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ロードバイクメーカーは、世界各国にあります。あなたの自慢のロードバイクメーカーはどこのメーカーですか?
ロードバイクのメーカーはそれこそ、日本はもちろんアメリカ、そしてヨーロッパ、アジアでは台湾などもあり、ロードバイクメーカーは本当に国際色豊かです。
今回は世界各国のロードバイクメーカーをピックアップ、メーカーごとの特徴や各メーカーの主力車種などをチェックしてみました。ちょっと長いのでよろ。
この記事の目次
アメリカのロードバイクメーカーについて
アメリカのロードバイクメーカーは、その広大な大地、多彩なフィールドに耐えうるため、欧州とは異なった雰囲気を醸し出すロードバイクメーカーが数多くあります。
また、アメリカの高い技術力を持って、欧州やアジアではみられないコンセプトのロードバイクを開発しているのも特徴です。
それらの中でも特に有名なメーカーをいくつか紹介していきましょう。
TREK(トレック)
TREK(トレック)はアメリカを代表するブランドの一つです。
アメリカの北部、ウィスコンシンの納屋からスタートし、その高品位なバイク製造によって一躍、大手の一角を占めるようになりました。
現在でも多くのバイクが様々な自転車競技の分野で活躍しています。
代表的なモデルは、Madone(マドン) SLR 9やDomane(ドマーネ) SL 6です。
Madone(マドン) SLR 9 Discは、エアロロードでありながら軽量化も実現したモデルです。
平坦な道だけでなく、上り坂でも軽快に上ることができることもできるというエアロ形状の万能モデルと言えます。
Domane(ドマーネ) SL 6は、軽量なフレームと快適性を両立したモデルです。
軽いOCLV カーボンと前後IsoSpeedの振動吸収性によってその性能を引き出しています。
SPECIALIZED(スペシャライズド)
SPECIALIZED(スペシャライズド)元々欧州の自転車部品の輸入卸を行っていた企業が自社商品の開発に着手し、その一環としてロードバイク製造を行ったことが始まりです。
「Innovate or die(革新を、さもなくば死を)」というモットーを掲げ、常に世界の最先端を行こうとするそのスタイルは、多くの革新的な技術を生み出しました。
それは、世界選手権をはじめ世界の様々なビックレースでの勝利につながっています。
代表的なS-WORKS TARMAC SL7、S-Works Roubaixです。
S-Works Tarmac SL7は、軽量ロードバイクにエアロ性能を持たせたコンセプトのモデルです。
Aero is everythingというコンセプトで開発された万能のロードバイクであり、上り坂はもちろんのこと、平坦な道でも高速度での移動を可能にしています。
S-Works Roubaixはパリ-ルーべと呼ばれる石畳や悪路を走行する世界でも有数の過酷なロードバイクレースにおいて6度もの優勝を果たしたモデルです。
スムーズさをコンセプトに快適性を持たせつつ高速性能も犠牲にしないモデルといえます。
CANNONDALE(キャノンデール)
CANNONDALE(キャノンデール)はアメリカの東海岸、コネチカットで先ほどの2ブランドと同時期、1970年代に誕生したブランドです。
斬新なアイデアのロードバイクや自転車を投入しているのが特徴で、軽量に軽量を重ねてカーボンにも負けない軽量ボディを手に入れたアルミロードバイクや悪路の走行を意識したグラベルロードに様々な工夫を凝らしたモデルを投入しています。
もちろん三大ツールや世界選手権の常連でもあり、レーシーなロードバイクを多数発表しているのが特徴です。
代表的なモデルはCAAD13、SystemSix Hi-MODです。
CAAD13は、究極のアルミレーシングを目指して開発された軽量アルミロードバイクで、昨今主流となっているカーボンロードバイクにも対抗できるモデルとして知られています。
空気抵抗を極限まで減らし、走行面においても十分な力を発揮するモデルです。
SystemSix Hi-MODは、同ブランドのエアロカーボンロードで、ロードレースのクライマックスであるゴール前のスプリントで力を発揮します。
FUJI(フジ)
FUJI(フジ)は元々は1899年に誕生した日米商店と呼ばれる日本の企業でしたが、拠点をアメリカに移しFUJIとして生まれ変わった経緯があります。
日系アメリカ人のようなブランドで、日本のDNAを残しつつアメリカらしいロードバイク作りにこだわっているブランドです。
代表的なモデルは、TRANSONIC 1.1 DISCとSL1.1 DISCが挙げられます。
TRANSONIC 1.1 DISCは、同ブランののエアロダイナミクスに優れたモデルです。
ヘッド周りの剛性を高めることで直進安定性を高め、ライダーのポテンシャルを余すことなく引き出す設計がなされています。
SL1.1 DISCは世界最軽量バイクを作るというコンセプトを基に開発された野心的なモデルです。
超高強度カーボンを用いて軽量化を図り、軽やかな走行性能を獲得しています。
FELT(フェルト)
FELT(フェルト)は日本の公式サイトでドイツで生まれたブランドとして紹介されていますが、グローバルサイトではアメリカに拠点のあるアメリカブランドとしてカリフォルニアを拠点に活動しているとしています。
