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パナレーサークローザープラスというタイヤをご存知だろうか。ロードバイクタイヤとしては破格の価格設定になっている。同社のグラベルキングやレースA、C、Dに比べるとほぼ半額程度で購入できるのもうれしい。
だからといって安かろう悪かろうということはない。価格こそ2,000円ちょいで買えるが、耐貫通パンクベルトの「PRベルト」で強化されているので、普段の練習からロングライドなど幅広く使えるだろう。
そんなクローザープラスを実際に購入してスペック、重量、性能や実際の走りをチェックしてみた。
この記事の目次
パナレーサー・クローザープラスとは?
出典:アマゾン
- タイヤ種類: クリンチャー タイヤ
- サイズ: 700×25C
- 車種: ロードバイク / クロスバイク
- 用途: ロードレース / 通勤 / ツーリング
- ビード: フォールディング
- コンパウンド: ZSGナチュラル
パナレーサーから販売されているロードバイク用のタイヤであるクローザープラスは廉価版タイヤの決定版と行ってもいいかもしれません。
サイズ展開も20c、23c、25c、さらに650、26インチ用など幅広くラインナップ。フレームカラーに合わせタイヤ色も多数あるのも特徴だ。
「軽い走りをもっと気軽に」をコンセプトに開発された「クローザー」を耐貫通パンクベルトの「PRベルト」で強化されている。クローザープラスは軽さと耐パンク性能がバランスよく高められています。ロードバイクにはもちろん、軽快に走りたいクロスバイクなどにもいいタイヤと思える。
そんなクローザープラスを実際に購入して装着、レビューをしてみた!
クローザープラスのメリットは?
クローザープラスはロードバイクとしてのタイヤメリットはかなりある。一つずつチェックをしてみよう。
なんといっても安い価格帯
クローザープラスの最大のメリットはその価格である。オレがいつも使っているコンチネンタルGP5000などは1本5,000円を超えるだろう。
それがクローザープラスなら、この値段で2本買ってお釣りが来るのだ。700cのロードタイヤとしては異例の安い価格帯と言っても過言ではないだろう。
コンチネンタルウルトラスポーツ3よりも安い。コレ以上安いロードバイクタイヤはないと思っていいかもしれない。まさに最低価格帯と言っていいだろう。
それもメイドインジャパン国産のパナレーサーがーこの価格で手に入るのだ。
タイヤの重量がとても軽い
ロードバイクタイヤは値段に比例して重量が軽くなる傾向があります。そうなるとクローザープラスはこの価格帯となると、ちょっとタイヤの重量が心配になりますが、これがかなり軽いタイヤに仕上がっています。
パナレーサーのウェブページよると、クローザープラス各サイズのタイヤ重量は以下のようになっています。
- 700×20C:190g
- 700×23C:210g
- 700×25C:220g
- 700×28C:240g
この重量は普通に高い値段のロードバイクタイヤと同じ重量ですよ。
PRベルトで耐パンク性が強化
PRベルトによりトレッドの耐パンク性能が高まっている。
さらにZSGコンパウンドの採用で耐久性、そして耐摩耗性も強化されている。トレーニングを始めロングライドなど気軽に使えるタイヤとなっている。
豊富なカラーバリエーション
今回ウチの買ったクローザープラスはブラックとなっている。
クローザープラスのカラーバリエーションは豊富にそろっている。現時点で黒、青、赤、黄、白の4色のカラーが有り、どのようなタイプのロードバイクフレームにも合うのではないだろうか。
ちなみに色味はタイヤのサイドラインカラーになっている。トレッド部分はすべて黒だ。
クローザープラスはサイズ展開も豊富
クローザープラスのタイヤサイズはかなり豊富に揃っている。一番細い20cから25cまである。サイズ展開は以下になる。
- 700×20C
- 700×23C
- 700×25C
- 700×28C
- 650×23C
- 26×1.25
できれば28cがラインナップされていれば、完璧だった。→700×28Cがラインナップされました!
クローザープラスのデメリットは?
