記事はプロモーションが含まれています
ロードバイクにとってクランクはとても大切なパーツです。ここから自転車の動力が生み出されているというエンジンのもとになる部品。
ロードバイクに乗ったことがある方であれば、クランクという部品については理解があると思われますが、クランクは、大きさが重要で大きくなると生み出すパワーが増えますが問題として足に負担がかかります。
一方で、小さくすると生み出す力が小さくなりますが漕ぎやすくなりコーナーでも漕ぎ出すことができたりして便利です。
ここでは、クランクの選び方について解説をしていきます。
クランクを交換することでマシンの持つ特性は大きく変化しますので、より良い性能を発揮するか、はたまたとんでもなく扱いにくいマシンに仕上がるかはクランクを選んだ人次第です。
クランクとはどのパーツ
ロードバイクのクランクとは、ペダルの踏み込む力を動力として自転車を進める回転機構のことです。
ペダルを踏みこみ、回転機構が回転すれば、チェーンから後輪に力が伝わりロードバイクが進む、というペダルの踏み込む力を別の動力につなげるための機構です。
クランクにはギアという歯車があり、歯車とチェーンがかみ合うことで回転力を生み、回転力が後輪のギアに伝わることで初めて前に進むパワーになります。
クランクアームの長さについて
クランクにはアームの長さという概念があり、アームが長くなればてこの原理により強い力を生み大きな力を生みます。
ですが、大きな力を受け止める脚力のほか筋力が足に必要になるため、アーム部分が長くなればなるほど、てこの原理で受ける力を吸収する脚に負担がかかります。
逆にアームを短くすると短くなった分発揮されるパワーは下がりますが足に負担が少なくなりますのでメリットとデメリットについて考える必要があります。
クランクアーム長さの決め方
長さの決め方は、足に負担がかかった際、耐えることができるか否かという方向から決めるという方法がおすすめの方法です。
この方法は、試乗という形でクランクのアームが長いロードバイクに乗ってみて足に負担が来ているかどうかを見てから長さを決めます。
自分の身長で決めるという方法もおすすめなのですが、自分の足の筋肉量で決めるという方法が最も安全なので、試乗してみてロードバイクのアームの長さを選ぶとよいでしょう。
クランクアームを短くするメリット
クランクを短くするメリットは、小さい力でもクランクを回転させることができる点でてこの原理が働かない分、効率的にクランクを回転させ動力に変えることができる点です。
また、クランクが短いと、てこの原理があまり働かなくなりますが利点として足にかかる大きな負担が減少します。
ほかにも利点としては、コーナリング時に地面と足が接触しにくいという利点も生まれるため、コーナーをより攻める姿勢でロードバイクをコーナーでこぎ進めることもできます。
クランクが長いとコーナーリング時に漕ぎ出すと地面とクランクがぶつかるリスクがありますからね。
クランクを短くするデメリット
クランクを短くするデメリットは大きなパワーを生み出さないというデメリットがあり、トップスピードを延ばすことができません。
またトップギアと相性が悪く、てこの原理で大きなパワーを出さないとトップギアはものすごく強い力を必要とするギアになるため、スピードダウンしてしまうリスクがあります。
トップギアで速度を生かせないとなると、ミドルギアまでを中心として使用し体力を温存するという考えになりがちで、速度をより高めて走行するというレースでは活躍できなくなる可能性もあり得ます。
クランクの種類
クランクには種類があり、種類に応じて強みと弱みがあります。
たとえば、ノーマルクランクはてこの原理が働きますが、コンパクトはてこの原理が働きにくくなる分、軽量なうえ足にかかる負荷を少なく抑えます。
ミッドクランクはノーマルクランクと、コンパクトの中間に位置するため、漕ぎやすさ、およびてこの原理によるパワーを期待できますが器用貧乏という形で収まることも多いです。
ノーマルクランク
ノーマルクランクは強力なパワーをてこの力で引き出すことができるクランクですが、反面に足にかかる負荷が大きいです。
負荷が大きいため足を鍛えていないとその力に耐えきることができず、だんだんと足に疲れが生じやすいです。
また、ノーマルはロングクランクというものと比較した場合、生み出す力は低いという難点もあります。
ロードバイク初心者の方やまだロードバイクでスピードを出せるほど力がない方の場合、ノーマルより、コンパクトのほうがおすすめです。
コンパクトクランク
軽量性と小回りが利くという利点があり、コーナリング時でも漕ぎ出すことができるという利点があります。
コーナリングで攻めるという考えがある反面、直進時に受ける恩恵は少なくなり、強力なパワーを出すことは難しくなるクランクです。
また、トップスピードを稼ぎにくいという問題もあり、変速ギアのトップギアで加速できないという難点もあります。
ミッドクランク
ミッドクランクは、ノーマルとコンパクトクランクの両方をいいところどりしたクランクです。
漕ぎやすさ重視のほか、コーナリング重視になるなどのほかにトップスピードも稼げるという利点があります。
ただし、特出した利点がなくなるという問題点もありますが、ロードバイクを扱いやすくするという方向性においては有意義なクランクになり安定性重視にすることも可能とします。
クランクの選び方
クランクは選び方があり、選び方でロードバイクの性能を向上させることも可能になり、扱いにくくなるケースもあります。
