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ロードバイクに乗るのであれば、携帯工具を一つ持っておくと安心です。ロードバイクを買った際にそういった言葉を聞く機会もあったのではないでしょうか。
ロードバイクにはそもそも積載をするところがない。なので、いつも使っているバイク用の工具箱やでかいツールを持つことはできない。必要最小限のツールしか持てないのだ。なので携帯工具となる。
そんな携帯工具とは、そもそもどんなものなのか、持っていてメリットはあるのか、デメリットは何なのかと言ったことをチェックしたいと思う。
これを読めばきっと携帯工具とはどんなものなのかを知ることができるのではないでしょうか。
ロードバイク用携帯工具とは
出典:アマゾン
携帯工具とは一言で言えば、ロードバイクなどの自転車に使用する工具類をコンパクトにまとめたものです。
ちょうど十徳ナイフのような外見を持ち、ロードバイクの整備に必要な工具がすぐに使えるようになったものと言えます。
携帯工具のメリット
携帯工具のメリットは、現地で簡易的な修理ができること、工具一式の持ち運びが便利なことです。携帯工具を持っていれば、ロードバイクの走行中であっても、路肩などに停車して簡易的な修理を行うことができます。
ロードバイクに乗っていると自転車店から遠い場所であったり、見知らぬ土地に行くことも少なくありません。
そんな場所でロードバイクの目かトラブルがあった時に迅速な対応をすることができるというメリットがあるのです。
工具一式を簡単に持ち運びできます。
ロードバイクの整備に必要な工具を単体で、いくつも持っていくとリュックなどを用意するくらいかさばることがほとんどです。
そういったことなく手のひらサイズに凝縮してまとめられているのは大きなメリットと言えます。
携帯工具のデメリット
携帯工具のデメリットは、作業がしにくい事、かさばることが挙げられます。
携帯工具は携帯性を高めるために機能を簡略化していたり、工具を小型化していたりするため、作業がしにくい工具です。
そのため、いつもなら簡単にできるような作業でも意外と手間取ってしまうことも少なくありません。使いにくいために事前に使い方を知っておき、実際に使ってみる必要があります。
多少かさばることもデメリットです。
小型化していても、結局は10種類以上の工具をひとまとめにしているので、それなりのサイズになっています。
そして製品によっては200gに迫るものもあり、レースなどタイムを競う場合には、かなり邪魔になることも少なくありません。
こういったデメリットがあるのが携帯工具です。
実は六角レンチでほとんど事足りる
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ロードバイクの整備に関して考えると、そのほとんどは六角レンチで事足りることが多い。よほどのことがないとチェーン切りやペンチなどは必要ないだろう。
ましてやプラスマイナスのドライバーなどはロードバイクのパーツとして使われているのは非常に少ない。ディレイラーの調整ネジくらいではないだろうか。
そのようなことよりしっかりとした六角レンチのセットを持っていると携帯工具よりも使いやすいこともあるということを覚えておこう。
携帯工具はどこにしまう?
