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北イタリアにある「ステルヴィオ峠・Passo dello Stelvio」を登ってきましたのでレポートします。Passoとはイタリア語で峠と言う意味。
ステルヴィオ峠の標高2758mとなっていてアルプスで2番目に標高が高い峠となっている。
ちなみに1番標高が高い峠は標高2770mでフランス・サヴォワ県、グライアン・アルプスに位置するイズラン峠となっている。
ステルヴィオ峠はどこにある?
北イタリアにあるステルヴィオ峠(イタリア語: Passo dello Stelvio)は、イタリア北部のアルプス山中にある峠です。
オレが行った7月下旬でも頂上には雪が残り、山頂付近では夏スキーが楽しめるようだ。
道的にはロンバルディア州北部(ソンドリオ県)と南チロル(ボルツァーノ自治県)とを結んでいる。
ステルヴィオ峠標高は2757mで、アルプス山系の峠としてはイズラン峠(標高2770m)に次ぐ高さを誇となっている。
ステルヴィオ峠のすぐ北にはスイスとの国境線があり、このレストランもステルヴィオ峠で見ることができ、もちろん峠より歩いてアクセスができる。ちなみに国境ではあるが越境にパスポートはいらない。
チーマ・コッピ(CIMA COPPI)とは?
「Cima Coppi(チーマコッピ)」とは、その年のジロで最も高い標高の峠に捧げられる賞となっている。
ボルミオの街にあるスポーツ店にあった看板にも去年のジロ・デ・イタリアが掲げてあり、その中にもステルヴィオ峠(イタリア語: Passo dello Stelvio)に「Cima Coppi(チーマコッピ)」と記載されていた。
ステルヴィオ峠をロードバイクでアタック
というわけで、ステルヴィオ峠をロードバイクでアタックしてみた。日時は2018年7月27日。
南チロル(ボルツァーノ自治県)側から登り始める。
ステルヴィオ峠の麓の街。時計を見ると16時40分。
この時期イタリアは21時ころまで明るい。できれば明るいうちにステルヴィオ峠を超えたいが・・・5時間かかるとちょっと日没になってしまう。
ステルヴィオ峠はオープンしているようだ。このあたりから標高がどんどんと上がっていく。
16時50分、ステルヴィオ峠まで約22kmある。
この日もたくさんのオートバイ、自転車、ロードバイク、MTBが対向車線をダウンヒルしていった。
ぐっと斜度が上がるところが出てくる。本格的にステルヴィオ峠へアタックだ。
ステルヴィオ峠のふもとに割って入っていく。こんな長いストレートもこの先にはなくなるのだろう。
ヨーロッパアルプスは、こんな感じでオートバイのツーリングがたくさん走っている。
特にデュアルパーパス系、オフ系のバイクが多い。当然MTBも多い。
ヨーロッパ・アルプス的な絵になる風景。しかしオレの方はへーへー、ゼーゼー・・・・
このあたりよりヘアピンコーナーが出てくる。コーナーあと40個でクリアできるようだが。遠いのー
18時半。
ヘアピンコーナーが続く。このままステルヴィオ峠ピークまでヘアピンが続くのであろう。
斜度もかなり高くなり、どんどんと標高を稼いでいく・・・息もかなり上がっている。
ホテルレストランがある・・・が、休むと、ホント峠を超えるのが夜になってしまう。
時計を見ると19時過ぎ・・・あと2時間で日没。
あとコーナー24個。
正面にステルヴィオ峠の全貌が見えた。あれ登っていくのね・・・けっこう絶望。
左上の山の頂に峠にあるのであろう、ホテル?レストラン?施設が見える。19時45分。
ステルヴィオ峠に近づくにつれ雲が増えてくる。雷雨はこないでほしい。
標高をどんどん稼ぐ。それにつれ息もけっこう苦しくなってくる。たぶん標高は2000mを余裕で超えている地点。
ちょっと一休み。座った場所から下を見ると、今登ってきた峠道が眼下に広がる。
ずっと、下の方にさっき通過したホテル・レストランが見える・・・20時半。あと30分ほどで日が暮れる。
へろへろ道にあと3kmの表示が出てきた。あと3km・・・1km10分かかると30分かかるのか。ツライ。20時40分。
あと2km・・・はーはー、ゼーゼー・・・20時52分。やっぱ時速6kmだ。
ホェーーーー、あと1km。周りがだんだんと暗くなってきた。とうとう日没を迎える。
21時3分・・・・キツイ・・・
あと、500mくらいというトコで、休む。もうキツイ。歩いていきたいくらい。
脇の駐車場には車が何台も止まっている。たぶんここで車中泊して夜明けを見るのだろう。
7月末の真夏のこの時期でもステルヴィオ峠頂上の夜は寒い。気温や余裕で1桁になる。本当に寒くなってきた。
峠に到着をすると一気に体が冷え込むだろう。早くステルヴィオ峠に到着をしたい。21時10分。
ステルヴィオ峠に到着。時計を見ると21時20分。やっとこステルヴィオ峠制覇した。
麓の街からステルヴィオ峠まで約25kmを5時間弱かかった・・・ツラかった。
この後雷雨が来てビショビショ。気温はどんどんと下がる。もっているウィンドブレーカー、レインジャケットをすべて着込む。
今日の宿、ボルミオまでの約20kmダウンヒルをこなし、オレのステルヴィオ峠挑戦は終了した。
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まとめ
日本の自動車車両が通行できる日本最高所は山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境にある大弛峠(おおだるみとうげ)で標高は2,360mとなっている。日本負けていないじゃん。
でもってロードバイクで行けることができる最高標高は乗鞍岳畳平の2,702mとなっている。すげー。今度行こう。
そんなワケでヨーロッパアルプス2番目に高い標高をほこるステルヴィオ峠アタック、挑戦は無事にミッション・コンプリートした。