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ロードバイク用のチューブレスタイヤについてチェックをして見たいと思う。現在はクリンチャータイヤ全盛ですが、かつてロードバイクのタイヤと言えば、チューブラーと言われるチューブとタイヤを一緒に縫い合わせたものが使われていました。
そして、時代は進みチューブとタイヤを分離したクリンチャータイヤ、そしてチューブをなくしたチューブレスタイヤへと進化しています。
注目されているタイヤとして流行の兆しを見せているのが今回紹介するチューブレスタイヤです。このチューブレスタイヤとはどんなものなのかと言ったことを中心に交換方法なども紹介していきます。
これを読めばきっとチューブレスタイヤがどんなものなのか知ることができるのではないでしょうか。
この記事の目次
- チューブレスタイヤの特徴と魅力
- チューブレスタイヤの構造
- チューブレスが出先でパンクしたらどうする?
- チューブレス専用ホイールが必要になる
- チューブレスタイヤ太さの選び方
- おすすめチューブレスタイヤ
- Continental(コンチネンタル) グランプリ5000 チューブレス
- IRC フォーミュラプロ チューブレス ライト
- ビットリア(Vittoria) チューブレスレディ(TLR) ルビノプロ G2.0
- IRC ROADLITE TUBELESS チューブレス
- IRC tire IRC FORMULA PRO TUBELESS
- パナレーサー(Panaracer) チューブレス タイヤ レース A エボ3
- Schwalbe (シュワルベ) ONE チューブレスタイヤ
- Vittoria(ビットリア) Corsa speed チューブレスレディ
- Hutchinson(ハッチンソン) FUSION5 11ストーム パフォーマンス
- まとめ
チューブレスタイヤの特徴と魅力
チューブレスタイヤの特徴と魅力は、チューブがいらない、乗り心地が良い、パンクしにくいと言ったものがあります。
チューブをタイヤの中に入れる必要がなく、直接空気を送り込むので乗り心地が良いという特徴があり、タイヤ自身もパンクが発生しにくい強度を持っているものが多かったり、シーラント剤を入れると傷がふさがると言ったことからパンクしにくいという特徴も見られます。
また、空気も抜けにくいので急にパンクして走らなくなると言ったことが少ないのも魅力です。
チューブレスタイヤの構造
チューブレスタイヤの構造について紹介していきましょう。
タイヤ自体にチューブに相当する層がありタイヤから空気が抜けにくくなっています。
そして、ホイール側も空気が抜けにくい構造になっているので、チューブレスタイヤをホイールにはめると空気が抜けにくい構造でチューブを入れなくとも空気が保持できる仕組みです。
こういった特徴からチューブなしでもロードバイクを走らせることができます。
チューブレスタイヤとは?
チューブレスタイヤは、その名前の通りチューブを必要としないタイヤのことです。車やオートバイなどのタイヤはこのチューブレスがほぼ主流になっています。
自転車をチューブレスにする場合、チューブをなくすことは少々大変になってくる。リム自体にスポークの穴のないチューブレス専用のホイールを用意する必要があり、またバルブもエアがもれないようにチューブレス専用のエアバルブを使う必要がある。
またホイールリムのビードが乗る部分はエア漏れな内容に密閉性の高い形状になっている。
ホイールやタイヤは一般的なクリンチャーによく似ているがクリンチャーのものは使えない。
チューブレスタイヤのメリット
チューブレスタイヤのメリットは、走り心地のよさ、急なパンクが発生しない、いわゆる耐パンク性の高さがあります。
チューブがない分転がりやすい構造になっているため走りやすさもメリットがあるだけでなく、空気とタイヤだけでホイールを支えているので乗り心地も高いメリットもあります。
また、急なパンクが発生しないため、いきなり走行不能になることも少なく、そのまま修理しやすい適切な場所まで若干ですが走らせることが可能です。
シーラント剤を使用することで、パンクリスクは大方低減できる。
チューブレスタイヤのデメリット
チューブレスタイヤのデメリットは、大きく分けて以下の4つとなる。
- パンクが分かりにくい
- タイヤ装着時ビードが硬くはめにくい
- ビード上げでエアが入りにくい
- ホイール・タイヤなど選択肢が少ない
チューブレスタイヤは、徐々に空気が抜けていくので走れなくなって初めてパンク発生に気付く場合があります。
そうなると最悪の場合ホイールにもダメージを受けている場合があり、注意する必要があるのです。
そういったリスクがデメリットと言えます。
また、空気が抜けにくい構造になっているため、タイヤをはめようとしてもなかなかホイールにはまりにくいというのもデメリットです。
最近は改善されつつありますが、自宅や店舗の整備エリアで装着に苦労するという場面も見られます。
クリンチャータイヤとの違い
クリンチャータイヤとの違いは、一言で言えばチューブの有無です。
クリンチャータイヤは、タイヤと別にチューブを用意する必要がありますが、チューブレスタイヤはチューブなしで装着できます。
この違いが走り心地と言った面で差となるのです。
チューブレスが出先でパンクしたらどうする?