携帯工具をしまう場所は主に二つで、それはジャージのポケット、ツールボックスやサドルバッグなどのボックスやバッグです。
携帯工具は手のひらサイズに折りたためるためポケットにも入ります。
そのため補給食や財布、スマホと一緒にポケットに入れることが可能です(尖っている部分もあるため、周りのものを傷つけないように配慮する必要はあります)。
また、ボトルケージに入れるツールボックスやサドルバッグと言った部分にも簡単に入れることが可能です。
基本的に小型なので収納場所には困りません。
最近ではグラベルロードの一部のモデルでフレーム側がそういったツールを入れるような収納スペースを設けている場合もあります。
携帯工具についていると便利なもの
携帯工具には基本的にロードバイクのネジを回す六角レンチやドライバーなどがついています。
ただ、様々なトラブルに対してそれらの機能だけでは不十分なことも少なくありません。
こういったケースにも対応できるものがプラスアルファでついていることも多くあります。
そんな便利なものをいくつか紹介していきましょう。
チェーン切り
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携帯工具を持っている理由ですが、チェーンカッターが付属しているタイプという条件で持っています。
スタンダードなタイプのチェーンカッターは、かなり大きく、それ1つで携帯工具の大きさと重さになってしまいます。
ならば、オマケということで携帯工具になっていればいいかと。
なぜにチェーンカッターが必要かというと、当たり前ですがチェーンを切るためです。チェーンを切ったり、反対にピンを埋め込んで止めたりと言ったことができます。
出先でチェーンを切ることがあるのか??という疑問ですが、もし落車をしてリアディレイラーが動作不能になった場合に使います。
ロードバイクのチェーンは多段化に伴って非常に細くなっており、劣化やわずかなきっかけで切れたり、トラブルを起こすことが少なくありません。そんなレアケースに対応するツールです。
チェーンを切って、走りやすいギアに掛かる程度に調整してシングルギアで走るための最後の手段です。
安いツールにはチェーンカッターが使いものにならない場合もありますので、事前に必ずチェーンを切ってみましょう。
CO2インフレーター
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CO2インフレーターは、CO2ボンベとタイヤチューブをつなぐアダプターです。
ロードバイクはパンクすることも多く、携帯用の空気ポンプでは十分な空気が送れない場合も少なくありません。
そんな時に小型のCO2ボンベで急速に空気を流し込むことであっという間に空気を入れることができます。
そんなボンベとタイヤチューブをつなぐ工具になります。
ペンチ
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意外と重宝するのがペンチです。
ブレーキ部分などワイヤーを使っていたり、金属が曲がってしまうこともあるため、ペンチがついているとそういった作業もしやすいメリットがあります。
ペダルスタンド
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携帯工具でついている意外なものがペダルスタンドです。
ロードバイクにはスタンドがついていません。そのため、壁に立てかけたり、ラックにつるしたりといったことが行われます。
しかし、そういったものがないときに簡易スタンドが重要になることも多いのです。
代表的なものがMINOURA(ミノウラ) のHPS-9という携帯工具で、これには通常の工具の他、ツール自体を変形させるとスタンドになります。
携帯工具に何を求める
ロードバイクは、高速で移動できる分車体への負荷も大きく、一般的な自転車に比べて何かしらのトラブルを起こしやすいという弱点を持っています。
そんな弱点を補うためにその場で簡易的な修理ができる工具一式が入った携帯工具をつけて走ることも少なくありません。
携帯工具に求めるものは大きさや重さ、ツールの種類です。
そういった点を踏まえて解説していきます。
ツールの大きさ
大きさは重要です。
いくら高性能でもサドルバックやジャージのポケットに入らないのでは意味がありません。
そういったことから、どのくらい収納スペースを占有するのかと言ったことを考える必要があります。
ツールの重さ
重さも意外と重要と言えます。
重いものでは200グラムを超えるものもあるため、この重さが峠道などを走る際の邪魔になることも少なくありません。
必要なツール
ツール構成も重要です。
レンチだけで良いのか、あるいはトルクが設定できるトルクスレンチやチェーンツールも必要なのかと言ったように、構成しているツールをしっかりチェックして選びましょう。
実際に携帯工具は使えるか?
はっきりいますが、この携帯工具を使う場面が出てくることは絶対に来てほしくないと思っています。
最後の保険と思ってはいますが、実際には必要がないと断言します。
なぜなら、普通のアーレンキーを持っていれば、これは使いません。携帯工具は本当に使いづらいからです。
オレはツールボトルの中に、この携帯工具と一緒に必要なアーレンキー(6角レンチ 2.5、3、4、5、6mm)を輪ゴムでしばって入れておきます。
ロードバイクは(ヘッド、BB、ペダル等以外)であればこの数本のアーレンキーがあれば、ほぼバラバラに出来ます。
私達が出先でバラバラにする時は輪行をするときであり、それ以上ばらすことはほとんどありません。
ペダルを外すか?
