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ロードバイクを軽自動車に車載|TERZOサイクルキャリア

2021年3月11日

サイクルキャリア 軽自動車

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リアサイクルキャリアを使って軽自動車の背面にロードバイク2台を車載をしてみた。これが思ったよりよく、またロードバイクの積み下ろしも、本当に楽にできる「TERZOサイクルキャリア」をレビューしたいと思う。

高速道路や峠道など含むかなり様々な伊豆の道を、週末走ってみたので、リサイクルキャリアについてレポートしました。

軽自動車はもちろん、普通自動車やRV、スポーツカーなど幅広い車種に対応できると思う。それでは行ってみよう!

PIAA TERZO SARIS リアサイクルキャリア 2台積み EC16BKs

Terzo サイクルキャリア 2台積み リア用 SARIS 折りたたみ収納可能 ブラック EC16BK

出典:アマゾン

  • バイク積載方法はトップチューブ2ヶ所+シートチューブ1ヶ所の3点固定。揺れを極限まで低減。
  • 本体に付属の6本の強靭なベルトとフックで、確実に固定。(フック形状が車両に合わない場合は別売のオプションパーツを使用して固定)
  • 強靭なガスインジェクション成形アームを採用。脱着簡単。使わない時はコンパクトに収納。
  • パッケージサイズ:565×410×215(mm)
  • 製品重量:約4.9kg
  • カラー:ブラック

ロードバイクを積むリサイクルキャリアという商品はこのTERZOのサイクルキャリア1択ではないだろうか。他のメーカー、たとえばスーリーなどでもサイクルキャリアは出ているが、かなり値段が高い。

それに比べ、このTERZOのサイクルキャリアは非常に買いやすい価格帯のため、手に取りやすいだろう。

3台積みと最後まで悩んだが、ウチは軽自動車のみの運用のため、3台積みは負担がかかりすぎると判断をして2台積みにした。3台積む場合はリアシート片方倒して最後の1台は車内積みというレイアウトにする。

ロードバイク2台+大人2人+大量荷物やロードバイク2台+大人4人+そこそこ荷物などに対応ができる。

ウチのホンダライフちゃんは、けっこう古い軽自動車なので、現在のN-BOXやタント、ウェイクであれば、キャリアでバイクを積めば車内の広大なスペースが使い放題になる。

TERZO SARIS リアサイクルキャリア:開封の儀

さすがサイクルキャリア。そこそこでかい箱でアマゾンより届いた。

ちなみに時間がかかってもいいのであれば、ヤフオクで同様のキャリアが半額程度で手に入る。急いでいないならヤフオクもありかもしれないな。

サイクルキャリアは折り畳まれた状態で梱包されている。サイクルキャリア本体と説明書、ボディに貼る傷防止テープなどが同梱されていた。

TERZO SARIS リアサイクルキャリアを車に取り付け

TERZO SARIS リアサイクルキャリアを車に取り付けるには、まず車の取り付け位置を決め、キャリアのアーム位置を決定、固定をする。

アームの角度の替え方

アーム一つ一つに固定用のネジがある。それを手で緩める。緩めれば、アームを横にスライドすることができ、爪から外れ自由に角度の変更ができる。

フレーム本体が歯車のように刻まれていて、アーム内部にもそこに適合するように歯車状に刻まれている。このように任意の位置にアームが固定できる。

歯車がきっちりはめられボルト固定すれば動くことはない。

車のリアに仮置き、アーム位置の決定

ロードバイクを載せるためのアームは最後に位置を決定すればいいだろう。まずは車に設置する3本のアーム位置を決定する。

説明書をよくチェックして、自身のアーム位置を決定しよう。ウチのホンダライフちゃんの場合、ワイパーに干渉をしない、アンダーアームはバンパーに載せる。アッパーアームはリアウィンドウにあてる。アームはあまり角度をつけないで、できるだけリアゲートに沿わせるようにする。

このように考え、アームの位置を決定した。アーム位置が決定をしたらボルトを手できっちりと締めてアームが動かないようにする。

ストラップの取り付け位置決定とガードテープ保護

フックストラップは片側より3本出ている。アッパー、アンダー、サイドの3つのフックがそれぞれある。フックには刻印されているので位置を間違うことはない。

ストラップフックを車のリア取り付け位置に軽く仮止めをする。その位置を何らかでチェックしておき、保護テープを貼り付ける。

オレは養生テープを使って保護シート代わりにした。保護シート貼付け位置はリアゲート裏側にマジックでチェックしてある。

ストラップコードを車体へ取り付ける

ストラップコードは本体の中空部で左右つながっている。ストラップには左右に2箇所バックルがあるので、必ず左右対称になるように調整をする。

またストラップを車体に取り付ける際、本体内でストラップが絡まっていないようにしよう。

きちんとストラップを揃えると、本体パイプ内できれいに収まる。絡まっていると、遊びができ走行中にストラップが緩むこともあるので、きちんとコードは揃えよう。

リアキャリアの位置決定とストラップコードを締める

リアキャリアの位置が決定、保護テープの貼り付けをしたらフックストラップ両側を引っ張りバックルで調整をしよう。

アンダーストラップは緩みないようにする程度で、テンションはアッパーストラップで調整する感じ。いずれにしてもバイクを乗せて5分も走れば、初期伸びで再調整の必要がある。

