、揃えるもの。そして実際の輪行の方法やその輪行の様子をお伝えします。
この記事の目次
縦型輪行袋を利用:リアエンド工具の種類
オーストリッチの輪行袋L-100を利用する場合、必ずリアエンド工具が必要になる。
出典:アマゾン
- 材質:ナイロンストレックス
- 重量:235g
- サイズ:高さ1100mm幅950mm奥行250mm
- 付属品:ショルダーベルト、中締ベルト
最軽量で使いやすい輪行袋のL-100は縦型となるため、地面側にサドルの後端とリアエンドが設置する形になる。
その場合、リアディレイラーが絶対に地面と干渉をする。そのため何らかの方法でリアディレイラーを地面から離す必要がある。
それを実現するのがリアエンド工具となる。
エンドには130mm、135mm、142mmのエンド幅があるので、まずは自分のロードバイクのエンド幅をチェックしてみよう。
オーストリッチ エンド金具 [リア用] エンド幅135mm
出典:アマゾン
ロード用のエンド工具に幅が広がった分のスペーサーが付属する。
エンドの形状によっては使えない場合もある。オレのCubeもこのエンド工具では使うことができない。
オーストリッチ エンドスタンド 12mm スルー用 クイック付属
出典:アマゾン
オーストリッチのエンドスタンド。110mmと150mmがある。
この形状であれば、エンド幅の影響は受けない。しかし、自立が難しくなるかもしれないことを頭に入れておこう。
また、今までのエンド両方で支えたタイプに比べ片方になる。ずれることが多くなる可能性があり、その場合リアディレイラーが地面と接触する恐れもある。
TIOGA(タイオガ) リア エンド ホルダー
出典:アマゾン
130、135mmのエンドホルダー。スペーサーにて対応する。プラ製なので、少々不安ではある。
タイオガ リアエンドホルダー2
出典:アマゾン
130mm/135mm/142mmエンド用に対応するリアエンドホルダー。
しかし、今までのオーストリッチエンド工具に比べ、かなりガタイがでかい。もしかしてL-100と一緒にまとめられない可能性もあるか・・・
またいきなりパーツとか無くしそうなくらい・・・
横型輪行袋を利用する
エンド工具で消耗するのであれば・・・いっその事、輪行袋を横型にすればディスクブレーキロードバイクの輪行問題はいきなり解決はする。
mont-bell コンパクトリンコウバッグ
出典:アマゾン
ハンドルとサドルが下になれば、リアディレイラーは上に来ることになり、エンド工具などは必要なくなる。ただ、輪行袋自体が大きくなりL-100に匹敵する軽さの製品はない模様。
それでもエンド工具を入れれば、L-100も300gを超えることになるので、シンプルにしたいのであれば横型輪行袋は一考の価値がある。
ロードバイク輪行時のパッキングとアイテム
春なので、さほど気温は高くないということで、ドリンクボトルは1本。
バイクパッキングとしてトピークのフレームバッグを使ってみた。このフレームバッグを利用した状態でボトルケージ2本とも利用できるのがよい。
ドリンクボトルとツールボトルを装着。輪行袋はサドルバッグに装着。これだと立ち漕ぎでもサドルは振られること無く、かなり快適ね。
- 材質:ポリエチレン/ ナイロン
- サイズ:L460 x W60 x H120mm
- 容量:4.5l
- 重量:200g
重量も軽く、荷物もそこそこ入る。さらにサドルバッグに比べ荷物の位置も低くなりバイクの低重心化もはかれるぞ!