世界選手権で活躍するライダーから、ホビーライダーまで幅広いユーザー層を抱える総合ブランドで、日本国内のプロチームにも供給を行っています。
代表的なモデルは、FR FRD Ultimate、AR FRD Ultimateです。
FR FRD Ultimateは、シリコンとポリエチレンの内モールドを用いる「InsideOut」工法によってエネルギーのロスを防ぎつつ、効率の良いパワーを伝達することができる万能ロードバイクです。
AR FRD Ultimateは、 エアロロードでありながら軽量性を求めて航空宇宙産業で用いられるTeXtremeカーボンを採用しています。
これによって軽量でありながら高いエアロ性能が両立されています。
イタリアのロードバイクメーカーについて
イタリアはロードバイクメーカー王国といって良いくらい大小様々なメーカーが存在します。
それらのメーカーは知る人ぞ知るクラフトマンシップにあふれるブランドから、グローバルに展開し、世界の各所で販売されている巨大ブランドまで個性あるメーカーばかりです。
また、単にブランディングがうまい、技巧派というだけでなく、三大ツールやロードの世界選手権、オリンピアンへの機材提供などで多くの実績を残し、表彰台には必ずイタリアブランドのロードバイクがあるといっても過言ではありません。
そんなイタリアのロードバイクについて紹介していきましょう。
BIANCHI(ビアンキ)
BIANCHI(ビアンキ)は現存する最古のロードバイクブランドです。
イタリアで創業した同ブランドは、120年以上もの歴史を誇り、数多くのロードバイクを製造販売してきました。
一時は、ファッション系のブランドとしてややレースの優勝から遠ざかった時期もありましたが、近年は三大ツールでも表彰台に上ることが多くなり、再び以前のレーシーなブランドとして生まれ変わっています。
チェレステと呼ばれるパステルブルーに近いカラーがトレードマークのブランドとして女性からも評判の高いメーカーです。
2021年の代表的なモデルは、SPECIALISSIMA DISCとOLTRE XR4 DISCが挙げられます。
SPECIALISSIMA DISCは、文字通り同ブランドが特別な場面で投入したいフラッグシップモデルです。
オールラウンダーという、どんな局面でもライダーの身体能力を引き出すことができるロードバイクというコンセプトのもの設計されており、平坦な道やヒルクライムといった峠道のようなシーンでも力を発揮します。
軽量なフレームはわずか750gという驚異的な軽さで、ワールドツアーと呼ばれる過酷な転戦を行っているプロライダーにも適したモデルです。
OLTRE XR4 DISCも同ブランドのハイエンドモデルとして最上位の一角を占めています。
より快適にライダーのパフォーマンスを発揮させる工夫が随所にされており、その最大の特徴がカウンターヴェイルと呼ばれる構造です。
この構造は、フレームとフォークの剛性と強度を向上させつつ、シートステイに独自の繊維構造と粘弾性を与えた特殊なカーボン素材を用いたものになります。
このような構造によって振動を最大80%軽減させるという画期的な構造を達成させました。
DE ROSA(デローザ)
DE ROSA(デローザ)はイタリアを代表するロードバイクのクラフトマン、ウーゴ・デローザ氏が弟と立ち上げたブランドで、こちらは半世紀近い歴史を持ちます。
近年多くのイタリアロードバイクメーカーが、カーボンやアルミのみに注力する中、カーボンバイクを製造しつつ、現在もイタリアの工房でハンドメイドの金属製ロードバイクを製造している職人気質のメーカーでもあります。
ただ、そんな硬派なスタイルとは裏腹にロゴにハートマークをあしらったり、フェラーリなどのデザインを行うピニンファリーナとのコラボを行う等、おしゃれさも忘れないブランドです。
代表的なモデルはSK PininfarinaやANIMAを挙げます。
SK Pininfarinaは、先ほど紹介した設計事務所、トリノのピニンファリーナがデザインしたロードバイクで、デローザのエアロロードバイク技術ト高いデザイン性を融合させたモデルです。
塗装も美しく、乗っていること自体がファッションのような印象を与えてくれるでしょう。
ANIMAは文字通り魂です。
現在もイタリアの工房で受注生産されているチタンによって製造されるロードバイクです。
単に職人の工芸品という存在ではなく、実際に三大ツールの一つ、ジロデイタリアでも勝利をもぎ取った実力派でもあります。
現在も改良が重ねられ、3Dプリンターの使用やディスクブレーキの対応など野心的な設計がなされています。
PINARELLO(ピナレロ)
PINARELLO(ピナレロ)は三大ツールで最もメジャーなツールドフランスで表彰台の頂点を何度も勝ち取っている、レースでの勝利を最大の目標にしているメーカーです。
そのデザインは時に有機的な印象を与え、曲線を多用したものやアシンメトリックデザインによってロードバイクのフレームの左右のステーの太さが異なるなど生物的な雰囲気も持っています。
ルイヴィトンなどが参加する巨大ブランドグループ、LVMH (モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)にも参加する高級ブランドでもあります。
代表モデルはDOGMA F12 XlightとPRINCE FX DISKです。