出先でロードバイクのペダルを外すことは、ほとんど無いと思っていいでしょう。それくらいまれです。
しかし、唯一ペダルを出先で外すことがあります。それが自転車を飛行機にのせる場合です。飛行機輪行ですね。
通常、飛行機輪行をする場合、どこの航空会社の規約にも「ペダルを外す」と書いてあるはずです。
この場合だけ8mmの(かなり重い)アーレンキーを持参することになります。さすがにペダルレンチを持つことはしません。
アーレンキーが短いと、冗談抜きにしてペダルは回りません、外せません。
また・・・以前、携帯工具に付いているアーレンキーを使って回したところ携帯工具がひん曲がった経験もあります。
ちなみにペダルネジは右ペダル(チェーンリング側)が正ネジで左ペダルが逆ネジです。
出先でペダルを外す可能性がある場合、自宅で一旦外しておくとよいでしょう。
基本、ペダル用のアーレンキーを持つことおすすめしますが、一回外しておくと携帯工具でもペダルは外しやすくなるでしょう。
ドライバーは必要か?
自身のロードバイクを見回してください。たぶんプラスマイナスドライバーを使っているところは無いはずです。
使っているとしたら、後付パーツやアイテムとなるでしょう。ヘッドライトとかテールライトとかアダプターとか。
それらで必要なら、プラスマイナスドライバーが付属している携帯工具持参もありでしょう。ただ、その携帯工具で長さなどの問題がないか事前チェックをしておきましょう。
唯一ロードバイクパーツでディレイラーにはドライバーで調整する場所がありますが、出先で触ることはないでしょう。
ツールで何を重視する
重視する点もしっかり見極めるのが重要です。
トラブルになったらタクシーや車を呼べばいいというのであれば最低限の構成で軽量なものが良いですし、何が何でも自力で帰りたいという人はツールの多いものを選びましょう。
意外と便利!携帯メガネドライバー
出典:アマゾン
おススメ携帯工具紹介前に、一点ちょっと趣向の違う携帯工具を紹介します。実はいつも財布の中に携帯メガネドライバーを入れています。
このメガネドライバーは意外と便利です。サングラスのアームボルトの緩みは出先でよくおこります。
またパンク時、整備時のタイヤから異物取り除くときには大活躍。
タイラップ(結束バンド)をラチェット部に差し込めば切らずに取り外せます。爪の垢掃除なんかも。日常使いもできるので、いつも財布の中にはこの携帯メガネドライバーを入れてあります。
携帯工具おすすめ7選
それではおすすめの携帯工具を紹介していきましょう。これまでお話ししてきたポイントを踏まえたうえでいくつかのモデルをチョイスしました。
いずれも比較的リーズナブルな価格で手に入り、基本性能のしっかりした携帯工具ばかりです。
TOPEAK(トピーク) ヘキサス X
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- サイズ:L90×W40×H27mm
- 重量:170g
- 六角レンチ:2、2.5、3、4 (×2)、5、6、8mm
- インチTorx(R)インチレンチ:T15、T25、T30
- ニップル レンチ:14G、15G
TOPEAK(トピーク)のヘキサスです。
トピークは、自転車に関連する周辺器具の有名メーカーであり、基本性能の高い製品を数多く生み出しています。
そんな携帯工具の特徴は六角レンチやドライバー、チェーン ツールといったものの他、タイヤレバーと言った基本的な構成になっているだけでなく、トルクが重要なカーボンフレームに対してもトルクスレンチを搭載するなど充実した内容になっています。
プロ(PRO) ミニツール15ファンクション
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- 重量:124g
- 素材:アルミ
- ツール内容:2・2.5・3・4・5・6・8mmアーレンキー、プラスドライバー、T10・T25ヘキサロビューラー、チェーンツール、ペダル&スポークレンチ3.6・3.75・4.0・4.4mm
プロ(PRO)のミニツール15ファンクションです。
このブランドは、大手シマノの周辺器具を手掛ける別ブランドです。