輪行袋とトピークエンド工具のパッキング
いつも利用している輪行袋は定番オーストリッチL-100輪行袋。
エンド工具はスルーアクスル専用のタイオガエリアエンドホルダー2を使う。
オーストリッチL-100輪行袋にフレームカバー2枚、さらにタイオガリアエンドホルダー2を一緒にまとめても、きっちりと収納袋に入れることができる。
少々きつめ、輪行袋本体を収納袋へ入れづらい。さらに後方が少々はみ出す傾向があるが、なんとか収納袋には入る。
タイオガリアエンドホルダー2購入を考えている方の参考になれば・・・
ディスクブレーキバイクの輪行の5つのポイント
ディスクブレーキの輪行といっても、普通の(キャリパーブレーキ)ロードバイクの輪行と大差はない。いつものようにバイクをひっくり返しホイール外しからすすめる。
スルーアクスルを外す六角レンチを別に収納
スルーアクスルを外す、六角レンチをツールボトルなどに入っているものとは別に1本、取り出しやすいところに収納をしておくと便利だ。
オレはスルーアクスルに合う六角レンチを輪行袋と同梱してある。
輪行する際にツールボトルまであけるのは、手間もかかるので、ぜひとも別収納をしてみてはどうだろう。
ホイールを外したらディスクプレートを壁側に
ロードバイクをひっくり返しスルーアクスルシャフトを抜く。
リアホイール、フロントホイールを外すわけだが、外したホイールを壁に立てかける際にディスクブレーキプレートを壁側にして立てかけよう。
この方向であれば、もしホイールが倒れた時もプレートが上を向くことになり、プレート損傷を防げるだろう。
ブレーキパッドにスペーサーを挟む
油圧ディスクブレーキのその構造上、プレートがない状態でブレーキレバーが握られると、パッドが出てしまい、戻らなくなる。
でもって、ディスクブレーキパッドスペーサーを用意していたのに・・・忘れてきた。
仕方ないので、コンビニレシートを折りたたみ、パッド間に挿入をしておいた。とりあえずこれでも問題はまったくなかった。
タイオガリアエンドホルダー2でリアディレイラーを保護と自立
今回の輪行ではじめて利用をしたタイオガリアエンドホルダー2。
この安定感はすばらしい。スクリュー式になっているエンドで自信のロードバイクエンド幅にきちんと合わせることができる。さらに六角レンチでリアエンドホルダーを固定するので、動くことはないだろう。
さらに、しっかりと高さがあるので、リアディレイラーとワイヤー、エンドをしっかりと保護してくれる。
またタイオガリアエンドホルダー2は幅もしっかりとあるので、かなり確実にロードバイクが縦方向で自立をしてくれるのもすばらしい。
輪行のバラシは輪行袋上でやると良い
ホイールが外れて、タイオガリアエンドホルダー2をエンドに取り付けたら、すぐに輪行袋を開き、フレームを輪行袋の所定位置に置き、その後ホイールを取り付ける流れが良いと考える。
組み上げてから輪行袋広げると、場所をスゴイ取りそうな気がして、今はこのような流れでやっている。
フレームとホイールをストラップで固定をして、ショルダーベルトをBB部とステムに取り付けをする。輪行袋をしっかりとバイク全体にかぶせ、巾着ひもを縛って完成だ!
輪行状態の完成
バイクをひっくり返して、このように輪行状態に持っていくまで約10分。
タイオガリアエンドホルダー2はかなりしっかりと自立をしてくれるので、輪行作業がやりやすいのはとてもうれしい。
バイクシーズン到来!あなたも輪行でロードバイクのツーリングに出かけてみてはどうだろう。
まとめ
ディスクブレーキロードバイクは、そのブレーキ性能を手に入れるメリットに対して、キャリパーブレーキのメリットをかなりなくすことになる。
キャリパーブレーキロードバイクでは、まったく気にならなかったことが、一気に問題となる。たとえばバイクを立てかける時、たとえば輪行の時・・・いつの時もディスクプレートをケアする必要が出てくるので、けっこうストレスになるような気もする。
油圧ディスクブレーキであれば、油圧ケーブルラインもケアする必要があるかもしれない。
また今回はじめて使ったタイオガリアエンドホルダー2はかなりつかやすく、またスルーアクスル方式のリアエンド工具は、このタイオガリアエンドホルダー2をかなりおすすめする。
アマゾンレビューなどでも、エンドを締めても本体がフリーになっていて動くなどの評価もあるが、どうやらその問題は解決されている。アクスルシャフトを締めるとリアエンドにホルダーはしっかりと固定され、不安なくバイクが自立するぞ!
以下にタイオガリアエンドホルダー2をレビューしているので合わせてチェックしてみてほしい。
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タイオガ「リアエンドホルダー2」 スルーアクスルエンド工具のレビュー!
「リアエンドホルダー2」をレビューしたいと思う。この「リアエンドホルダー2」はディスクロードバイクを燐光する際にマジ必要。ディスクブレーキロードバイクを輪行する場合、通常のキャリパーブレーキロードバイ ...