まずはきっちりと締め上げておこう。

リサイクルキャリアにロードバイクを車載する

それではリアキャリアにロードバイクを実際に車載してみよう。

ロードバイクを車載する前に、バイクよりできるだけアイテムは外しておこう。これはキャリアにできるだけ負担をかけないようにするためだ。

ドリンクボトルやサイコン、ヘッドライト、サドルバッグなどのバッグ類など外せるものは取り外しをしておく。ドリンクボトルなどは満タン4本外せば3kg位軽くなるぞ!

シートフレーム固定ベルト

ロードバイク1台目のシートフレーム固定ベルトの位置。トップチューブをアームに乗せ、シートチューブをこのベルトで固定する。

そうするとロードバイクを3箇所で固定でき、しっかりとキャリアに動かず固定できるわけだ。

こちらが2台目のロードバイクシートチューブ固定ベルト。

ロードバイクをサイクルキャリアに車載する

1台目のロードバイクをキャリア奥のトップチューブ固定ベルトに乗せベルトをバックルで締める。

続いてロードバイクのシートチューブをシートチューブ固定ベルトでしっかり固定する。

このようにシートチューブをしっかり固定する。3箇所固定によりバイクはしっかりとキャリアに車載できる。

2台目のロードバイクも手前のトップチューブベルトに乗せ、ベルトで固定をする。

同様にシートチューブベルトでシートチューブを固定する。

このように2台目のロードバイクも3箇所の固定ベルトによりしっかりと固定できた。

最後に両方のロードバイクのハンドルとタイヤをストラップや養生テープなどで固定をすると、完璧になる。

リアサイクルキャリアに車載して高速道路などを走ったレビュー

リアサイクルキャリアにロードバイク2台を車載して高速道路などを走ったレビューをしてみたいと思う。今回、ウチのホンダライフにリサイクルキャリアを取り付け、2台のロードバイクを車載して走ってみた。

走ったところは埼玉から圏央道、小田原厚木道路などの高速道路、有料道路を走行、さらに国道を経由して伊東まで往復をしてみた。帰りは伊東から修善寺経由で沼津インターより東名自動車道、圏央道で帰宅をした。トータルで約300kmほど走ってみたぞ。

ちなみに上記画像でわかるよう、ブレーキランプ、ウィンカー、テールライト、ナンバープレート、いずれにおいても後方からの視認性に問題はない。

ただ一点のデメリットはリアゲート、リアトランクが開かなくなることだ。これは頭に入れておこう!

リサイクルキャリアのストラップコード伸び・締め付け

走り出して5分ほどで、ストラップコードの初期伸びがあるようで、すぐにガタガタ言い出す。具体的にはアンダーアームを支点にして、アッパーアームとテールウィンドウの間に隙間ができて、そこがガタガタ音を立てる。

すぐに車を路肩に寄せ、アッパーストラップコードを締め上げる。この状態で圏央道厚木PAまで走ったが、問題なかった。

続いて小田原厚木道路にはいる。少しカタカタ言い出したので、小田原PAにてランチ休憩。その際アッパーストラップコードを再度締め上げた。

この時、サイドストラップも少し締め上げる。全体を通してアンダーストラップを触ることはなかった。

軽自動車にロードバイク2台車載して安全に走れる?

今回、ホンダライフにリアキャリアにロードバイク2台車載、大人4人乗車、4人の2泊分の着替えなどの荷物、ロードバイクのウェア、ヘルメットなどの用品などほぼフル満載で走ってみた。

結果、全然問題なく走ることができた。

加速はもちろん、普通にブレーキング、伊豆の峠道の走りなど、ほぼ普通と同じように走ることができる。

軽自動車ということもあり、車両幅が少ないので、ほんの少し車両より出ているホイール部も全く気にならない。

ちなみに普通にロードバイクを車載するとリアホイールのほうが外側になるため、フロントホイールを外しても全幅に変わりはない。

フロントホイールを外して軽量化することも考えたが、ホイールを外すことで、バイク前後の重量バランス崩れることによるアームに余計な力がかかることの方を嫌ったためホイールは外さなかった。(そもそも車内満載のためホイール積載の場所もなかったが)

一番気になったのは路面のギャップ。路面ギャップでストラップの伸びが出るような気がする。

峠道のコーナーは全く気にならない。普段どおり走ることができる。ただ、前述のようにギャップには弱そうなので、コーナリング中のギャップは一番困る。

なので、いつもよりはペースを必ず落とそう。

リアサイクルキャリアは道交法上では違法・・?