DOGMA F12 Xlightは、日本の素材メーカーとして知られる東レの最高レベルのカーボン、Torayca? T1100G Nanoalloy? Carbonを使用し、空力と軽量化を研究したモデルとして知られています。
ツールドフランスを制覇するために設計されているだけあり、各所に創意工夫が施されているモデルです。
PRINCE FX DISKは、DOGMA F12から得られた技術をより多くのライダーに還元すべく投入されているモデルになります。
フラッグシップのモデルのノウハウと生かしながら、リーズナブルなカーボン素材に置き換えることやプロのような強靭な肉体でなくとも快適に乗れる快適性の向上などが行われています。
COLNAGO(コルナゴ)
(コルナゴ)はイタリアの老舗メーカーとして知られているブランドです。
ブランドロゴの背後に描かれた虹色は世界選手権制覇の証、グランツールでも活躍を見せる中、世界選手権でもいかんなく力を発揮し、かつては表彰台をすべて独占したことさえあります。
そして、2020年には念願のツールドフランスでの優勝をもぎ取り老舗メーカーとしてさらなる発展を目指しています。
代表的なモデルは、C64とV3-RSです。
C64は創業者のコルナゴ氏が積極的に採用していたラグと呼ばれる接続部分を多用し、スターシェイプといわれる星形のパイプ、イタリアのペイント職人による塗装というカーボン素材を使いながら伝統的な技法にこだわった同ブランドのフラッグシップです。
V3-RSは、フラッグシップレーシングモデルとしてツールドフランスなどでもライダーが使用しているモデルになります。
軽量化や最新技術の投入など同ブランドの今を濃縮したモデルです。
CINELLI(チネリ)
(チネリ)はかつてイタリアのレースシーンを席巻し、1964年の東京オリンピックに挑もうとした日本代表の自転車チームも大量に購入してフレームの分析を行ったという伝説を持つブランドです。
このブランドのロードバイクが当時の日本のロードバイクのお手本になったといっても過言ではありません。
現在はレースシーンから離れ、より多くの人々にロードバイクの楽しさを伝える伝道師的なブランドになっています。
イタリアらしいおしゃれなデザインも魅力です。
代表モデルは、SUPERSTAR DISCとPRESSUREです。
SUPERSTAR DISCはイタリアデザインらしいおしゃれで派手めな雰囲気を持ったロードバイクになります。
それでいてロードバイクのフレーム素材の一大ブランドであるコロンブス社製の最新型フォークを採用しコントロールしやすくライド性能の高いモデルに仕上がっています。
PRESSUREは、レースを意識したエアロロードで、すべてのケーブルを内蔵化しすっきりとしたデザインになっているのが特徴です。
それでいて見えない部分にスマイルマークを入れたり、走行中はまずみられない底面にモデル名のおしゃれなロゴを入れるなどイタリアらしいおしゃれさも忘れていません。
KUOTA(クオータ)
KUOTA KHAN他社のロードバイクメーカーが軽量化においてアルミニウム合金やクロモリと言う金属でロードバイクを制作していた時代、KUOTA KHANは登場しました。
KUOTA KHANの特徴は当時時代の最先端であったカーボン素材をロードバイクに用いることで生み出されたバイクです。
これらカーボン素材のバイクは現在でも主流バイクの一つでKUOTAの売れ筋商品となっています。
KUOTA KOUGAR
シマノの電導アッセンブルパーツの導入を可能とする拡張性があるロードバイクでリムブレーキとディスクブレーキにより高い停止性能を秘めたロードバイクです。
ブレーキやシフト類のケーブルをバイク内部に格納することで空気抵抗を軽減させたモデルでもあり、車両もカーボンで構成するなど中級者に向けた本格的ロードバイクシリーズです。
旧来のKUOTA KOUGARシリーズよりも剛性を高めたのが現行モデルのシリーズになり2019年モデルにおいてはこの新しい剛性を高めたボディをロードバイクに採用しています。
最新モデルにおいても同様剛性を高めた上で安定性および停止性能を向上させるため様々な取り組みをしています。
ただし、すでに完成された域にあるバイクであるが故、拡張性は認められますが取り付け可能とする部品は少ないとも言えます。
WILIER(ウィリエール)
WILIER(ウィリエール)はイタリアで創業100年以上を超老舗メーカー。2021年には創業115年を迎えました。正式名称「ウィリエール・トリエスティーナ」といい、伝説のクライマーであるマルコ・パンターニが乗っていたバイクでもあります。
ZERO (ゼロ)SL
左右を非対象とする事でパワー配分をより効率的に行うことを目的に開発されたロードバイクです。
2021年モデルにおいてはケーブル類をバイク内部に格納することで空気抵抗を軽減し高い走行性能を引き上げている点が特徴です。
また、前後をディスクブレーキとする事で高い運動性を維持しつつブレーキ性能を低下させることなく停車可能とするなど走りと停止性能を向上させたのがこちらのモデルになります。
CENTO10 SL
ディスク前後をディスクブレーキとする事で高い停止性能を引き出したモデルで、ケーブル類もバイク内部に格納することで走行時において邪魔にならないよう空気抵抗を軽減することに努めたロードバイクです。
エアロ仕様にしたことにより旧来のモデルとは異なるブレーキである前後ディスクブレーキとする事で停止性能を向上させることに成功したモデルで、旧式モデルと異なる点はディスクブレーキが完全に採用されたことがこの2021年モデルになります。
