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アルミフレームを使ったロードバイクはたくさんある。ロードバイクを選ぶ時に一番はじめにチェックするのはフレーム素材ではないだろうか。アルミフレーム、カーボンフレームというロードバイクの2大フレーム素材。
ロードバイクのフレームを製造する際に様々な素材を用います。主だったものを挙げていくと、スチール、クロムモリブデン鋼(いわゆるクロモリ)、チタン、カーボン、そしてアルミです。中には「竹」を使ったフレームもあるけど割愛w
アルミで製造したロードバイクのフレームは様々な利点があることから、多くのロードバイクメーカーが製造を手掛けてることは周知の事実。
今回、このアルミフレームロードバイクのメリットをチェック!さらに、そのデメリットについても触れていきます。
この記事の目次
アルミフレームのメリット
アルミという素材をロードバイクフレームに使う時、さまざまなメリットが生まれる。
基本的に廉価版のロードバイクやビギナー向けなどを中心にアルミフレームを使われることが多いが、どのようなメリットがあるだろうか。
アルミは比較的軽量・そこそこ軽い
アルミフレームロードバイクのメリットとして、まず比較的軽量であることが挙げられます。
アルミ自体、軽金属と呼ばれるように非常に軽量な金属です。鉄製フライパンよりも同じ大きさであればアルミ製フライパンのほうが軽いでしょ。
2000年代以前は、その軽量さからプロもツールドフランスの山岳コースでも積極的に使用するほど、スチールやクロモリなどのフレームに比べ、優れた特性があります。
現代でも、フレームのみの重量が1,000g前後に収まるものも多く存在し、金属でありながら超軽量なカーボンに迫る軽さを持っています。
そのメリットにより、山道や平地などを少ない力で速く走れる可能性も秘めてはいる。
アルミはコストパフォーマンスが高い
アルミフレームのロードバイクは軽量でありながら、アルミ自体が比較的安価に手に入る素材であるため製造コストも比較的かからないという特徴があります。
そのため一流のメーカーの製品であっても10万円前後で手に入るものもあり、高額なロードバイクの中で比較的安価に手に入る製品となっています。
その割にクロスバイクなどよりずっと加速しやすく、その倍の値段の高級な鉄や鋼のフレームで作ったロードバイクよりも速く走るのに適しています。
値段の割に速く走れることからコストパフォーマンスが良いといえるのです。
同価格帯のカーボンフレームよりも加速しやすい
アルミフレームバイクは低価格というイメージがありますが、高級モデルもあります。
それでもカーボンフレームのクラスで言えば低価格のモデルと同額なのですが、そういったカーボンフレームのロードバイクと比較すると高級アルミフレームはコストをかけてレース向けに製造しているため加速しやすくなっています。
つまり同価格帯のカーボンフレームより加速しやすいといえるのです。
ただ、そのクラスは加速性よりもカーボンの衝撃吸収性を生かした快適性を追求したモデルが多いのもその理由ですが、それを加味しても高級アルミフレームのロードバイクは加速に優れています。
アルミフレームのデメリット
アルミフレームがメリットだらけであれば、世の中のロードバイクフレームはすべてアルミになる。しかし、実際にはそうはなっていないということは、きちんとデメリットがあるわけだ。
アルミフレームのデメリットはどのようなものがあるだろう。
上位・上級のレースで戦えない
非常に少ない人数で行われるレース、いわゆる草レースではアルミフレームもまだまだトップを取ることはできるかもしれない。
しかし、お金を払って出るようなアマチュアレースではほとんどがカーボンフレームのロードバイクで優勝しています。
確かに低価格のカーボンフレームに比べてアルミフレームのロードバイクは加速に優れ、レースでも結果が期待できるのですが、中価格以上のカーボンフレームとの比較となると、重量や加速力、耐衝撃性(繰り返し路面の衝撃を受けると乗っている人の体力を消耗する)などで見劣りし、なかなか上位を狙えないのが現状です。
プロのロードバイク選手は、ほぼ全員カーボンフレームを使用しているのもそう言った理由があるからなのです。
経年によりフレームが劣化しやすい
アルミフレームは金属です。
金属は繰り返し受ける衝撃や空気などの環境によって劣化します。
スチール、クロモリ、チタンなど多くの金属は緩やかにその進行が進むのですが、アルミは例外的に早く進むのです。
具体的な数字はありませんが、他の金属よりも半分程度の寿命で破断などのリスクがあるようです。
そこまでいかなくとも、加速力や衝撃吸収力などロードバイクのフレームに要求される性能が年を経るごとに急激に衰えていくため、レースでの使用を考えた場合早めに買い替える必要に迫られます。
アルミフレームは所有欲が満たされない
アルミフレームのロードバイクは基本的に安価・廉価なものが多く、初心者向けを銘打って販売しているものが多くあります。
ロードバイクは高額な製品のため、実際に乗るだけでなく持つことで喜びを感じるという要素も少なからずあります。
旧車や高額なチタンフレームのロードバイクなどは、その性能よりも所有することに喜びを見出している場合も多いです。
しかし、アルミフレームは初心者、安価というイメージが先行しており、草レースで戦うことが目的だったり、乗ること自体が楽しみだったりする場合であれば問題ないだろう。
しかし、所有する喜びとなるとカーボンやそれらのロードバイクに劣り、ロードバイクに詳しくなればなるほど、所有欲が得られないフレームとなってしまうのがデメリットです。
ロードバイクのトップモデルでアルミフレームというのは聞いたことがないし、アルミフレームにデュラエースやスーパーレコードを使っているロードバイクなんて見たことないから・・・ということからもちょっとわかる。
まとめ
かつては有名なロードバイク選手がこぞって使用したアルミフレームのロードバイクですが、安価、初心者向きというネガティブなイメージが付いてしまっているのも確かです。
ただ、近年はカーボンフレームに迫る性能のアルミフレームの登場や一部のプロがそれを使ってレースに参加する(最近では元世界選手権王者のペテル・サガンがオーストラリアのレースで使用)など見直されてつつある動きもあります。
いずれにしてもコストパフォーマンスに優れた素材ですから、今後もロードバイクの主な素材の一つとして、その地位は保たれていくのです。
オレレベルの走りなら、まぁ・・・フレームがアルミだろうがカーボンだろうが変わんないけどね。いーんだよ。カーボンフレームバイクがいいんですw
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