ロードバイクを積載するリアキャリアを自動車に取り付け、自転車を乗せると全長、全幅からはみ出してしまう。これは道交法上は違法なのだろうか?

リアサイクルキャリアを使う場合、道路交通法的には以下の4点がよく言われていることになる。

  • 車幅問題
  • リアナンバープレート問題
  • 灯火問題
  • 10%問題

車幅から自転車がはみ出すけど違法?

これについて「PIAA株式会社」さんに、ちょっと質問をしてみました。

サイクルキャリアについて質問をしました

お世話になります。「Terzo サイクルキャリア」についてお伺いさせてください。このキャリアはバイクを乗せると車両幅からはみ出すことが多々あるかと思います。

特に軽自動車にキャリアを取り付けた場合はほぼ間違いなくはみ出すでしょう。これに関して法律的な見解はどのようになっていますでしょうか。

大変いいキャリアですので、今後とも使いたいと思いお問い合わせいたしました。よろしくお願いいたします。

回答をいただきました

この度は弊社ホームページにお問い合わせ頂き、ありがとうございます。

早速ですが、ご質問の【リアサイクルキャリア】の道路交通法上のポイントについてご回答申し上げます。

ご指摘の通り、自転車積載時には車輌により車幅よりはみ出す状況については、厳密に申し上げると合法では無いという回答になります。 また、自転車積載時に、車種によってはナンバープレートが視認できなくなる状況も発生します。 この点につきましても、やはり同じ状況となります。 上記の状態でのご使用においては、ご使用頂くお客様のご判断にお任せすることとなります。

ただ、レジャー用品ということもあり、販売を開始してから、現在に至るまで違反を指摘されたと言うお問合せはございませんので、ご参考までにお伝え致します。

グレーゾーンでの回答となってしまいますが、ご参考にして頂きたく、ご理解のほどお願い申し上げます。

ていねいなお返事をいただきました。ありがとうございます。

また以下のYahoo知恵袋での回答も参考になります。

  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14132509599
  • 装着すること自体は違法ではない
  • 車両長の10%を超えているのなら違法
  • 幅ハミ出しも違法。高さ3.8m超も違法
  • ラックが増設されていて、本来車長とラック長を合計した長さの10%以内のハミ出しに収まってるのなら違法ではない
  • ナンバーが隠れて読み取れないも違法

以上よりこのような積載は違法になってしまいます。私も以後気をつけ、サイクルキャリアを利用する場合はフロント、リアタイヤを外して積載をするようにいたします。

リアナンバープレート問題

リアナンバープレートが見えるかという問題について、ウチのホンダライフにサイクルキャリアを付けた状態はクリアされていた。

画像からもわかるように、後方よりしっかりとナンバープレートが確認できている。

もし、あなたの車でサイクルキャリアを取り付けナンバーが見えない場合、ナンバープレートと同じ大きさでナンバーをプリントアウト、ラミネート加工などしてわかる位置に貼り付けておくとよいだろう。

灯火問題

灯火問題は非常に大切だ。サイクルキャリアを取り付けブレーキランプやテールランプが見えないようでは安全上非常に良くない。

うちのライフに関して言うと上記画像でテールランプ、ブレーキランプ、ウィンカーなど各灯火類を点灯させ、ブレーキ、ウィンカーを作動してみて後方よりチェックした。

いずれも問題なく後方から確認できた。車種によっては灯火類が見えなくなる。その場合は別途灯火を取り付ける必要があるだろう。

10%問題

軽自動車の規格 軽自動車の現在の規格は、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660㏄です。全長は3.4mでその1割は34cmです。

このTerzoサイクルキャリアのアーム部分だけで30cm以上ありますので、軽自動車に取り付けると道交法的にはアウトになります。

みなさんも参考にしていただければうれしいです。

まとめ

軽自動車でも普通自動車でもロードバイクをリアキャリアで車載すると、本当に便利だ。マジで車内が普通どおりに広々使える。

バイクが1台であれば、片方の後席を倒してなんとかなるが、そもそも4人乗車ができない。これがリサイクルキャリアを付けることで一気に解決をする。

車内は普通どおりに使うことができるので、リアシート後部に2泊分の荷物満載できた。4人が普通どおりに乗ることができ、2泊3日の伊豆ドライブ+サイクリングは楽しいものになった。

車中泊などをやっている方にもロードバイクが車外にあれば、車内が広々使えるというもの。ロードバイクを軽自動車や普通の車で運んでいる人はぜひ導入してみてはどうだろう。使い方の幅が広がるぜ!

↓ちなみに現在ではN-BOXに買い替え、2台のロードバイクも広々車内に積載することが可能である。N-BOXにロードバイク2台を車載したレポートは以下を確認してみてください。

【ホンダN-BOX】ロードバイク2台車載/余裕の軽自動車

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さぁ、リアサイクルキャリアを・・・・いつまでもアマゾンのほしいものリストに入れておかないで、さっさと手に入れて、広々車の車内を手に入れよう!

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