クローザープラスはロードバイクタイヤの中でも比較的値段も安く、サイズラインナップも豊富にあります。非常に使いやすいタイヤのように思いますが、このクリーザープラスを使うことによるデメリットはあるのでしょうか。
ちょっとピックアップしてみましょう。
比較的空気圧高め
- 700×20C:7.5-10.5bar
- 700×23C:7.0-10.5bar
- 700×25C:6.3-9.8bar
- 700×28C:MAX7.5bar
パナレーサーの中でも一番人気の25Cタイヤの推奨内圧を見てみると「6.3-9.8bar」となっている。かなり高い空気圧を入れられるようになっている。
このタイヤを8barで使うとかなり高めの空気圧ということになる。それにより考えられる弊害がいくつかある。
乗り心地が固くはねる
クローザープラスは比較的高い空気圧で乗る方が増えることが予想される。
当然空気圧が高いと乗り心地は悪くなり、ポンポン跳ねることも考えられる。また推奨空気圧まで入れるのはけっこう大変かもしれません。
耐久性に難がある?
以下アマゾンのカスタマーレビューから抜粋したものです。
特に耐摩耗性や耐久性は最悪だ。コンパウンドの質が良くないのか、しばらく使っていると表面が砂消しゴムのようにボロボロになってくる。更にはガラス片でも踏んだのかもしれないが、謎のめくれ。1000キロも走らずオシャカです
サイドが少し怪しくて心配な感じですまだだいじょぶそうですけど耐久性は謎ですねひび割れはやっぱりしてきてすごく心配な感じに…室内保管だし雨の日乗って無いし距離も乗ってなくてエボも1年以上使ったけどこんなひび割れは起こらなかった
装着して一週間経たずしてサイドがひび割れてきました。怖くて乗れません。
評価が低いレビューで散見されるのが耐久性とトレッドやサイドのひび割れが問題になっているようです。
しかし以下でレビューしているウチのクローザープラス(2021年8月購入)についてトレッドやサイドのひび割れなど今のところ耐久性には問題ありません。
今後もレビューをしていきたいと思います。
クローザープラスをホイールに装着・レビュー
今回購入をしたパナレーサークローザープラスのサイズは700×25cでカラーはブラック。一番スタンダードなやつです。
タイヤ幅チェック
まずはタイヤ幅の実寸をチェック。タイヤ幅約60mmちょい(目視62mm)となっている。
タイヤ重量チェック
タイヤの重量をチェックしてみよう。スケールで222gとなっている。梱包のゴムを外すとカタログ重量と同一の220gになるであろう。さすがメイドインジャパンの品質である。
トレッドパターン
クローザープラスのトレッドパターンです。
一般的なロードバイクタイヤと同等と思われる。鮫肌になっていてドライではけっこうグリップしそう。
ところで、トレッドに溝がないから雨天走行で危ないとかいうのもあるが、ロードバイクタイヤでトレッドに溝があるやつなんてそんなに無い。オレも使ったこと無いし、トレッドに溝がなくても雨天走行に何ら支障はない。
ちなみに2014年にクローザープラスを履いて雨の北海道を300kmくらい走った経験があるが、全く不安はなかったと付け加えておく。
フルクラムレーシングゼロにタイヤを組み付ける
パナレーサークローザープラスをホイールに装着をする。ホイールはフルクラムレーシングゼロ。クローザープラスのホイール装着は非常に簡単で、タイヤレバーを使用することなくホイールに組み付けができた。
全体的に柔らかめの作りになっているのだろうか。ただ、レーシングゼロのリムがちょい深めということもあり、しっかりビードを落としたことも良かったと思っている。
これなら他のホイールでもクローザープラスの組付けは簡単であろうと思う。
装着後のタイヤ幅実測
クローザープラスをフルクラムレーシングゼロに組み付け、その後エアを6BAR入れた状態で実測してみた。レーシングゼロのリム幅は17cである。幅は25.6mmとなっていた。
気持ち太めであるが、ちょうどよいのではないだろうか。
まとめ
フルクラムレーシングゼロにパナレーサークローザープラスを装着してみた。これから実走をしてみて、走行感や耐久性などもチェックしてみたいと思う。
ちまたではクローザープラスは耐久性に乏しいとのレビューも散見されるので、ぜひこのあたりも確認して追加レポートをしていきたいと思っている。