BASSO(バッソ)
BASSO(バッソ)は1970年創業の新しい自転車メーカーです。ジロデイタリアで活躍していたプロロード選手が創業者の1人にいます。
BASSO(バッソ)は品質にとてもきびしいドイツでの営業を展開していて、品質にかなりのこだわりがあるメーカーとなっています。
Diamante SV
ケーブル類を内装にすることにより空気抵抗を軽減させ、かつホイールとフォークの厚さを薄くしたことによりタイヤのクリアランスが向上したものデルです。
より空気抵抗を軽減させたことによりスピードが出やすくなったためかディスクブレーキを前後に搭載することで停止性能を向上させています。
徹底した空気抵抗の排除が行われており旧来のブレーキシステムのように空気抵抗を生み出すブレーキ取り付け機構が存在しないのがこの2021年モデルです。
VIPER CLARIS
2021年モデルクロモリ同で構成された安価なロードバイクです。
軽量モデルの新型モデルが多い中安価なモデルでありますが、高いポテンシャルを秘めています。
ブレーキ方式は旧来のシューを挟んで停止することを主としたブレーキシューによる停車になる為ディスクブレーキよりも停止が困難であるとされますが、利点もあり安価に交換可能な部品群で構成されていることから人気のある車種です。
GIOS(ジオス)
GIOS(ジオス)1948年にイタリア・トリノで創業された自転車メーカー。日本でもジオスブルーのブルーカラーフレームに白のGIOSマークを見たこともある方も多いはず。
細身の鉄、クロモリフレームのイメージがありますが、いろいろな種類のフレームを扱っている。
GIOS LEGGERO
ケーブル類を内部に格納したロードバイクで安価ながらもカーボン素材やシマノのブレーキレバーに変速機を組み込んでいるモデルです。
空気抵抗を軽減させることを重点に作られたロードバイクで、前後ディスクブレーキを搭載することで高い精子性能を発揮しているロードバイクです。
GIOS AEROLITE
DISC格納式のシフトレバーによる変則を行うことは出来ないモデルで変速機のケーブル類がむき身のモデルです。
むき身ではありますが前後をディスクブレーキ化したうえで下りにおいてバランスを取れるように改良をしたのがこの2021年モデルになります。
変速機などにおいて安心できる日本製の変速を持つモデルです。
Dedacciai STRADA(デダチャイストラーダ)
Dedacciai STRADA(デダチャイストラーダ)はデダチャイ社のフレームブランドです。
もともと金属フレームをメーカー供給していて、アルミやチタンが得意でした。その後ロードバイクフレームの素材としてカーボンが主流になると自社のブランド「デダチャイ・ストラーダ」というレーシングフレームブランドを立ち上げました。
ネリッシモ(NERISSIMO)
カーボンを使用したフレームが売りの商品で低速時及び高速時に安定性があるのがこちらのモデルです。
レース仕様車ではありますが振動を打ち消す力が弱いとも言われておりレース仕様車の中では信頼性こそありますが、高いポテンシャルを引き出すかどうかは未知数です。
また現状においては2021年モデルの他社製のロードバイクと比較すると思いと言う声もあります。
スーパースクーロ(SUPER SCURO)
下りを意識したロードバイクで車体がしなることにより安定して下りにおいてパワーをうまくいなしながら走行することを可能としているロードバイクです。
反面、のぼり時においてはしなるフレームがあだとなりパワーを生かせないと言われていますが、加速性能においては抜群の加速性を秘めており下りおよび平地で活躍することが出来るロードバイクです。
ドイツのロードバイクメーカーについて
ドイツのロードバイクメーカーはプロが設立したメーカーや、厳しいテストをパスしてこだわりのロードバイクを創り出すメーカーなど、トップクラスのメーカーがたくさんあります。
比較的若いメーカーが多いものの、性能面や機能面では評価が高いです。
CUBE(キューブ)
CUBE(キューブ)は1993年に誕生し、機能性、軽量化、剛性、安全性を兼ね備えたロードバイク部門のミドルレンジ・ハイエンドクラスにおけるトップブランドです。
品質が高く、プロチームへのバイク供給歴もあります。
2016年に塩野自転車株式会社がCUBEの代理店となっており、日本でもCUBEのロードバイクが販売されるようになりました。
CROSS RACE C:62
軽量で剛性の高いカーボンフレームなのが特徴で、泥だらけの環境下においても優れた性能を発揮するように設計されています。
ATTAIN SL
ATTAIN(アテイン)シリーズの中でも特に軽量なモデルです。
フレームはアルミニウムですが、乗り心地は優れており、長距離走行でも問題ありません。
素材がアルミなので安い値段で手に入りますが高い推進性と安定性を兼ね備えています。
FOCUS(フォーカス)
FOCUS(フォーカス)はシクロクロスの世界チャンピオンであるマイク・クルーゲが1992年に創設したブランドで、シクロクロスでは定評があります。
2013年には「AG2R La Mondiale」と契約して機材を提供し、ツール・ド・フランスでステージ優勝も飾っています。
PARALANE8.8
PARALANEは距離走行向けのバイクですが、シクロクロス、マウンテンなどの、多ジャンルのバイクの技術を取り入れており、舗装されていないような道でも快適に走ることができます。
