スーパーママチャリGPが今年もやってくる。エントリーするあなたは準備万端だろうか?
さて、このスーパーママチャリGPを2008年第一回大会より、性懲りもなくずっとエントリーをし続けている管理者Yasuが、ママチャリGPエントリーの準備をお届けするよ。
なんといってもママチャリGPはマシンが命。
ちなみにうちのチームの最高成績は95位!すごくね?
というわけで、2017年度も行くよ。
この記事の目次
スーパーママチャリGPで上位に行くためのマシン(ママチャリ)について
今年も天気がいいことを願うばかりのママチャリGP。ロードバイクで走るとFISCOは気持ちいいが、ママチャリで最終コーナーからの登りは結構辛い。
1時間もすぎると半分くらいが歩いているよ。
そして毎回、ママチャリGPに行って驚くのが、その仮想マシン・・・じゃなくて仮装マシンの完成度の高さだ。これはぜひとも皆さんに見てもらいたいくらい。
今年はどのような物体が出てくるのか非常に楽しみ。
ところで、仮装をしないで、そこそこ走って楽しもうと思っているチームはたくさんあると思う。
それでなくても、ロードバイクに比べれば、全然走らないママチャリだ。
またうちのチームみたいに、よる年に勝てず・・・2ケタ順位から先はずっと右肩下がり。さらに1周走ると、ほぼギブアップ状態のライダーばかり。
そんな状況だと、完走も厳しくなるので、用意するママチャリはできるだけ楽に走ることができるようなママチャリを選択する。
富士スピードウェイというアップダウンも厳しい、また過酷なレースを制するためのマシン選びを確認する。
まずはママチャリGPのレギュレーションをチェックしてみよう。
スーパーママチャリGPのマシンレギュレーション
- ママチャリの勇姿と気品が保たれていること!
- 無改造であること!
- 一般市販品に限る!
- 自作・ハンドメイド・受注生産品など、KYな車両は使用できない!
- ギアは8段変速以下であること!
- フレームは、スカートをはいている女性でも容易に乗り降りが出来る「ママチャリスタイル」であること!
- サスペンション付きは使用不可!
- 車輪は、前後共に26インチであり、尚且つ車輪にカバーを取り付けてはならない!
- 車両にお金をかけることは許されない!但し装飾にお金を掛けることは許される!
- カゴの正面に防水加工を施したゼッケンを貼らなければならない!
- タイヤ、チューブ、エアバルブは交換変更可。但しタイヤはママチャリ用オールウェザータイヤを使用し、競技用タイヤ、スリックタイヤ、マウンテンバイクのタイヤ等は使用禁止!
- その他詳細は「図解車両規定」に準ずる!
- 【スペアマシンを用意する場合】 各チームにメインマシン1台とスペアマシン1台(※1)、合計2台まで使用可能。(※1 スペアマシンの定義=メインの車両が壊れて「走行不能」になった場合に使用できる2台目の車両)
- 【子供がチームに属する場合】 子供が安全に走行できるよう「子供専用として市販」されている車両を、その子供が使用することは可。その際補助輪の使用は認めないものとする。
引用→http://www.japan-racing.jp/fsw/rbook/smama_rule.pdf
できるだけ軽量マシン(ママチャリ)を選択するためには
上記のレギュレーションを見ると、エントリーをするママチャリは改造は一切してはいけない。ちなみにママチャリGP初期の頃は、ロードバイクみたいなママチャリがたくさん走っていたんだよ。それはそれで見ると面白かった。トップチームはみんなビンディングペダルだったしね。
さて、改造をしない状態でどのように軽いママチャリにするかというと、ストックの状態で、できるだけ余計なものがついてないマシンということになる。
ほとんど何もできないママチャリだが、それでも選び方で、かなりの差が出ることを知っておこう。
ママチャリのパーツ殆どが鉄製
ママチャリを構成するパーツ、そのほとんどが鉄製となっている。とういことは、その鉄製パーツができだけ少ない方がいい・・・ということになる。
しかし、ママチャリでパーツが多かったり少なかったりってあるのか??
それがあるんですよ。チェックをしてみよう。
ハンドルはフラットハンドル
ハンドルは絶対にフラットハンドルをおすすめする。
富士スピードウェイは登りがけっこうキツイ。その登りをクリアするためにも引きハンドルがやりやすいのがフラットハンドル。
フラットハンドルに対してママチャリにはアップハンドルというのがあるが、速く走るためには、フラットのほうがいいだろう。
ロードバイクのように伏せやすいし、また肘をハンドルに乗せてかごをつかめばDHポジションもできる。
そして、いちばん大切なのはアップハンドルよりも長さが短いので、絶対的に軽いのだ。
ぜひフラットハンドルのママチャリをおすすめする!
