ロードバイクのパーツ・部品

ロードバイク【ブレーキシュー】種類/交換法/おすすめ3選

2024年9月14日

ブレーキシュー

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ホイールの外側の枠とも言える部分を担っているパーツ、それがリムです。

このリムにストレスを加えて減速や停車を行う形式のブレーキがリムブレーキと言われる部品になります。

このリムブレーキの制動に関わるブレーキシューと言う重要なパーツがあり、これはこまめにコンディションをチェックし、必要に応じて交換することが必要です。

今回、このブレーキシューとはどんなパーツなのかと言ったことを話題にお話ししていきます。

ブレーキシューとはどんなパーツ?

ブレーキシューは、直接リムと接触してリムの動きを止め、車輪全体をストップさせる重要なパーツです。

このブレーキシュー自身が自ら削れたり、あるいはリムを抵抗によって回転数を減らすことによってブレーキの役割を果たします。

つまり、ブレーキの制動の最前線を担っているパーツ、それがブレーキシューと言えるのです。

ちなみにロードバイクは急なストップが転倒の原因になることから、いきなり止まるのではなく、速度の調整や減速と言った観点で設計されています。

ブレーキシューの種類

ブレーキシューにはいくつか種類があります。

それは一体式とカートリッジ式です。

これらはどんな違いがあるのか、またどういった特徴を持っているのかと言ったことを中心にお話ししていきましょう。

一体式

ワンピースタイプと呼ばれるタイプです。

ブレーキシューとそれを受け止める台座とが一体になっているという特徴があります。

主にクロスバイクや一部のロードバイクにも使用されているタイプですが、取り外しなどが若干手間であることからロードバイクの場合は主流となっておらず、対応していないケースも少なくありません。

カートリッジ式

カートリッジ式は文字通り、台座とブレーキシューを別々に分離できるタイプです。

これによってシューだけを別のものに交換できるなどメリットも多く、ロードバイクのリムブレーキモデルでは多く採用されています。

ブレーキシューは交換する必要があるの?

ブレーキシューは交換する必要があります。

なぜなら、ブレーキをかけるたびにブレーキシューが少しずつ削れて行くからです。

最終的にブレーキシューの溝部分がなくなったら、ブレーキの機能が失われるので、そこに至る前に交換します。

また、カーボンホイールのようにカーボンのリムを利用する場合はシューもカーボン用のものに好感する必要があるのです。

ブレーキシューの交換サイクル

ブレーキシューの交換サイクルは、数千キロ程度です。

一見長く見えますが、一年間ロードバイクに乗っていると、意外にすぐやってきます。

先ほどお話しした通り、シューの部分の溝がなくなった時は極力速やかに交換しましょう。

削れたシューを利用しているとホイールのリムが削れ、ホイールの寿命を短くしてしまうからです。

交換に必要な工具

交換に必要な工具は、台座を外す際に必要な六角レンチのみです。

台座のボルトに合ったレンチを用意しましょう。

また汚れたり、多少手に負担がかかるので手袋などもあると便利です。

ブレーキシュー交換方法(カートリッジ式)