MARES 9.8
シクロクロス競技に最適化された機能及び性能を備えたハイエンドシクロクロスバイクです。
MARESはプロ選手による長年のフィードバックにより性能などの面でクオリティが高いです。
また、ライトブルーがメインカラーで、ところどころにブルーのロゴが入っているオシャレなデザインも特徴で、このモダンなデザインからも速そうに見えるということで評判が高いです。
IZALCO MAX DISC 9
IZALCO MAX は、FOCUSのフラッグシップモデルで、優れた軽量性が特徴のシリーズです。
また高剛性、快適性も定評があり、それに空力がプラスされたことで、超高性能バイクとなりました。
2021年モデルにはRUSTED RED/BLACK、LIGHT GRAY/BLACK、BLACK/GRAY、TINTED RED、SILVER、WHITE/NAVYの6色展開となり、カラーバリエーションが豊富になっています。
CORRATEC(コラテック)
CORRATEC(コラテック)は、1990年に南アルプスで誕生したブランドで、徹底的なテスト繰り返すことで優れた耐久性を実現しているのが特徴です。
独創的かつスポーティなデザインが特徴です。
SHAPE 650B DISC
SHAPEシリーズはCORRATECの定番となっており、快適性にこだわった日本人にも馴染みのあるクロスバイクとなっています。
SHAPE 650B DISCのギアはシングル9段で少ないですが、舗装の道や段差などのトラブルを気にすることなく走行できます。
DOLOMITI
DOLOMITIは、CORRATECのハイパフォーマンスアルミロードバイクです。
新しいモデルではフレーム製法を、ダブルバテッドからトリプルバテッドへ変更したことで、軽量面と快適性が向上しました。
R.T.CARBONR.T.CARBONは振動吸収性に優れており、レース、ロングライド、ツーリングにも最適です。
また、初心者はテクニック不足をバイクが補ってくれるのも特徴です。
CANYON(キャニオン)
CANYON(キャニオン)は1996年創業の自転車ブランドで、最大の特徴は全ての自転車が「メーカー直販限定」だということです。
小売店を経由するコストが削減できるので、比較亭安い価格で購入することができます。
安いメーカーというだけではなく、数々の優勝者を輩出してきた実績があります。
ROADLITE
ロードライトは街乗り向けバイクで、走行性能と軽さを追求して、通勤やフィットネス用途に向けて、高い性能を実現しています。
Ultimate
軽量なのと、フレーム形状がレース向きで、体を前傾させてパワフルな走りができるのが特徴です。
Ultimateは、アレハンドロ・バルベルデによる世界選手権制覇、リチャル・カラパスによるジロ・デ・イタリア総合優勝といった実績を残しています。
フランスのロードバイクメーカーについて
ツール・ド・フランスで有名なフランスにも有名なロードバイクメーカーはたくさんあり、上級者が選ぶメーカーなどサイクリストにとって憧れのメーカーなどがあります。
LOOK(ルック)
LOOK(ルック)は1951年に創業し、当時はカーボンフレームの製作を行っていました。
自転車業界への進出は1990年代に入ってからですが、LOOKの高い技術力はレース界で注目されています。
初心者よりもある程度乗り込んだサイクリストから選ばれるメーカーとなっています。
またLOOKはカーボンフレームを一般化させたことでも有名です。
785 HUEZ DISC ULTEGRA
2021年モデル快適なダウンヒル性能に欠かせない安定したハンドリング性能で、幅広いレベルのライダーに軽快なクライミングと、安定したダウンヒル性能を実現しています。
765 GRAVEL DISC
しなやかなカーボンの比率を増やし快適性を追求したモデルで、砂利道、砂道を快適に走行できます。
TIME(タイム)
TIME(タイム)は1986年にロードペダルメーカーとして設立したメーカーで、自社工場で独自の製法を貫いているということもあり、サイクリストにとって憧れのブランドとなっています。
ALPE D'HUEZ 01
フラッグシップモデルのALPE D'HUEZは、ヒルクライム向けのバイクで、ブランド史上最軽量となる890g(フレーム)を実現させて、2018年にデビューしたモデルです。
化粧カーボンを廃止するなど、軽量化が追及されています。
SCYLON
SCYLON はTIMEのフラッグシップモデルで、前モデルに比べてヘッド周やBB周りの剛性を向上させています。
LAPIERRE(ラピエール)
LAPIERRE(ラピエール)は、1946年創立という長い歴史をもつ老舗の総合自転車ブランドで、日本ではロードバイク、マウンテンバイクのほか、クロスバイクが展開されています。
XELIUS SL 5.0 W DISC
XELIUS SL 5.0 W DISCは女性向けのフレーム形状となっており、レースからロングライドまで幅広く利用できます。
CROSSHILL 5.0
CROSSHILLは剛性と軽量性を兼ね備えており、人間工学に基づいて作られたフレーム形状は高パフォーマンスを発揮してくれます。
スイスのロードバイクメーカーについて
スイスのロードバイクメーカーは、ドイツに近いこともありドイツ寄りで品質を非常に重視している傾向にあります。
BMC(ビーエムシー)