チューブレスが出先でパンクした場合は、2つのパターンがあります。
一つは軽いものであれば、シーラント剤を入れてパンクした部分を埋め、ポンプやCO2ボンベなどで空気を入れる方法です。
もう一つは、チューブを入れてクリンチャーのようにチューブへ空気を入れる方法になります。
いずれもクリンチャー感覚で気軽にできますが、タイヤをはめる場合に注意が必要です。
チューブレスタイヤの交換に必要なもの
チューブレスタイヤの交換に必要なものは、新しいタイヤやタイヤレバー、チューブレスバルブです。
取り外しをしやすくするために石鹸水を用意しておくのも良いでしょう。
タイヤを外す・取付下準備
最初にタイヤを外していきます。
空気を抜いていきタイヤを両手の親指でリムの真ん中の溝(窪み)に落とすのですが、ここで必要に応じて石鹸水を利用しましょう。
そして一部のタイヤを落とし込めたらタイヤレバーを差し込んでタイヤの片側を外します。
一部外れたらそこからタイヤレバーを滑らせて片側を全部外しましょう。
片側が外れたら反対側も簡単に外せます。
そしてタイヤバルブを取り外して完了です。
準備としては、新しいタイヤを伸ばして柔らかくしておくことで、少しでもはめやすくしておきます。
チューブレスタイヤ交換法
チューブレスタイヤの交換方法は、最初に新しいバルブをセットします。
次に新しいタイヤをはめ込んで行くのですがポイントは、常にリムの真ん中の溝に落としこむように行うことです。
片側を完全にはめたら反対側も同様にはめていきます。
とても硬いことがあるので、石鹸水などを使って滑りやすくしていきましょう。
手ではめられなかった場合はタイヤレバーを差し込んでテコの原理ではめ込みます。
そして空気を入れて行くのですが、空気を入れて初めて完全にはまり込むのでスムーズにいくように石鹸水を周囲に塗りましょう。
空気を入れて、はじけるような音がすればビート(タイヤがリムに引っかかる部分)がリムに噛み合って装着完了です。
チューブレス専用ホイールが必要になる
出典:アマゾン
- リムタイプ、材質:ロードチューブレス / クリンチャー、アルミ
- 機能・特長:オフセットリム(リアのみ)
- リムサイズ:622-15C / H:23mm,W:20.8mm
- スポーク本数 、 OLD、リア対応スピード:F:16 / R:20、F:100mm / R:130mm、11/10スピード
- QR軸長:F:133 / R:163mm
チューブレスタイヤはタイヤのジャンルとしては最新であり、徐々に流行の兆しを見せています。
しかし、すべてのロードバイクホイールに対応しているのではなくチューブレスタイヤに対応したホイールが必要です。
選ぶ場合には、チューブレス対応ホイールまたはチューブレスレディ対応ホイールが挙げられます。
チューブレス対応ホイールは、チューブレスタイヤ専用、チューブレスレディ対応ホイールはクリンチャータイヤも付けられて、チューブレスタイヤを使う場合はオプション(専用リムテープを張り付けなど)をつけたりして装着させることが可能です。
こういった専用のホイールを事前に準備して初めてチューブレスタイヤを装着できます。
ちなみにこれらの構造の違いとしてリムと呼ばれるホイールの輪の部分の形状に注目しましょう。
クリンチャー専用のリムの場合、基本的にスポークと呼ばれる針金のような部品をつなぐ穴が無数にあります。
また形状もシングルウォールリムと呼ばれるスポークの固定部分のネジ山が直接出たような構造になっていたりタイヤに直接空気を入れても穴が開いていて空気が抜ける構造になっているというのが特徴です。
空気に関してはチューブに貯めておくのでリム側では空気を保持する必要がありません。
そういった意味でチューブレスタイヤが仮にはめられたとしても、空気を入れても全く空気が入らず利用できないのです。
チューブレスレディ対応の場合、リムはダブルウォールリムと言う構造になっています。
これは、リムのスポークと接する部分が二重構造になっており、スポークの接続部分が直接タイヤ部分に触れないようになっているものです。
こういった構造はクリンチャー専用のリムにも見られますが、チューブレスレディはここにリムテープと呼ばれるテープを貼るだけでタイヤ部分だけで空気が貯められるようになります。
つまり、リムから空気が抜ないようになるのです。
また、必要に応じてクリンチャータイヤも装着できます。
チューブレス専用のリムはスポーク穴が一切ない構造となっており、リムセンターにくぼみがあり、タイヤの脱着がしやすいリムです。
もともとリムを密閉しているためそのままチューブレスタイヤを利用できます。
更に万が一タイヤが傷つき破損してもタイヤを応急修理してチューブを入れればロードバイクを走らせることが可能です。
それぞれに特徴があるため、クリンチャー専用ではチューブレスタイヤが利用できません。