たとえば、スピード重視にチューニングした場合、安定性を欠いてしまうなどのほか足にかかる負荷が激増するなどがあり、利点を生かすか欠点を改良していくかという選択が生まれ乗り手である人物がマシンの能力を引き出すきっかけにもなります。
身長にあった長さ
これは身長の長さに応じて回転する部分の長さを調整することで最小半径で自転車のクランクを回転させようという考えです。
足が長い人はクランクが短くなればなるほど漕ぎ出しにくくなるため、クランクを長くする必要性があり、身長が低い方は長いクランクですと足にかかる負荷が増加しますので漕ぎ出しにくくなるという難点があります。
軽さで選ぶ
軽さは重量という配分でトップスピードが伸び悩んでいる場合、軽量化という方向性で速度アップをしようという考えです。
この考え方は自動車も同様で、まずは軽量にしてみてトップスピードに達する時間を早くするという方法です。
ただし、軽量化は問題もあり、軽量化した結果、軽量化した部位の耐久性が下がるという問題もあり得ますので、軽量化は場合によってはクランク自体の耐久性が下がるという難点もあり得ます。
歯数で選ぶ
歯数はギアの枚数のことで枚数が増えれば漕ぎ出しが重くなったり軽くなったりします。
歯数は枚数が少なくなると漕ぎ出しが軽くなるという利点がありますが、反面にトップスピードは伸びません。
そして、クランク自体に変速システムがない場合、歯数をさらに増やしたり減らすことができないため、回転機構の特性を変更することはできなくなります。
だから、クランク自体に変速システムがある場合、回転機構の特性を変化可能で特性を変えることでトップスピードを上げたりトップスピードに至るまでの時間を短縮も可能です。
パワーメーターの有無
パワーメーターはペダルを踏みこんだ際、踏み込んだ力を計測する装置です。
パワーメーターの利点は、数値化することにあり、数値化したデータを生かせば事故が生み出す脚力のピークを図ることができさらなる重みがあるクランクを選択するなどクランク選びのデータを収集可能です。
データは事故の鍛錬に使用できるデータになりますので、今現在自分のロードバイクで発揮できるポテンシャルを数字としてみるにはうってつけです。
シマノのクランクリスト
シマノのクランクシリーズをちょっとチェックしてみよう。入門ビギナー向けのクラリスやSORA、そして最高峰のデュラエースまでたくさんのクランクがラインナップされている。
シマノ(SHIMANO)FC-R2030 50X39X30T
出典:アマゾン
- シマノパート:EFCR2030EX090C
- タイプ、リア対応スピード:2ピースクランク(4アーム)、8スピード
- 歯数構成 / クランク長 / チェーンガード:50x39x30T / 175mm / 付き
- PCD、チェーンライン:110/74mm、43.5mm
- 対応ボトムブラケット、チェーン:BB-RS500/RS500-PB、HG-8スピード
SHIMANO(シマノ) SORA FC-R3000 50/34T(2x9S)
出典:アマゾン
- シマノパート:EFCR3000CX04X
- タイプ、リア対応スピード 2ピースクランク(4アーム)、9スピード
- 歯数構成 / クランク長 / チェーンガード 50x34T / 170mm / なし
- PCD、チェーンライン 110mm、43.5mm
- 対応ボトムブラケット、チェーン BB-RS500/RS500-PB、HG-9スピード
シマノ(SHIMANO) FC-4700 10S TIAGRA(ティアグラ)
出典:アマゾン
- シマノパート:EFC4700CX04
- グレード:ティアグラ
- ダブルクランク
- クランク長:170mm
- 2ピースクランク
- リア10段用
SHIMANO(シマノ) 105 FC-R7000 53/39T(2x11S)
出典:アマゾン
- PCD、チェーンライン:110mm、43.5mm
- 対応ボトムブラケット、チェーン:SM-BBR60/SM-BB72-41B、HG-X11
- 平均重量:713.4 g (50-34T) 742.6 g (52-36T) 757.8 g (53-39T)
SHIMANO(シマノ)FC-R8100 2x12S
出典:アマゾン
- FC-R8100 12s 170mm 50-34T
- シマノ/SHIMANO モデルNo:FCR8100
- パッケージ重量: 1.31 kg
SHIMANO(シマノ) デュラエース FC-R9100 52X36T
出典:アマゾン
- タイプ、リア対応スピード:ホローテックII、11スピード
- 歯数構成 / クランク長:52x36T / 170mm
- PCD、チェーンライン:110mm、43.5mm
- 対応ボトムブラケット、チェーン:BB-R9100/R9100-PB、HG-X11
- Q-ファクター:146mm
まとめ
クランクはトップスピードを強化するなどのほか、コーナリングであえて踏み込み速度を増すなどのコーナリングから攻める姿勢にマシンを変化させたりする部品です。
マシンの性質ががらりと変わるため、利点においてはトップスピード重視のマシンを作り出すことのほか、安定性を重視したマシンを作り出すことができます。
ギア比という概念もクランクにはありますのでギア比がかみ合わないとトップスピードを延ばすことができないという点もありクランクの歯数についても歯数が多いものが良いか少ないほうが良いかを吟味しましょう。
歯数が多いとロードバイクは漕ぎ出しが重くなる、端数が少ないと軽くなるがトップスピードは出ないという点を考慮した場合、乗り手側の人物の脚力が重要になるということですね。