BMC(ビーエムシー)は世界初のカーボンナノチューブ技術を用いたバイクで知られており薄い形状のバイクシャーシが特徴的なロードバイク製造会社です。
有名なラインナップについては SLR01 ONEなどの SLR01シリーズが有名でツールドフランスにて総合優勝をするなど軽量化において高い技術力を持ちます。
2021年モデルにおいては空気抵抗を軽減する改良を取り入れ、ワイヤー類がシャーシフレーム内を通るなど無駄のない作りとなっています。
SLR01 ONE 2021は汎用性を高く意識した作りのロードバイクでありますが、空気抵抗をより改善すべくカーボンシャーシに改良を施しシフトチューブやブレーキチューブを内部に格納するなど新たな技術を取り入れることで軽量化と空気抵抗の軽減を図ったモデルです。
フレームにおいては無駄となるべき部分を徹底的にそぎ落とすことで軽量化をさらなるものへと昇華しました。
SLR01 THREE 2021はアクスルのネジきり部をフレームに格納するなど徹底的に空気抵抗を抑えたモデルです。
空気抵抗を抑える試みについては、内部フレームにブレーキチューブや変速チューブを通すことで問題を解決し、より空気抵抗を軽減させることに力を入れています。
ある程度拡張としてワイドリムに対応を見せるなどフレーム自体にも拡張し絵の余力が見られます。
SCOTT(スコット)
SCOTT(スコット)は非常にバランスのとれたフレームを作り上げることで有名な企業で軽さと車両が進む際の抵抗をうまく軽減させ動力を如何に伝えるかにこだわりがある企業です。
代表すべく商品のラインナップはFOILシリーズでこのシリーズはフレームを頑強としたうえで空気抵抗を軽減するよう作られているため空気の力を極力受けないように進むことをコンセプトとしています。
2021年モデルはさらなる空気抵抗の改良のためブレーキホースやシフトホースを車両内部に格納するなど対策を講じています。
FOIL PRO 2021 このモデルからチューブ類を内部に格納することで空気抵抗を軽減することに成功したモデルです。
軽量化はもちろんのこと空気抵抗を減らすことで競技用においてトップスピードを上げるという試みがあるバイクです。
SCOTT FOIL 10 2021は軽量化と空気抵抗を軽減する上で、停止性能を向上させたのがこのモデルです。
2021年モデルからはディスクブレーキを採用することにより高い停止性能が実現されたロードバイクです。
ベルギーのロードバイクメーカーについて
ベルギーのロードバイクメーカーは、自転車大国ベルギーの名にふさわしい質実剛健なメーカーが多い。
ベルギーの町並みがや石畳が多いことによる厳しい環境でも走る抜けることができるバイク作りも特筆。また衝撃吸収性が高く乗り心地が良いのが特徴で人にも優しい。
RIDLEY(リドレー)
RIDLEY(リドレー)は汎用性の高いバイク作りをしているメーカーでオフロードにも対応可能なロードバイクを作り上げています。
その為車体自体はカーボンフレームを2021年においては用いてますが以前であればアルミニウム合金製の車体のロードバイクもあり、頑丈に作り上げることでどのような環境下でも走破することをコンセプトとしています。
代表的な商品についてはRIDLEY ( リドレー ) シクロクロスフレーム があり、泥などの侵入が認められても走行時において車両のパフォーマンスを下げないよう工夫を凝らしたフレームが特徴的です。
Noah Fast Disc 2021カーボンボディで車体内部にホース類を通すことで空気抵抗を軽減させたモデルです。
前後をディスクブレーキとする事で高い停止性能を持っているロードバイクでホイール回転時に発生する空気抵抗を軽減させる機構をホイールに持ちます。
Helium SLX Disc 2021剛性を意識したタイプでねじれに強く頑丈なカーボン古ボディのロードバイクです。
空気抵抗を軽減するために内部にホース類を格納しているが故トップスピードが従来品よりも高くなります。
また、シートステーブリッジを最適化することで頑強なボディへと進化しました。
イギリスのロードバイクメーカーについて
イギリスのロードバイクのイメージはいまいち少ない気がする。ミニベロのブロンプトンは有名ですが、ロードバイクメーカーで思い出せるのは名門RALEIGH(ラレー)くらいにとどまりそうだ。
RALEIGH(ラレー)
RALEIGH(ラレー)は通勤用のクロスバイクから本格的なロードレーサーまでを手掛ける企業です。
特徴については、幅広い自転車を製造および販売している点が特徴で、商品においてもそれらの特長が生かされ、様々なロードバイクが販売されています。
代表的な商品はCARLTON-B などが代表的でカーボンアルミフレームを採用しています。
CRFカーボンによる軽量化とロードバイクのサイズのバリエーションに飛んだシリーズです。
目新しさこそありませんが入門用バイクとしては申し分ない存在のバイクです。
CR-DC クロモリバイクの改良型で前後にディスクブレークを搭載しています。
頑強な素材で構成されている点が特徴でオールラウンダーである程度荒れ地の糟糠も可能とした改良が施されているのが特徴です。
スペインのロードバイクメーカーについて
3大グランツールの内の1つ「ブエルタ・ア・エスパーニャ(通称ブエルタ)」が行われるスペインのロードバイクメーカーといえばORBEA(オルベア)だろう。。