リアキャリアなし
ママチャリといえば、その積載量でロードバイクを凌駕する・・・そりゃそうだが。
フロントには買い物袋が2袋は入りそうなでかいバスケット。さらにリアには3人くらい乗ってもびくともしないような頑丈なリアキャリアがついている。
しかし、待ってほしい。もしママチャリGPにエントリーをするつもりであれば、そのキャリアは重い。鉄の塊だしね。
なので、ここは思い切ってリアキャリア無しのママチャリを選んでほしいと思う。
多分そのキャリア1つで1kg以上の軽量化できること間違いない。
スタンドは片足・1本スタンド
スタンドは1本足のスタンドがいい。いわゆるリアタイアがきちんと上がり、自転車が安定をする両足スタンドがママチャリには多いが、片足スタンドのほうが絶対に軽い。
間違いなくこれだけでも1kg近く違うだろう。
以上の3点のアイテムはぜひチェックをしてもらいたいパーツとなっている。これが変わるだけで、相当軽量化されるだろう。
普通のチームでも7時間で150km程度走る。マシンが軽ければ、それだけ負担も減るというものだ。
ママチャリGPオススメのママチャリ
現時点で、ママチャリGPを有利に走れるママチャリはこれがおすすめとなる。うちはオレンジサンダー号に続き、今回ブルーサンダー号として2台めを購入した。
当然、前述のアイテム3点の軽量化チェックも通っている。「フラットハンドル」「リアキャリア無し」「片足スタンド」のパーツで構成されているママチャリだ。さらに値段も非常に安いという部分も特筆できる。
無駄なものが一切ついていない、いわゆるレーシーなママチャリというマシンだ。ミッションは6速を装備する。
6速ギアはFISCOの登りを走る抜けるには、欠かせない装備。信頼のグリップシフトでだれでも簡単に変速ができる。
ただ、「無段階」ギアのエントリーで走る場合にはギア無しで行こう。
レギュレーションではTカーの追加が認められているので、うちは新車のブルーサンダー、そして今までメインだったオレンジサンダー号がスペアマシンとして準備された。
準備万端。死角なしというところだろう。
古めのママチャリはフロントホイール・タイヤ交換がオススメ
今回のママチャリGPを中古マシンでエントリーする方に、ぜひオススメをしておきたいのが、フロント周りの新調だ。
具体的にはフロントホイールとフロントタイヤを新品にすること。これはオススメ。
初めて走る方は知らないかもしれないが、富士スピードウェイのグランドスタンドから1コーナーを抜けると、そこはFISCOで一番スピードが乗るダウンヒルとなっている。
普通に漕がないで走っても50km/h出る。しかし、せっかくスピードを稼げるところ。ブレーキをかけるのはちょっとおしい。
しかし、ホイール周りが振れていたり芯が出ていないと・・・本当にフロント周りがビビりだす。マジで怖い。ちなみに毎年、この1コーナーと、その先のダウンヒルで落車が出る。
そこで、フロント周りの新調だ。うちのオレンジサンダー号もフロントホイールとフロントタイヤを新品にした。
ママチャリ用のフロントホイールであれば、2000円台で購入ができる。コスパ抜群のアイテムで交換によるその威力が非常にわかりやすい。ママチャリってけっこう雑に扱われているので、フロント周りが振れているのが多いはず。
フロントホイールとフロントタイヤで3,000円ちょいだ。これでフロント周りが新調されれば、すごい安心。特にフロントタイヤは要チェックしてくれ。
うちのオレンジサンダー号のフロントタイヤ・・・このようになっていた。このようなタイヤでFISCO走ると、バーストするおそれがある。一番スピードの乗る1コーナー先のダウンヒルでトップスピード。そこでフロントバーストしたら、大変なことになる。
転ばぬ先の杖。ぜひタイヤまわりは要チェックをしよう。
新品タイヤとフロントタイヤの比較。右のタイヤヒビだらけだ。
ママチャリフロント周りの交換は本当に簡単だ。のんびりやっても30分程度で終わった。ブレーキまわりもチェックして新車のようになったぞ。
これで、うちのママチャリ2台が揃った。ブルーサンダー号は新車。
そしてオレンジサンダー号はフロント周り新品で新車の走りを取り戻す。
さぁ、ママチャリGPはもうすぐ。ぜひしっかりと準備してのぞもう!