そんなブランドから出しているこの携帯工具は、基本的なものを一通り備えている他、ペダル&スポークレンチというツールがついています。
これによってホイールやペダルのトラブルも解消できるというのがメリットです。
また重量も比較的軽いため携行にも優れた携帯工具と言えます。
TOPEAK(トピーク) Mini 20 Pro
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TOPEAKのMini 20 Proです。
先ほど紹介したトピークの携帯工具の別モデルで、携帯性を高めたモデルです。
こちらも軽量なモデルであり、ポケットに入れてもそこまで違和感はありません。
レッド・ドット・デザイン賞という国際的なプロダクトデザイン賞を受賞している製品でもあるのでデザインが良いのも好印象です。
VeloChampion(ベロチャンピオン) マルチツール
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- [ マルチツール 10本組 ] 自転車修理工具
- 内容:六角レンチ(アーレン キー)2 / 2.5 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8 mm
- プラススクリュードライバー、マイナスドライバー
- スクリュードライバー T25 の マルチツール セット
VeloChampion(ベロチャンピオン) のマルチツールです。
リーズナブルな価格で通販を専門に販売しているブランドとして知られています。
基本的な構成の他にクロスバイクやMTBのネジ規格に対応したドライバーやレンチがついているので、それらにも流用できるのが魅力です。
チェーンツールなどはついていませんが、最低限の構成を押さえた携帯工具になっています。
CXWXC 自転車用 マルチツール
出典:アマゾン
- 16-in-1 工具セット:自転車のメンテナンスに必要となる主な工具(16ツール)をこの一つに
- CO2ヘッド付:ねじ込み式のCO2インフレーターを採用
CXWXCの自転車用マルチツールです。
クロムバナジウム鋼を使った堅牢な携帯工具で、基本的な構成以外にもCO2ヘッドがついたモデルになっています。
独特のデザインでインパクトがありますが、意外と収納性に優れた携帯工具に仕上がっているのも特徴です。
人とは違う携帯工具を使いたい方におすすめしたいモデルと言えます。
MINOURA(ミノウラ) HPS-9 [Get'A] ペダルスタンド付
出典:アマゾン
- ロード、クロスバイク用簡易式ペダルスタンド
- 材質:スチール、樹脂
- 重量:162g
- レンチ:2mm、3mm、4mm、5mm、6mm
MINOURA(ミノウラ)のHPS-9です。
同ブランドはトレーニング用の三本ローラーで有名なブランドですが、携帯工具などの販売も行っています。
このモデルは、基本的な性能を押さえている他、ユニークな機能としてペダルスタンドがついていることが特徴です。
自転車スタンドがついていないロードバイクでもペダル部分にこのツールをつければスタンドになります。
さらにスマホスタンドにもなるという携帯工具を越えたユニークな機能が付いたモデルです。
クランクブラザーズ 自転車用携帯工具 MULTI-19(マルチ-19)
出典:アマゾン
- 頑丈でしっかりと収納する高張力鋼製のマルチツール
- グローブ使用でもしっかり握れるサイドグリップ仕様
- 19機能
crankbrothers(クランクブラザーズ)のMULTI-19です。
このブランドはペダル製造で高い評価を得ているブランドであり、携帯工具も販売しています。
堅牢性の高い携帯工具で高張力鋼という高強度な金属で製造されているのが特徴です。
サイドグリップがついているので作業時に力が入れやすく、作業効率も意識した携帯工具に仕上げられています。
また携帯工具には珍しく5色のカラーバリエーションがあるのも特徴です。
まとめ
携帯工具は、出先でもトラブルを解消できる便利な製品です。
この製品は若干かさばるというデメリットはあるものの、基本的に一つ持っておくと大変便利なものになります。
そんな携帯工具を一つ持ってみてはいかがでしょうか。