記事はプロモーションが含まれています
ツール・ド・フランスの2009年第16ステージにもなった「プチ・サン・ベルナール峠」があるのはモンブランの南側でフランス・イタリア国境のアルプスを越える。
かなり歴史のある峠道で、モンブランの東側でスイス方面に越えるグラン・サン・ベルナール峠とは対の名称になっている。あっちは「グラン」、こっちは「プチ」という感じ。
標高は「グラン」が2469mで、こっちの「プチ・サン・ベルナール峠」は2188mとなっている。
そんな絶景、ヨーロッパアルプスの「プチ・サン・ベルナール峠」をロードバイクでアタックしてみた。
この記事の目次
プチ・サン・ベルナール峠はどこにある?
プチ・サン・ベルナール峠はイタリアのヴァッレ・ダオスタ州とフランスのサヴォワ県を結んでおり、行政上はラ・トゥイール(イタリア)とSéez(フランス)の境界に位置する。
イタリア側は国道26号線 (SS26) に、フランス側は地方道1090号線 (D1090) 指定されている。
イタリア側に超えると、すぐ左側にヴェルネイ湖(Lago Verney)が見える。
というわけで、今回ロードバイクでプチ・サン・ベルナール峠をフランス側からアタックしてみた。
プチ・サン・ベルナール峠への挑戦ルート
イズラン峠よりロードバイクでダウンヒルを降りてきた。
これがイズラン峠からのダウンヒル風景。眼下にはヴァル=ディゼールの街が広がっている。ロードバイクでヨーロッパのダウンヒルを駆け抜ける時、ガードレールがないので要注意だよ。
そして目の前をスキー場リフトが通っている。ココ全部スキーゲレンデかよ?ルート上にあるであろうシュヴリル湖も街の奥に見える。
峠を駆け下りた・・オレはイズランの麓の街フランスのヴァル=ディゼールで一休みをする。ここはフランス側となっていて、カフェでは「メルシー」だ。
この街からプチ・サン・ベルナール峠までの道のりは約40kmとなっている。峠を越えるとイタリアに入る。
プチ・サン・ベルナール峠をロードバイクでアタック
そんな感じでロードバイクでプチ・サン・ベルナール峠へアタック開始。ヴァル=ディゼールの街のカフェを出発したのが11時過ぎとなっている。
いい天気。風も微風。ただ、ちょっと暑い。距離もきっちりと長い。
舗装はかなりいい舗装と思っていい。ひび割れもないし、凸凹もない。さすが観光地系の道路だ。
プチ・サン・ベルナール峠に向かい、どんどんと標高を上げていく。
看板にはプチ・サン・ベルナール峠はオープンの表示がある。また「ITALIE」というイタリアの表示もあった。峠を越えると国境を超えてフランスからイタリアへ入る。
スキーリゾートのホテルだろうか。施設横にはツール・ド・フランスの幕が下がっている。
こんなところをロードバイクで走れるなんて、マジうれしい!
プチ・サン・ベルナール峠まであと7kmの標識が出てきた。あと小一時間で到着できるだろうか。けっこうヘロヘロ。
時計を見ると13時過ぎ。ヴァル=ディゼールの街から約33km走った。ここまで2時間半ほど。
ああ、峠のピークらしい感じ。
何かの銅像が指を指していた。
見えてきたぞ!プチ・サン・ベルナール峠のピーク。
プチ・サン・ベルナール峠のカフェかな・・・まじ疲れた。一休みするぞーーー!
プチ・サン・ベルナール峠に到着をした・・・時計を見ると14時半。
プチ・サン・ベルナール峠を制覇!おつかれさんです。
プチ・サン・ベルナール峠のカフェで一休み
プチ・サン・ベルナール峠をやっとこロードバイクで超えた。カフェで一休みだろ。これは。
この日もプチ・サン・ベルナール峠では沢山の観光客、ロードバイク、オートバイのツーリングライダーなど沢山の人でにぎわっていたよ。
パラソルの下で冷たいシェイクをいただいた。うまい。
この後、このベンチで20分ほど昼寝をした。これがまた気持ちよかった。
プチ・サン・ベルナール峠はセントバーナード犬のふるさと
救助犬として用いられたのは2世紀頃にローマ帝国の軍用犬としてアルプス地方に移入された大型犬であるが、後にこの種は峠での活躍にちなんで「セント・バーナード」(サン・ベルナールの英語読み)と命名された。wikipedia
この「グラン・サン・ベルナルド峠」「プチ・サン・ベルナール峠」はみんなも知っている、あの救助犬セントバーナードの生まれたトコ。峠にはセントバーナードのお土産が所狭しと並んでいる。
峠ではセントバーナードがたくさんお出迎えしてくれるぞ。
プチ・サン・ベルナール峠の国境を超えてイタリアへ
そしてプチ・サン・ベルナール峠を超えるとイタリアにはいる。
これはパスポートコントロールだろうか。今はEUなので何も提示すること無く国境を超えることができる。よく考えるとすごいことだよ。コレは。
プチ・サン・ベルナール峠を超えて、ほんの少し走るとイタリア国境の看板が出てきた。
こんな看板が出てくると、ああ、ここはヨーロッパで、国境付近の峠を超えてきたんだ・・・そんな気持ちがホント強くなる。このあとイタリア「La Thuile」という街まで一気にダウンヒルを走り抜けた。
まとめ
ヨーロッパ・アルプスをロードバイクでめぐると、ほんとうに楽しい。走る抜ける街はとてもキレイだし、ヨーロッパアルプスの峠は、どこも歴史があり、刺激的だ。
今回、イズラン峠やステルヴィオ峠、そしてこのプチ・サン・ベルナール峠超えてみて、ロードバイクのすばらしさを再認識した。
ぜひ、あなたもチャンスがあればヨーロッパをロードバイクで走ってみてほしい。山岳天国日本でも見られないような、その雄大な風景や自然にふれることができる。そしてロードバイクならその感動も大きいだろう。