チューブレスタイヤ太さの選び方
チューブレスタイヤの太さの選び方も紹介していきます。
チューブレスタイヤは細めの25Cや23C(25㎜、23㎜と言う意味)、太めの28Cや32C、35Cなどがあります。
これらは様々な意見がありますが、全体的な傾向として細めのタイヤは漕ぎ出しが軽いという特徴、太めのものは快適性や安定性が高いというのが特徴です。
最近は25Cから28Cが主流であり、徐々にロードバイクも快適性を求めるというトレンドになりつつあります。
ただ、自分の好みやホイールの対応する幅に合わせて選ぶことが重要です。
特にチューブレス対応であってもホイールが対応するタイヤの幅が異なる場合もあります。
そのため、ホイールを持っている、あるいは買う場合はどういったチューブレス対応だけでなく、どういったタイヤを選べばいいのかを知ることが重要です。
おすすめチューブレスタイヤ
こういったことを知ったうえでおすすめのチューブレスタイヤを紹介していきましょう。
Continental(コンチネンタル) グランプリ5000 チューブレス
出典:アマゾン
Continentalのグランプリ5000です。
ドイツの有名タイヤメーカーであるContinental(コンチネンタル)が販売する上位モデルのチューブレスタイヤで、耐パンク性能に定評があります。
IRC フォーミュラプロ チューブレス ライト
出典:アマゾン
- 扱いやすさと耐パンク性が向上した最軽量・最速のロードチューブレスタイヤ(ETROT:622)
- 重量目安(カタログ値)・・・23C:255g / 25C:275g / 28C:325g
- 適正空気圧目安・・・23C:600-800kpa / 25C:600-800kpa / 28c:550-700kpa
日本のタイヤメーカーIRCのFORMULA PROです。
ロード用チューブレスタイヤの先駆者とも言われているメーカー渾身のチューブレスタイヤです。
タイヤ自体が軽いため走りが軽快です。
ビットリア(Vittoria) チューブレスレディ(TLR) ルビノプロ G2.0
出典:アマゾン
イタリアの老舗自転車用タイヤメーカーのVittoriaが販売するルビノプロです。
グラフェンコンパウンドでラバー分子間の隙間を埋めることで上質な走りを実現します。
IRC ROADLITE TUBELESS チューブレス
出典:アマゾン
先ほど紹介したIRCが販売するタイヤです。
こちらは耐久性や耐摩耗性を重視した構造となっており、過酷なトレーニングをする際にもパンクなどのトラブルが発生しにくいモデルになっています。
IRC tire IRC FORMULA PRO TUBELESS
出典:アマゾン
こちらもIRCタイヤです。
実績があるため、多数のモデルがあり、FORMULA PROの別モデルになります。
先ほど紹介した同モデルに比べて乗り味が異なるのが特徴です。
FORMULA PRO自体3モデルがあり用途によって使い分けることもできます。
パナレーサー(Panaracer) チューブレス タイヤ レース A エボ3
出典:アマゾン
パナソニックの関連会社だったパナレーサーが販売するレース A エボ3は、軽さや高い耐貫通パンク性能を誇るProTiteベルトの採用によって強さと軽さを両立したモデルです。
Schwalbe (シュワルベ) ONE チューブレスタイヤ
出典:アマゾン
Schwalbe (シュワルベ) はドイツのタイヤメーカーです。
このONEと言うモデルは、同社のチューブレスタイヤの基本モデルと言えます。
軽量であることや全体的にバランスがとれていることなど魅力的な特徴を持っているタイヤです。
Vittoria(ビットリア) Corsa speed チューブレスレディ
出典:アマゾン
Vittoriaのトップモデルの一つ、Corsa speedです。
世界最速のタイムトライアル向けタイヤと言われており、走行性能を全面に押し出したモデルと言えます。
Hutchinson(ハッチンソン) FUSION5 11ストーム パフォーマンス
出典:アマゾン
フランスの老舗タイヤメーカーHutchinson(ハッチンソン)は展開しているFUSION 5のPERFORMANCEというモデルです。
レース用に設計されているため、軽く走行性も高いモデルと言えます。
まとめ
チューブレスタイヤは、便利なタイヤ、チューブレスタイヤは魅力的なモデルが多くあります。また、チューブがない分走行がスムーズです。
こういったメリットがおおくあるものの、ホイール側がキチンと対応しているか、幅は問題ないかと言ったことをチェックしたうえで購入することをおすすめします。
また、装着方法には若干のコツが必要であったり、チューブの代わりにバルブを用意する必要もあります。そういった点に注意さえすれば、その便利さを十分に享受できるのではないでしょうか。