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ロードバイクを購入する際、初めての方は驚かれるかと思いますが、ほとんどの場合ペダルは別売りとなっています。
その理由は、スポーツバイクのペダルには様々な種類があり、大きくフラットペダル(ママチャリについているアレです)とシューズと固定するビンディングペダルに分類されます。
また、ビンディングペダルも多くのメーカーから販売されており多種多様です。それならユーザーに好みのものを購入してもらったほうがいいということで別売りとなっているわけなのです。
この記事の目次
ペダルを交換する理由とは?
ロードバイクをはじめて購入した場合、ビンディングペダルからはいるのは、中々大変かと思います。
ロードバイク初心者ではこのビンディングペダルの装着、脱着で転ぶ方も多いでしょう。オレもその一人で、信号待ち寸前にビンディングペダル外し損ねてコケました。
そこで、フラットペダルでスポーツバイクに慣れてから交換するか、もしくは固定ローラーなどでロードバイクを固定した状態でビンディングペダルの装着、脱着を練習すると良いでしょう。
ビンディングペダルを慣れた状態になってから、ペダルを交換するとよいですし、かなりおすすめできます。
また、ビンディングペダルを使用している人でも膝を痛めたり、ロングライドで体に不調が出た場合などもペダルを交換することで改善できる場合があります。
ペダル交換に必要な工具
ペダル交換に必要な工具をチェックしてみよう。
ペダルレンチ
出典:アマゾン
ペダルを交換するにあたり、必要な工具はそのペダルによって異なります。
ペダルレンチと呼ばれる専用の工具、またはアーレンキー(六角レンチ)のいずれかの工具が必要ですので、使用しているペダルに必要な工具を用意しましょう。
グリス
出典:アマゾン
ペダルは地面に近く砂やほこりで汚れるパーツでもあります。さび止め、また外し役するためにもペダル交換の際にはネジ山にグリスを塗っておきます。
軍手や作業グローブ
ペダル交換は時に強い力が必要となることがあります。実はロードバイクのパーツの中で一番きつく締まっているのが、このペダルではないかと考えます。
なのでペダル脱着にはけっこうな力が必要になります。
そして、ペダルのねじが急に緩まって、勢いで自転車のパーツに手や腕を当ててしまい傷を負うことがあります。ですので作業するときは必ず指や手を保護する手袋などを着用してください。
CRC556など(錆取り、潤滑スプレー)
出典:アマゾン
ペダルが錆やホほこりなどで固着してしまった場合、潤滑スプレーをねじ山に吹きかけることで外すことができるようになります。
ディグリーザー
出典:アマゾン
ペダルを外したあとに、ねじ山に付着している砂やほこり、残ったグリスを掃除する際に使用します。
あると便利 塩ビパイプ
出典:アマゾン
潤滑スプレーがない場合、もしくは吹きかけても固着している場合は、さらに強い力をレンチにかける必要があります。
そんなときは塩ビパイプでレンチの持ち手を延長し、てこの原理を利用して作用点の力を大きくすることができます。また、チェーンやギアなど鋭利なパーツと手との距離が離れることでより安全に作業することができます。
ペダル交換の手順
ペダル交換の工具をチェックでいたら、続いてペダル交換の手順を確認してみましょう。
ペダルを外す際、回転方向に注意
広く一般に普及しているねじは左回し(反時計回り)で緩めることができ、これは万国共通です。
しかし自転車のペダルには「逆ねじ」と呼ばれる、右まわしで緩めることができるねじが使用されています。これは自転車に乗っている途中で急にペダルが外れないようにするための工夫です。
左右のペダルによって正ねじと逆ねじがそれをれ使用されています。
右のペダルは正ねじ、左まわしで外すことができ、左のペダルは逆ねじ、右回しで外すことができます。これを知っておかないと頑張ってペダルを外そうと力をいれていたのに、実は余計ねじを締めていたということになってしまうことがあります。
工具をペダルにかける
ペダルレンチ(またはアーレンキー)をペダルにかけ、緩める方向にゆっくりとすこしずつ力をかけていきます。
クランクが回転してうまく力が入れられない場合は、反対側のペダルを足で踏むか、適当な高さの台に乗せることでクランクを固定することができます。
ペダルの取り外し
無事ペダルが取り外せたら、付着しているグリスは必ずふき取るようにしましょう。汚れたグリスは衣服やほかのものに付くと取れなくなりますし、そのまま再使用すると固着の原因となります。また、クランク側に付着しているグリスも必ずふき取り、新しいグリスに交換しましょう。
ペダルの取り付け
ペダルの取り付けは回転方向に注意しましょう。
ペダルを外す際、左右のねじは回す方向が違うと説明しましたが、もちろん取り付ける際も回す方向が異なります。慣れないうちは「あれ?どっちに回したらいいのかな?」と迷われる方が多いですが覚え方は簡単です。
逆ねじが使用されているのは自転車を利用する人の安全を考慮されてのことだと前述しました。つまり不通に自転車をこぐ場合、右のクランクは時計回り、左のクランクは反時計回りに回ります。
それと同じ方向だという認識だと覚えやすと思います。取り付けの際はねじ山に新しいグリスをたっぷり塗って、外すときと同様、ゆっくりと力を入れて取り付けてください。
ペダルの交換は慣れれば簡単ですが、慣れるまではレンチを回す方向が分からなくなることが多いでしょう。
また、交換する機会もあまり多くないと思いますのでなかなか慣れることはないと思います。ですので回す方向が分からなくなったらすぐに調べて、実際とは逆の方向に回していないかを確認することをおすすめします。
まとめ
ペダルの交換は慣れれば簡単ですが、慣れるまではレンチを回す方向が分からなくなることが多いでしょう。
また、交換する機会もあまり多くないと思いますのでなかなか慣れることはないと思います。ですので回す方向が分からなくなったらすぐに調べて、実際とは逆の方向に回していないかを確認することをおすすめします。