自分でブレーキシューを交換する方法を紹介します。

意外と簡単なので、自分で行ってみるのも良いのではないでしょうか。

取り外し

ブレーキレバーを上げてリムとブレーキのスペースを拡げてから、六角レンチでボルトを緩めます。

台座ごとブレーキシューを外したら、台座からさらにブレーキシューを取り外しましょう。

シュー取り付け

古くなったブレーキシューを新しいものと交換し、台座に取り付けます。

スペーサーがいくつかついていますから、順番どおりに合わせていきましょう。

進行方向を指定しているブレーキシューもあるので装着前に確認するのがオススメです。

シューの調整

シューと台座を取り付けたらブレーキに装着します。

この時にブレーキシューがきちんとリムのブレーキ面に当たっているかチェックしましょう。

そしてきちんと位置を合わせてからレンチで仮止めを行うという流れです。

本締め

ブレーキシューを軽くリムの部分に当ててみてまっすぐ当たっているか確認したら本締めを行います。

六角レンチでボルトをしっかり締めて固定させましょう。

ブレーキの動作確認

本締めを行ってからレバーを戻してブレーキの動作確認を行います。

ホイールを空転させてみて、そこからブレーキで止めてみましょう。

これでキチンと動くか確認してから、念のために軽く走らせて動作を確認し、完了です。

おススメブレーキシュー

最後におススメしたいブレーキシューを紹介していきましょう。

基本的にシマノのものが手に入りやすく、使いやすいという点でオススメできます。

紹介もシマノのものを紹介し、まとめました。

シマノ ブレーキシューセット M70T4

シマノ ブレーキシューセット M70T4 BR-M530他適応

出典:アマゾン

  • ブレーキシュー(1ペア)
  • 適応モデル:BR-T660、BR-T300、BR-MX70、BR-MC18、BR-M760、BR-M600-MX、BR-M600、BR-M590-S、BR-M590-L、BR-M580、BR-M570-S、BR-M570-G、BR-M570、BR-M530、BR-M510-S、BR-M510-L、BR-M420-S、BR-M420-L、BR-M330

シマノのM70T4でVブレーキ補修用ブレーキシューです。

ウェット時の制動力が高いモデルとして知られており、音鳴りが少なく、リムの消耗も最小限に抑えて優しいシューに仕上がっています。

ストレスなく高い制動力が得られるのが魅力的なシュート言えるのではないでしょうか。

シマノ ブレーキシューセット BR-6700他適応 R55C3

シマノ(SHIMANO) ブレーキシューセット BR-6700他適応 R55C3

出典:アマゾン

  • 適応モデル:BR-6700-G:BR-6700
  • カートリッジシュー:○
  • 長さ:55mm

シマノのR55C3です。

ロードバイク用に設計されたブレーキシューで、シマノのコンポーネントのうち、アルテグラに相当するのがこのモデルになります。

全天候型で高い制動力を持っているのが特徴のカートリッジシューです。

シマノ ブレーキシュー R55C4 カートリッジタイプ

シマノ(SHIMANO) ブレーキシュー R55C4 カートリッジタイプ

出典:アマゾン

シマノのR55C4は、シマノのコンポーネントの105に相当するモデルのブレーキシューです。

リーズナブルな価格で手に入り、その割に性能も高い事からコストパフォーマンスを重視したモデルと言えます。

  • モデル名:RC55C4 (BR-5800L)
  • シリーズ:105
  • 適応モデル:BR-5800,BR-5700,BR-5600,BR-5501,BR-5500,BR-R650,BR-R600,BR-R561,BR-R560

まとめ

自転車、ロードバイクに限らず公道を走るすべての車両のブレーキは最高の状態にしておくとよいです。

自分の身を守ることはもちろん、しっかりしたスピードコントロールをするためにもブレーキというのはいつでも最高の状態にしておくべきです。

乗っているロードバイクのブレーキの効きが甘くなったら、必ずブレーキのチェックをしましょう。

「R55C4」はアルテグラのブレーキキャリパー「BR-6800」だけでなくデュラエースの「BR-9010」とも互換性のあるブレーキシューとなっているのでおススメ。

もし廉価なブレーキの場合、ブレーキシューも含め甘いパーツがついている場合もあるので注意しましょう。

そんな時、このブレーキシューに交換するだけで、かなりの効果が望めます。Tiagraレベルのブレーキでもシューを交換するだけでかなりの効果が実感できます。

できればブレーキ本体ごと交換するのがベストだが、このシューのみ交換するだけで、かなりの改善が見込めます。

予算がないのであれば、フロントブレーキだけでも交換をしてみよう。騙されたと思って、ぜひ交換をしてほしいと思います。

この程度の予算で、これだけ効果が実感できるアップグレードはなかなかないはずなので、ぜひトライをしてみてください。

ついでにロングランやロングライド、100km以上のライド、ヒルクライムや峠をたくさん走る時は予備のシューもツールボトルに入れておくと、ほんとうに安心ですよ!

雨の日などは予想以上にブレーキシューは減るものとおもって間違いありません。

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