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お尻の痛みを回避する方法を更に考えてみましょう。私は2013年よりブルベに挑戦をしています。
最低距離が200kmというブルベを始めた当初は、いつもお尻の痛みと戦っていました。
たくさんのブルベを走っていく中で、だんだんと尻の痛みを回避する方法やコントロールする経験ができてきました。
100kmを超え、その先を目指すあなたの参考になればうれしいです。
この記事の目次
手を犠牲にしてケツを守る
2013年のロンドンエジンバラロンドン1,400kmを走っていた3日目・・・一緒に走っていた日本のライダーの方が発した言葉です。
「手を犠牲にしてケツを守る」
ようは、下ハンドルを持って、完全前荷重で走り続けるということです。
荷重の分散、そして前荷重がお尻の痛みを軽減するという実例です。
革サドルの導入
長距離を走るヨーロッパの人たちは、かなりの数で革サドルを使っている方が多いです。
その性質より、自身のお尻の形に合ってくる。また適度な柔らかさやしなやかさでお尻をダメージから守ってくれます。
私も以下、2つの革サドルを常備していて、走る距離によりサドルを変更しています。
BROOKS ブルックスサドル
スタンダードなブルックスサドルの皮質はかなり硬いです。
なので、慣れるまで少々時間がかかります。
私は、このブルックスサドルを使う場合、室内のローラ台、国内の600kmまでのブルベの使用と決めています。
1,000km、1,200kmなどを走る場合は、この下にあるサドルを使っています。
サドル:Selle Anatomica セラ・アナトミカ タイタニコ
ブルベやロングライドを走っているライダーから、かなりの評価を得ている「セラ・アナトミカ タイタニコ」。
私も2013年のロンドンエジンバラロンドン1400kmエントリーより導入をしました。
以後、1,000km以上のブルベやアタック日本縦断2,700kmなどの複数のブルベを長期間走る場合にこのサドルを使います。
いつもこのサドルを使えばいいのでは?・・・という声も聞こえてきそうですが、このサドルは伸びやすいのです。
使ってみるとわかりますが、初めてこのサドルを使ったその日には、もう中古のように自分のお尻の形に合ってきます。
そのくらい革質が柔らかいのです。
なので、常用していると、あっという間に革が伸びきり、フレーム前部にある革調整ボルトネジを使いきってしまうのです。
以上の理由により、このサドルは超長距離を走るときにのみ使うことにしています。
ちなみにこのサドルを使い始め、アタック日本縦断やオーストラリアの1,200kmを走りましたが、お尻だけは全く大丈夫になりました。ロングライドでは手放せないアイテムです。
結局は1:脚が残っているか
ある程度の長距離になると、ケツを守るのは手ではありません。脚です。
脚がきちんと残っているかが肝になります。
このところのロングライドでは、お尻をケアするよりも脚に気を使います。
脚がしっかりと動けば、必要に応じてダンシングによりお尻から荷重を抜けます。しっかりとペダルを回せれば、お尻の負担が減ります。
休憩ではオレンジジュース
何かのテレビで見たのですが、高校野球のサポートをしている栄養士さんの言葉でした。
「とにかくオレンジ、オレンジジュースを摂取させた」
ようは、疲労回復にオレンジ系はいいということです。
コンビニなどで手軽に手に入るオレンジジュース。コレ以来、私の休憩時飲料はオレンジジュースが定番です。
アミノバイタル:アミノ酸系
ロングライドする時には、アミノ酸系のアミノバイタルを常備しています。
疲れた時はアミノ酸系。マジ必須。
とにかく手軽に取れるということが一番です。手軽ではないと、絶対に摂取できませんから。
疲労回復サプリメント:BCAA系
ロングライドの場合、大体ボトル2本持っていきます。私は1,000km超えの場合、いつもキャメルバッグを背負います。
ボトルの1本にこのBCAA系を投入します。
ただ、必ず真水は1本持ちます。キャメルの場合はキャメルに真水。
オレンジジュースとアミノ酸とBCAAを導入することにより、かなり全身の疲れ、特に脚が残るようになりました。
結局は2:毎日の地道な練習
これを言ってしまったら、終わりなんですが、結局は毎日の地道な練習につきます。間違いないです。
週に一回、日曜日に100km走るよりも、毎日ローラー台で20km走っている方が、尻の痛み回避を含め絶対に効果があります。
2013年より、毎年1回は海外遠征をして1,000kmオーバーを走りますが、日頃のトレーニングは、毎日ローラ台20kmだけです。
- サイズ:使用時(収納時)/幅540mm、長さ1310mm(520mm)、高さ520mm(180mm)
- 本体重量:6.5kg(ステップ、ガード含む)
- 適合ホイール:24インチから700c(ホイールベース950mm-1090mm)
- 乗降用ステップ、前輪ガード標準装備
2013年年末にこのローラ台を購入してから、外へ走りには行かなくなりました。
とにかくローラー台はいいです。レーパンだけ履けばトレーニングできます。調子が悪ければすぐに終了できます。
雨が降ろうが、雪が降ろうが関係ありません。天候に左右されず毎日トレーニングできます。
結局、尻の痛みも、結論を言ってしまえば毎日の地道なトレーニングで、ある程度の解決はできたりします。(まぁ、それ言っちゃオシマイなんですけどね)
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