ロードレースが文化として根付いているスペイン北部のバスク地方などがあり、ロードバイクは切っても切り離せない。山岳地帯が各所にありヒルクライム系のバイクも得意だ。
ORBEA(オルベア)
ORBEA(オルベア)は乗り心地を常に意識視した商品を作るバイクメーカーです。
振動を吸収する機構を持つORCA OMRやより空気抵抗を軽減させたORCA OMXシリーズが代表的な商品です。
ORCA OMR 走行時に発生する振動を吸収することで前進する力を分散させないロードバイクです。
振動吸収機構を持ちつつ乗り心地を意識した作りのバイクです。
また、性能向上とともに急停車において安全停止をする事を可能とするディスクブレーキを前後に採用しています。
ORCA OMX 空気抵抗を軽減させるために内部にチューブ類を格納するなどより空気抵抗を軽減した上で乗り心地を追求したモデルです。
前後にディスクブレーキを採用することで急停車においても安全性を追求しています。
カナダのロードバイクメーカーについて
カナダとロードバイクという組み合わせはあまりイメージできない方も少なくないはずです。
しかし、ウィンタースポーツなど他のスポーツ用品の技術を転用したり、世界最大級の工業国、アメリカに隣接していることから、高い技術力を持っています。
そのため、実力派のロードバイクメーカーが少なくありません。
ARGON18(アルゴン・エイティーン)
ARGON18(アルゴン・エイティーン)は空力技術に高いノウハウを持っており、トライアスロン用の専用バイクで高いシェアを持ちます。
元々カナダ代表を務めた経験を持つジャーベス・リューが立ち上げたアスリートによるアスリートのためのブランドで、よりスポーティーなロードバイクモデルが多いブランドです。
代表的なモデルは、GALLIUM PRO DISCとNITROGEN DISCです。
GALLIUM PRO DISCはARGON 18フラッグシップで、軽量化を積極的に行いつつも3Dヘッドパーツの採用や空力を意識したデザインを施し、重量が増えがちなディスクブレーキのロードバイクにおいて、軽量さを維持しているモデルになります。
NITROGEN DISCは、カナダのブランドが得意とする空力を意識したエアロロードです。
トライアスロンのように平坦な道を超高速で走り抜ける空力を意識したバイク、このバイク製造技術をロードバイクにフィードバックしたモデルでもあります。
CERVELO(サーヴェロ)
CERVELO(サーヴェロ)はカナダに住む2人のエンジニアがより革新的なタイムトライアル用のバイクを開発しようとしたことがきっかけで生まれたブランドです。
より速く走り抜けることを求められるタイムトライアルバイクで培った技術をロードバイクに還元することで、高い空力性能のロードバイクを開発しています。
技術者出身の創業者らしくブランド名の由来はイタリア語で頭脳を意味する「cervello」と、自転車を意味するフランス語の「velo」を合わせた造語です。
考え抜かれたモデルでロードバイクの世界に挑戦しています。
代表モデルはS5 DiscとR5 Discです。
S5 Discは世界最速のスプリンターの利用を想定したエアロロードバイクです。
力の伝導が一気に伝わる高い剛性とそれをスムーズに推進力に変える高い空力性能を持っているのが特徴で、それでいて快適性も捨てていないという一見矛盾した性能を両立させています。
R5 Discはペダリング効率と安定したハンドリングを高めたモデルとしてプロレーサーが様々な局面で力を発揮するために投入されています。
軽量化にも余念がなくレースでの勝利を意識したモデルです。
台湾のロードバイクメーカーについて
すべてのカーボンロードバイクは台湾からと言っても過言ではない、それが台湾のロードバイクです。
様々なブランドが台湾にある巨大な工場に生産を委託し、現在も大量のカーボンバイクを製造している世界のロードバイク工場といっても過言ではありません。
そんな大量生産を行ってきたノウハウを生かして、巨大なブランドがいくつもあるのが台湾のロードバイクメーカーです。
また、コストが安く性能が高いという、いわゆるコスパの高いモデルが多いのも特徴です。
GIANT(ジャイアント)
GIANT(ジャイアント)はその名の通り、ロードバイクの巨人です。
世界各地のブランドから生産委託をされてカーボンロードバイクの製造を行っています。
自社ブランドの製品も展開しており、そのモデルの多さや価格帯の幅広さも世界の巨人たらしめているブランドです。
代表的なモデルは、PROPEL ADVANCED SL 0 DISC、TCR ADVANCED SL 0 DISCになります。
PROPEL ADVANCED SL 0 DISCは、エアロロードバイクのフラッグシップです。
プロチームからのフィードバックを受けつつ、最新の装備で固めたモデルとして販売されているプロレース仕様のモデルと言えます。
TCR ADVANCED SL 0 DISCは、総合力を高めたオールラウンドモデルです。
空力を重視した新型チューブ形状を採用しながら軽量化したモデルで様々なシーンで力を発揮します。
MERIDA(メリダ)
MERIDA(メリダ)はGIANTとともにメーカーからの委託を受けて製造を行ってきた実績を持つブランドです。
自社の技術を高めるべく、ドイツのメーカーから技術指導を受けて高い要求を求められる多くのブランドに応えてきました。
そんなノウハウを生かして、自社でもブランド展開を行っています。
同時に巨大なロードバイク製造グループという側面も持っており、欧米に傘下のブランドがあります。
代表的なモデルは、REACTO TEAM-EやSCULTURA TEAM-Eです。
REACTO TEAM-Eは、エアロロードとして開発されたモデルで、プロチームのために開発された経緯を持っています。
エアロ性能と快適性、そして剛性のバランスを意識した設計が特徴です。
SCULTURA TEAM-Eは、オールラウンドセミエアロレーシングバイクとして山岳コースなどでも力を発揮する性能を誇ります。
プロチームにも採用されており、様々なシーンが想定される場面で投入されています。
LIV(リヴ)
LIV(リヴ)はGIANTの女性向けブランドです。
女性を意識したモデル展開や設計など専門ブランドらしいきめ細かな対応をしているブランドでもあります。
多くのモデルが男性を中心にした男女兼用のモデルが多い中、女性専用のモデルを展開している画期的なメーカーです。
代表的なモデルは、LANGMA ADVANCED PRO 0 DISC、AVAIL ADVANCED PRO 2が挙げられます。
LANGMA ADVANCED PRO 0 DISCは、オールラウンドで活躍できるロードモデルです。
カーボンの曲線が美しく、ファッション性もあるカラーリングは、乗っているだけでもテンションが上がるでしょう。
AVAIL ADVANCED PRO 2はエンデュランスバイクとして設計されたモデルでゆったりとした姿勢でリラックスして乗れる快適なロードバイクです。
もちろん走行性能も犠牲にせず、高い走行性を持っているのが特徴です。
日本のロードバイクメーカーについて
日本は、かつてロードバイクの生産でアジアをリードし、欧米の生産委託を受けるメーカーもありました。
現在は、カーボンバイクが主流になり、生産委託は台湾に移ってしまったものの、設計の創意工夫や部品構成の努力によってふたたび復権を目指しています。
BRIDGESTONE ANCHOR(アンカー)
ANCHOR(アンカー)はタイヤメーカーで有名なBRIDGESTONEが展開するロードバイクブランドです。
かつてはANCHORブランドで展開していましたが、東京オリンピックを機にBRIDGESTONEを全面に出したブランドイメージに変更しました。
タイヤ技術で培った推進性能をフィードバックしたモデルが特徴です。
代表的なモデルは、RS9s、RS8です。
RS9sは同社の基盤技術部門と共同で開発し、車体の推進性能を最大化すべく開発されたモデルです。
更に国内のプロ選手のフィードバックを受けて日本人がよりパフォーマンスを発揮しやすいモデルとしてラインナップされています。
RS8はRS9sの設計をもとにコストパフォーマンスを意識したモデルに仕上げられたロードバイクです。
俊敏な反応性は上位モデル譲りで、軽快な走行性能を持ちます。
KhodaaBloom(コーダーブルーム)
KhodaaBloom(コーダーブルーム)は一般車の製造も行うホダカが展開するロードバイクブランドです。
かつてはGIANTの傘下として自転車の製造を行っていましたが、独立し再び日本企業としての道を歩んでいるメーカーとして知られています。
ちなみにブランド名の「khodaa」は会社名の「hodaka」の文字を並べ替えたものです。
代表的なモデルは、FARNA PRO DISCFARNA PRO DISCは安定感を意識した設計のロードバイクです。
エンデュランス性能が高く、振動吸収性能も優れているため、より遠くへ快適に移動するのに適したモデルと言えます。
STRAUSS PRO DISCは高速性能にこだわったモデルで、国内のプロライダーの意見をフィードバックして開発が行われています。
レーシーなモデルであり、実戦を意識したシーンで活躍するモデルと言えます。
BOMA(ボーマ)
BOMA(ボーマ)は望馬、望んだままに動く馬のように、そんなコンセプトで開発を行っているのがBOMAです。
元々カーボンの繊維商社を行っている企業、ASK TRADINGが自社のカーボン繊維のノウハウを生かしてカーボンロードバイクの製造を行っているのが特徴です。
代表的なモデルは、VIDEpro、VIDE LM(LUMIERE)があります。
VIDEproは、提携チームである那須ブラーゼンとの共同開発によって生まれたモデルで、プロレースでも戦えるスペックを持つモデルです。
VIDE LM(LUMIERE)は、エアロロードで美しい多彩なパステルカラーが印象的です。
直進安定性に優れているので乗り心地もよく、適度な剛性と振動吸収性能を兼ね備えているためエンデュランスロードの性格も持ちます。
まとめ
ロードバイクのメーカーは日本国内を始め、本当に世界に沢山のメーカーがある。これだけたくさんのロードバイクメーカーがあると、マジで迷ってしまうのでないだろうか。
ウチもいろいろなロードバイクメーカーのバイクを手にしてきた。嫁さんはピナレロ、デローザとヨーロピアンバイク1本。
長女はチネリからオーストラリアンフルカーボンDi2のアズーリを乗っている。
オレといえば・・・はじめてのロードバイクがオランダのBeONE。そして現在のメインバイクはドイツのCubeを乗っている。どれもマイノリティ系なのだ。
あなたもロードバイクを選ぶときは、ぜひ世界各国のロードバイクメーカーをチェックしてみて、性能はもちろん気に入ったデザインやカラーのロードバイクを楽しんでみてはどうだろう。